キャンプツーリングを始めたい!というあなたへ、バイクキャンプ歴7年、合計60泊以上の「そこそこキャンパー」ヒスケが、道具の選び方とその理由をもとに、推し道具をご紹介します。
まずはキャンプのメインとなるテント。
キャンプ道具の中で最も種類・選択肢が多いし、値段もピンからキリまであって選ぶのが一番大変なカテゴリです。
なので、
・コストを抑えて、ひとまず一通り揃えたい人向け・・・梅
・値段と性能のバランスが良い、定番アイテム・・・竹(これが一番オススメ)
・定番からワンランクUPしたい、最高峰のモノを手にしたい・・・松
と、3つにランク分けをした中での推しアイテムをピックアップしています。
こちらでは実際に購入し使ったことがあるもの限定でご紹介しています。
使った人にしか分からない、リアルな感想やデメリット・値段に見合うかどうか、を正直にお伝えします!
テントの選び方。押さえるポイントは3つ
テントの種類は本当に多いです。
自立するドーム系テント、ペグダウン必須のワンポールテントが主流ですが、少ない動作で設営できるワンタッチテントやポップアップテントもございます。
テントの選び方のポイントは、構造や種類ではなく要素。
キャンプツーリングに求められるテントの要素で特に大事なのがこの3つ。
収納サイズは小さいが正義
テントは、キャンプ道具の中で最も大きい物のひとつ。
バイクへの積載や道具の出し入れのしやすさを考えると、サイズは小さいに越したことは無いんです。
大きすぎると他の荷物が乗らない、せっかく買った他の道具が持って行けない・・・なんてことになっちゃいます。
特にみるべきは収納時の長さ。バイク用のバッグに収まるかどうかは、絶対確認しましょう。
定番商品のフィールドシートバッグの内寸が最大53cmなので、これを一つの目安として覚えておきましょう。
設営も撤収も短時間で終わること
テントの設営って、正直面倒じゃないです?
私はサッとテント広げて、ご飯食べたり昼寝したりといった現地での時間を優先したいので、設営時間はめっちゃ重要視してます。
片付けも同じで、ササっと片付け出来ればそのぶん朝もゆっくり寝れるし、雨や暑さの影響も受けにくくなります。
設営/撤収の目安時間は5分くらいで出来るものが良いでしょう。
私は工程が少なく、難しい作業が無いワンポールテントを気に入って愛用しています。
十分な前室があること
キャンプブーム真っ盛りの今、キャンプ場では道具の盗難が多発しています。
寝る時や買い出し・お風呂などの不在時にイスやテーブル・焚火台など外に置いたままでは、盗ってくれと言ってるようなもの。
盗難以外でも、外に放置していると雨で濡れたり、風で飛んで行ってしまうリスクがあります。
そのようなトラブルを少しでも避けるために、道具を仕舞いこんでおける最低限の前室は絶対必要です。
理想はテーブルなどを畳まずに収まる大きめの前室、最低でも畳んだ状態で収まる小さい前室があるものを選びましょう。
次項からは、予算別でこれらの特徴を持つテントをご紹介していきます。
(梅)1万円以下!安くてそこそこ使えるツーリングテント
キャプテンスタッグ リベロ ツーリングテント 7,000円前後 <amazon> [楽天市場]
私がキャンプを始めようと購入した、初めてのテントです。お値段も比較的安く、評判も良かったのでこれにしました。
ペグとハンマーも付属しているので、何も分からなくてもとりあえずこれさえ買えばOK。
収納サイズは40cmと優秀。室内の広さは十分ですが、前室はやや小さめ。慣れてきた頃はタープで補ってました。
弱点は、ポールが貧弱なので雑に扱ったり悪天候だと折れる可能性が高い事。ここに安い理由あり。
でも、私は運よく?最後まで折ることなく使い終えました。張り綱が無いので強風に対応できないのもマイナスポイント。
まとめ
完ぺきではないけど、「初期コスト抑えてそれなりのテントが欲しい」なら、梅クラスは選択肢として十分アリだと思います。
ただし、この価格帯のテントはどれも似たり寄ったりで欠点も目立ちます。キャンプにハマったら竹にグレードアップしよう。
(竹)1.5万~2万 ちゃんと使えて値段相応、1番人気の価格帯
DOD ライダーズワンポールテント 17,000円前後
バイク向けテントでトップクラスの人気を誇る、使いやすさ抜群のテント。
とにかく広い前室で、雨の日でもテント内で料理などが余裕で出来ます。
さらにフライシートを跳ね上げれば屋根のように使えるので、別でタープを買わなくてもOK。
ワンポールなので設営も簡単。収納サイズは50cm(4枚目の左側)あるが、フィールドシートバッグを拡張すればギリギリ収まります。
さらに詳しい情報は紹介ページにて。人気ゆえに在庫切れになることが多いです・・・。
テンマクデザイン パンダテント 22,000円前後 <amazon> [楽天市場]
「パンダニスト」と自称するほどヒスケが愛用しているテントが、このパンダ。
前室が広いワンポールテントはDODと同じですが、こちらは正方形なのでさらに設営が簡単。
テントの高さ・広さはDODより低く小さいが、端まで使い切れる四角形フロアなので実際狭いとは感じない。
収納もコンパクトで軽く、モデルチェンジでインナーが縦置きにも対応。各部の造りも丈夫で、一番信頼できるテント。
唯一気になるのはその価格。小さくてシンプルなパンダに2万越えは、ちょっと高く感じるかも。
まとめ
私の好みで竹クラスはワンポールテントを2種上げてみました。
本当に設営/撤収が早くて楽ですよ。キャンプの数をこなせばこなすほど、そのありがたみが分かってきます。
(松)3万円以上だが、一生使えるソロテントの最高峰
テンマクデザイン パンダTC 31,800円 <amazon> [楽天市場]
パンダより一回り大きく、ポリコットン素材で冬キャンプにも対応できるのがパンダTC。(現在はモデルチェンジしパンダTC+になっている)
使いやすさはパンダのままなので、言うことなし。TCは結露しないし、コットも余裕で入るぞ。
バイクにはやや収納が大きいが、秋冬ならフライシートのみで良いのでいくらか小さくなる。
車で行くソロキャンプにも使える懐の深さがあるので、予算に余裕があればぜひとも手に入れて欲しい逸品。
お値段はソロテントながら3万円超え。大きいサーカスTCと同価格帯なので割高感は否めません。
それでもこの「ちょうど使いきれるサイズ感」は、使っていると病みつきになる心地よさですよ。
こちらも大人気商品で、販売されても即売り切れとなるので、チェックはこまめに行いましょう。詳しくはこちら。
いかがだったでしょうか?
今回は「実際に使ったことのあるテント」限定ですが、その分リアルで正直な紹介をしているつもりです。
今後は「使ってみたいテント」や「妙に気になる変わり種テント」といった視点からも、テントをご紹介していきたいと思います。
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