ポータブル電源で電気毛布が何時間使える?冬キャンプ・車中泊で検証

キャンプ道具
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アウトランダーPHEVを購入したことがきっかけで、車でのキャンプが増えた我が家。
車両からの給電でアウトドアでも家電が使える便利さに惚れ惚れしていたわけですが、車両の待機電力とかDC→AC変換ロスとかで、場面によっては効率がよろしくないことが判明。

そこで、新たにポータブル電源を買いました。
小電力を長時間使うならポータブル電源の方が効率が良く、いろいろと小回りも聞いて便利なんですね~。

で、この小さいポタ電でどのくらい電気が使えるのさ?
ってことで、ちょっとした検証をしてきました。

「小さいポタ電で冬のキャンプ・車中泊で電気毛布が何時間使えるか?」

を試してきましたので、そのレポートをどうぞ~。

この記事を書いた人
ヒスケ

中部・近畿地方を中心にキャンプツーリングを楽しんでます。
キャンプにハマって10年、累計120泊を超えました。
「本気で遊んで、誰かの役に立つ」をモットーに、情報発信していきます!

使用するポタ電と電気毛布

検証の前に、今回使用したポタ電と毛布をご紹介。

ポタ電はエコフローのリバー2MAXという、中くらいのサイズのモデル。
容量は512Whで、購入価格は3.7万円くらいでした。(Amazonセール)

キャンプ・アウトドア向けポタ電となると、一般的によく使われるサイズがこのあたりです。
簡単な家電や、消費が大きくても短時間で済む家電ならこのクラスで大体動かせます。

YouTuberはもっとでかいの使ってる人いますが、値段がべらぼうに高いので…。
※Amazonでは取り扱いが無いタイミングがあるので、楽天などでも探してみてね!


そして電気毛布はこちら。
コイズミの1人用電気式毛布、消費電力40Wでお値段3~4000円くらい。

ホームセンターなどでも売られている、一般的なやつですね。
ペラペラなのでクッション性はありません。

今回は「何時間使えるのか?」の検証なので暖かさ自体には言及しませんが、これでも十二分に暖かいです!(ドン!)
高級・高スペックな電気毛布は必要なく、既にある冬用のマットや寝袋と組み合わせれば、これだけで十分暖かく眠れます。

なお、ざっくりとした時間なら、ポタ電の容量÷消費電力=使用可能時間が計算できます。
この場合最大12.8時間という事になります。

が、ポタ電の容量全てを使えるわけではないことと、間欠運転などする場合は消費電力が少なくなるので、あくまで参考値です。
ま、少なくとも2~3時間で無くなることは無いから一晩は使えるのでは、という予想はできますね。

1,秋の車中泊は余裕!

まずは小手調べ。
気温10度程度の秋の車中泊で、一晩電気毛布を動かしてみます。

EVスペースで車中泊したわけではないのであしからず
あくまで充電中にセッティングしただけ、ね

突発での車中泊となったので、荷物がゴチャってますが、気になさらず…。
(リアルな車中泊ってこんなもんだよね)

夜の21時30に使用開始、残量は99%でスタート。
電気毛布は「中」で設定しました。消費電力は38Wなので、ほぼスペック通りですね。

9.5時間後の翌朝7時、残量は72%になっていました。
思っていたよりも、かなり残ってますね!1時間で2.8%減った計算になります。

2,初冬のテント泊もまだまだいける

続いて、12月のテント泊で使いました。
気温は8度程度と暖かく、秋の車中泊とあまり変わりません。

車中泊とテント泊で消費量に違いがあるのか、注目してみましょう。

夜21時、残量53%から使用開始。
それまでにいろいろ使っていたので、半分ほどの残量です。う~ん、リアル。

9.5時間後の翌朝6時、残量は28%になっていました。
お~、テント泊でも結構持ちますね。1時間で3.8%減ったことになります。

車中泊より消費が多めなのは、車とテントとの断熱性の違いが大きそうですね。
スカートのない旧パンダTCだったので、やや厳しめの条件とは言え、一晩は余裕で持つぐらいの消費量でした。

3、真冬の車中泊でも一晩持つ!

最後に、真冬の車中泊で試してみましょう。

雪がたくさんある12月の岐阜県北部で車中泊しました。
外気温はー3度。まさに冬の検証にもってこいの状況ですね。

寝る前からすでに寒かったので、19時に使用開始。暖を取りながらゴロゴロしていました。
12時間後の翌朝7時、残量は14%になっていました。結構減ってる!

1時間で7.1%減ったという事ですね。
さすがにこの寒さだと、ほぼ間欠運転無しで稼働し続けていたのではないでしょうか。
それでも12時間たってもまだ残量があるので、これは十分ではないでしょうか。

寝る間だけじゃなく、寝る前からつけていても翌朝まで持つことが分かったというのは、大きな成果です!

気温と時間のまとめ

検証結果から計算した、各気温・環境での推定持続時間がこちら。

気温10度なら二晩は余裕で使えますね。消費量から察するに半分以上は間欠運転をしていたようです。
8度でもテント泊となると若干消費が増えますが、それでも一晩は余裕。

‐3度となってくると、車中泊でも長時間つけていないと寒いが、それでも一晩は越せます。
間欠運転はほぼ行われず、ほぼフル稼働で暖めてくれたということになりますね。

この結果から分かることは…

冬の車中泊・テント泊でも、512Whクラスのポタ電があれば電気毛布が満足に使える!

ということ。

ポタ電を選ぶ時、結局どのくらいの容量が必要なのか?というところが1番迷うところですよね。
大きければそれだけたくさん使えますが、なんたって価格が高いし、大きく重いので車でも持ち運びが大変。

このサイズでもこのくらい使えるんだよ!
という参考になれば幸いです。

これだけ使えるのであれば、冬のアウトドアでもアウトランダーの電気に頼ることなく、暖かく寝ることが出来そうです。

消費(大)の電気ケトルやIHコンロ、セラミックヒーターをアウトランダーで使って、消費(小)の電気毛布やスマホ充電をポタ電に使う。

私の好きな「ハイ・ローミックス」はここでも通用するんですね~。

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