「キャンプツーリングを始めてみたいけど、何から手をつければいいのかわからない…」
そんな悩みを持つ初心者の方は多いのではないでしょうか?
キャンプツーリングは、バイクで自由に旅をしながら、自然の中で過ごす楽しさを味わえる、魅力的なアウトドアスタイルです。
しかし、自由度が高すぎるゆえに
・どんな道具や装備が必要なのか?
・荷物をどうやってバイクに積めばいいのか?
・初めてでもスムーズにキャンプを楽しめるのか?
など、初心者には分からないことが多く、不安に思うことがあると思います。
この記事では、そんな初心者の疑問や悩みを解決しながら、スムーズにキャンプツーリングを始めるためのステップを解説します。
これを読めば、準備の流れが明確になり「まず何をすべきか」がはっきり分かるはずです。
それでは、キャンプツーリングの第一歩を踏み出しましょう!

まずは流れを理解しよう

キャンプツーリングって、どんな感じでやってるの??

ざっくりとした流れとやるべきことは、こんな感じだよ!
キャンプツーリングは、ツーリングとキャンプの両方をこなさなければいけません。
しかし、初心者にとっては、何を準備し・どんな手順でキャンプを進めればいいのか、イメージしにくいですよね。
まずは基本的なキャンプツーリングの流れを理解をして、何をすべきかイメージしておきましょう!
1.目的地(キャンプ場)を決めよう

最初に、ツーリングの目的地となるキャンプ場を決めましょう。
初めてのキャンプなら、家から近い距離にあり、設備の整ったキャンプ場が安心です。
また、売店やレンタル設備が充実しているキャンプ場を選ぶと、忘れ物をした場合や現地で必要な道具に気づいたときでも対応できます。
特に初めてのキャンプでは、実際に使ってみないと気づかないことも多いため、こうした施設があると安心です。
キャンプ場の探し方や選び方、おすすめキャンプ場の情報はこちら↓。

いつもバイク向けのキャンプ場を探しているよ!
2.道具を準備し、バイクに積載する

目的地が決まったら、キャンプ道具を揃え、バイクに荷物を積む準備を始めましょう。
道具や荷物は、まずは最低限から揃えていくことが重要です。
不安だからとあれこれ買い揃えても、バイクに載せられなければ意味がないからです。
初めに必要な道具については、次の項目で簡単に紹介しています。
もっと詳しく知りたい!という方は、↓の記事もご覧ください。
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また、どのように荷物を積むかも考えなければいけません。
キャンプ道具を直接タンデムシートに載せて固定するのは、荷崩れの危険があるのでおすすめしません。
キャンプ用に作られた、専用の大型シートバッグがおすすめです。
頑丈でバイクに固定しやすいよう作られており、荷物も入れやすく、防水対策も考えられています。

荷物の出し入れや、スペースの拡張、バイクへの固定、レインカバーなど、ライダーの声を取り入れて作られた大型バッグ。
他にも、キャンプ向けの多数ラインナップしているメーカー。詳しくは公式HPをチェック!

いろんな車種・方法で試してきた”積載マニア”なので、任せて!
3.ツーリングしながらキャンプ場へ
準備が整ったら、いよいよキャンプツーリングに出発です。
たくさんの荷物を載せ、期待と不安を胸に走るキャンプツーリングは、まさに冒険です。
このワクワク感がたまりませんよね!でも、ここでも注意しなければいけないことがあります。
それは、大きく重い荷物を載せて走っているという事を忘れないこと。
制動距離は伸びるし、バイクの動きも重く鈍くなります。重心も後ろ寄りになり、大きなバッグで車幅が広がっています。
車間距離を十分に取り、カーブでは十分な減速、無理なすり抜けは行わないのが基本です。
停車時は重い車体を支えなければいけないので、立ちゴケにも気を付けましょう。
そして、休憩のたびに荷物チェックを行い、荷崩れや固定が緩んでいないかを確かめましょう。
慣れないうちは狭い山道などを避け、道の状態が良く走りやすい大通りを選んで走るのが良いでしょう。
途中で食材の買い出しや温泉などに立ち寄るなら、あらかじめ場所を調べておくのも忘れずに!
4.キャンプを楽しむ

キャンプ場についたら、まずは受付へ行ってチェックイン。
この時、設営場所や施設の利用方法、ゴミ捨て、消灯時間などの説明があるので、きちんと聞いておきましょう。
キャンプ場には独自のルールがある場合も多いので、よく確認して分からなければスタッフさんに聞きましょう。
しかし、”わざわざ言うまでもない、当たり前のルールとマナー”という物もあります。
初心者のうちはこれが分からずに、悪意がなくとも周りに迷惑をかけてしまうこともあります。
先輩キャンパーから教えてもらうのが一番ですが、今どきはネットでも情報が手に入りますからね。
とにかく「周りに迷惑をかけていないか」ということは、常に気を付けておくことが大事です。
参考に、キャンプ場でよく見るルール・マナー違反をまとめた記事があるので、そちらも参考にどうぞ。

迷惑さえかけなければ、キャンプでの過ごし方は自由!
自然を満喫したり、焚火を楽しんだり、読書したり、キャンプ飯にチャレンジしてみたり…。
日帰りツーリングと違いアルコールも飲めるのがキャンプの良いところですね。
ただし飲み過ぎやどんちゃん騒ぎ、夜更かしは厳禁。
翌日も撤収やツーリングが控えているので、疲れが残らぬ様に早めに休みましょう!
5.片付けて帰宅

初めてのキャンプで夜を無事に過ごし、朝の澄んだ空気の中で目覚める瞬間。
静かな朝の光を浴びながら、達成感と満足感がじわじわと広がる。この心地よさこそが、キャンプの最大の魅力です。
しかし、あまりのんびりはしていられません。
キャンプ最大の仕事「撤収作業」が待っています。
朝ごはんを食べて、身支度をし、テントを乾かし、荷物を積みなおして…。
撤収は思っているより大変で時間がかかります。余裕をもって早めに片付け始めましょう!
チェックアウトの時間も決まっているので、時間を見ながら計画的に進めましょう。

チェックアウトしたら、キャンプ場を出発です。
無事に家に帰るまでがツーリング。帰り道も気を付けて走りましょう!
家に帰ったら、道具の片付けとメンテナンスも忘れずに。
道具が汚れたり湿ったままだと、カビやサビの元となっていまいます。
通期の良い所に干すなどして、次も快適に使えるようにしておきましょう。
その頃にはきっと、次はあそこに行きたい!新しい道具が欲しい!と、新たな欲望を抱いているでしょう。
そんなワクワクの無限ループが楽しめるのも、キャンプツーリングの魅力です。
必要な準備と、かかる費用は?

キャンプツーリングって、何を揃えたらいいの?

最低限必要な物は、こんな感じ!
キャンプでは、たくさんの道具や準備が必要になってきます。
特にゼロから始める場合は、多くの準備物を揃えなければいけません。
ひとまず、最低限必要な物は↓こんな感じ。
※100円ショップで揃う物には★マークを付けています。
寝るための道具
・テント … 1番の大荷物。軽量でコンパクトなものがおすすめ。
・シュラフ(寝袋) … 時期や気温に合ったものを選ぶ。
・マット … クッション性と断熱性が大事。
食事のための道具
・ガスバーナー … ガス缶とコンロ。すべて外食にするなら無くてもOK。焚火で調理は難しいから避けよう。
・★クッカー(鍋) … お湯を沸かしたりお皿にしたり。外食なら無くてもOK。
・★カトラリー(お箸) … お店で割り箸を貰うのもアリだが、食事の回数分必要。
・★皿、マグカップ … 最初は紙皿、紙コップでもOK。ゴミは増えるが洗う必要がない。
・★クーラーバッグ … 保冷力はそこそこでOK。使わない時は畳めるものが良い。
快適装備
・★テーブル … 食べ物やお皿を地面に置くわけにはいかない!小さくても1つは欲しい。
・★チェア … 折り畳み式クッションでも代用可能。簡易イスなら100円ショップにもあるぞ。
・★ランタン … 電池式、充電式がおすすめ。明るさはほどほどでOK。できればヘッドライトも。
身の回り品、その他
・着替えとタオル … 普段使っている物でOK。タオルは小さい物2枚。
・★歯ブラシなど … 忘れやすいので、キャンプ用に1セット揃えるのがおすすめ。
・サンダル … 必須ではないが、ライディングシューズだけではすごく不便。
・★ティッシュなど … ウェットティッシュもあると便利。
・★ゴミ袋 … レジ袋を貰うのもアリ。指定ゴミ袋でしか捨てられないキャンプ場もある。
・モバイルバッテリー … 現代人はスマホ・ガジェットが命。
バイクの装備
・大型のシートバッグ … バイクキャンプ用の専用品が安心。容量50~60Lは必要。
・ツーリングネット … 溢れた荷物を束ねたり、固定。ライダーなら1つは持っている?
最低限とはいえ、結構な量になりますよね。
ちなみに、これらをすべて買い揃えるには、5~10万円ほどのお金が必要になってきます。

うわ…やっぱりキャンプってお金かかるね…

あくまで参考値!もっと抑える方法があるよ!
でも大丈夫!全てをわざわざ買う必要はありません。
家にある物や、100円ショップを活用すれば、初期費用をぐ~んと抑えることができます。
特に最近の100円ショップはアウトドアコーナーが豊富。ほとんどの物が揃ってしまいます。
ただし、家庭用の物は大きすぎてバイクで持っていくには不便な場合が多いです。
一度、家にあるもので揃えてみて、バッグに入りきらなければ専用で買い揃えるのが良いでしょう。

100円と侮るなかれ!アウトドアメーカー顔負けの品揃えだよ!
デイキャンプで予行練習しよう!

準備はできたけど、やっぱり不安だな~

まずは、日帰りキャンプツーリングで練習しよう!
「一通り準備はできたけど、いきなり本番は怖いな~」
って人は、近場へ日帰りの”デイキャンプツーリング”で練習してみましょう!

キャンプ場では日中だけ利用できる「デイキャンププラン」があることも多いです。
価格も安く、キャンプ場の雰囲気も分かるし、日帰りでできるので気軽にお試しができます!
バイクへの積載、荷物を積んでの走行、キャンプ場への行き方、テントの設営、ご飯の準備、片付け作業。
泊まること以外すべて練習できるので、1度やるだけで不安もかなり解消されるはず。
もし失敗しても練習なのでダメージはゼロ。気にせず色々試すことができますよ!
まとめ:段取り8割、備えあれば憂いなし!
今回の内容を、まとめておさらいするとこんな感じ。
・キャンプツーリングの流れを理解し、イメージする。
・必要な道具や装備をチェックし、揃えていく。
・デイキャンプで練習すれば、成功したも同然!
車でみんなと行くキャンプと違い、1人で行くバイクキャンプはハードルが高いです。
でも、決して不可能ではなく、準備と計画さえ間違わなければ、誰でもバイク旅を楽しむ事が出来ます!
キャンプツーリングは「予定調和」であることが正義です。
出来ないことをやろうとするのではなく、出来ることを予定通りにこなすことが経験値になるのです。
準備をして、下調べして予定を組んで、その通りに実行して終わる。これが「大成功」です。
もし上手くいかなかったり、予想外のトラブルになっても「アクシデントは旅のスパイス」と前向きに考えられる余裕をもっていきましょう。
最初から完璧にこなせる人はいないし、反省点は次に活かせれば良いんです。
経験を積んでいけば、いずれ「本当に無計画に、きままに旅を楽しめるベテラン旅ライダー」になることができます。
こうなるともう最強。どんな状況でも、楽しみながら、快適に、好きな場所へ行くことができます。

そんなライダーに、自分もなりた~い!
このサイトでは、皆様がキャンプツーリングを楽しめるよう、いろんな情報を更新しています。
分からないことがあれば、コメントやお問い合わせいただければ、アドバイスさせていただきますので、お気軽にどうぞ!
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