キャンプ道具などたくさんの荷物を積載するのに便利な防水バッグ。
雨に強い反面、シンプル過ぎて逆に使いにくい、というデメリットもありますよね。
今回は、そんな防水バッグをもっと使いやすくするアイデアをご紹介します。
多機能バッグと防水バッグ、どちらを使おうか悩んでいる方は是非、参考にしてくださいね！
キャンプ向けバッグ2種類の弱点
現在、キャンプ向けのバッグには大きく2種類あります。
・ナイロン製でポケットや拡張機能などが付いた、いわゆる「多機能バッグ」
・PVC（ポリ塩化ビニル）やTPU（ポリウレタン）など柔らかい材質の「防水バッグ」
多機能バッグにはポケットやドリンクホルダーなどが付いていて、収納しやすいのが特徴です。
容量を拡張出来たり、上に荷物を縛り付けたりと機能が多く、TANAXのバッグはキャンプライダーの定番となっていますね。
ただし、バッグそのものには防水性が無いので、雨の場合には別途レインカバーをかける必要があります。
これが結構面倒なんですよね～。ライダーもカッパを着ないといけないし、バッグにもカバーかけないといけないし…。
それに、高速道路を走っている時はすぐに止まれないので、カバーが間に合わず荷物を濡らしてしまうことがあります。
レインカバー自体が面倒で、急な雨には対応できない。これが多機能バッグの弱点です。
走行風でカバーがズレたり外れてしまうリスクもあるね…。
一方で、こういった防水バッグは、その名の通りバッグ自体に防水性があるので、レインカバーは必要ありません。
急な雨に慌てることもないし、カバーが外れたり無くす心配もありません。
ただ、ほとんどの防水バッグは、仕切りやポケットがないので荷物の整頓がしにくいです。
中で荷物が散乱しやすく、特に小さな荷物は紛れ込みやすいので、必要な物をすぐ取り出せなくてストレスを感じます。
取り出し口も1か所しかないし、ロールトップをほどく・巻きなおす、空気を抜くなど、荷物の出し入れに手間もかかります。
荷物の整頓と出し入れがしにくい。これが防水バッグの弱点です。
キャンプ初心者には、荷造りが難しいんですよね～…。
多機能バッグと防水バッグ、どっちを選べば良いのか？
これは、キャンプライダーなら1度はぶつかる悩みだと思います。
私は雨でもキャンプすることが多いので、防水バッグを愛用していました。
しかし、整頓や出し入れがしにくいという弱点だけはどうしても改善できず、いつもこう考えていました。
あーぁ、防水バッグにもポケットがついてたら便利なのに…。
しかし、残念ながら市販されている防水バッグは、ほぼ全てポケットが無いシンプルな作りの物。
なかなか、思うような理想の防水バッグという物はありません。
防水バッグシステムの完成図
ならば、防水バッグにポケット代わりになる物を付ければいいじゃないか！
ということで、私なりに考えてたどり着いた理想の防水バッグがこちら！
メインの大型防水バッグに、サブの小型防水バッグを接続してみました。
サブ防水バッグは独立して開閉できるので、ポケットとして使うことができ、小物の出し入れがしやすくなっています。
その名も「防水バッグシステム」。
実際に使ってみたらかなり便利だったので、詳しくご紹介していきたいと思います。
便利だと思ったら是非真似してほしいので、取り付け方なども解説していきますね！
なお、今回はバイク用品メーカーのRIDE IRON様に商品提供いただき、アイデアを形にするためのご協力を頂きました。
なので一応PR記事ということにはなりますが、あくまで”私のアイデアを実現する”ために私からお願いしたので、ただ頼まれてPRしているわけではないということだけご理解ください。
まずは防水バッグシステムを詳しく見てみましょう。
メインバッグは、RIDE IRONの防水バッグ50Lモデルで、カラーはブラック。
このバッグについては、後ほど詳しく紹介しますね！
サブバッグもRIDE IRONで、コンパクト防水サドルバッグという商品です。容量５L、左右合わせて10Lです。
ハンドバッグサイズの小さなバッグで、もちろんこちらも防水性があります。
こちらも、詳しくは後ほど。
50L＋10L＝60Lの積載容量で完全防水、ポケットによる小物の出し入れのしやすさを実現しました。
まさに私の理想とするキャンプ用バッグ、ここに完成です！
サブ防水バッグの取付方法
ところで、コレどうやって接続してるの？
この2つのバッグ、元々接続して使う前提にはなっていないので、ちょっとした工夫が必要です。
でも、特別な加工や新たに買わなければいけない物も無いので、簡単にできます！
こちらは取り付け前のメイン防水バッグの側面。
上部にある2か所のDカン（青）と、下部の締め上げベルト（赤）に、サブ防水バッグの取付ベルトを通します。
サブ防水バッグには、このように4本の取付ベルトがあります。
上側のベルト2本（青）はDカンで折り返して接続。
下側のベルト2本（赤）は、メインの締め上げベルトを通して反対側に接続しています。
完成図で見るとこんな感じ。
分かるかなぁ…実際にやると簡単なんですが、図へ説明すると難しく見えますね。
付属のベルトだけで接続しようとすると、これが1番簡単なやり方だと思います。
なお、現在は若干の改良を行い、Dカンにカラビナを取り付けています。
理由は、サブバッグにたくさん荷物を入れるとベルトの長さが足りなくなるため…。
実際の使用例。小物を取り出しやすい！
実際にサブバッグから荷物を取り出すシーンをご覧ください。
キャンプ場に着いて、虫よけスプレーを真っ先に取り出す、というシーンです。
ゴチャついた大型バッグの中から探し出すよりも、断然スムーズでスピーディですね！
こういった小さい道具や、すぐ取り出したい荷物を入れておくのがおすすめです。
はたまた、ツーリング中の雨に遭遇しても、素早くカッパを取り出して着ることが出来ました。
カッパや防寒着などはすぐ取り出せるところに収納するのが定説ですが、従来の防水バッグでは取り出しに時間がかかっていました。
サブ防水バッグに入れておけば、装着までの時間を大きく削減できますね！
まるで多機能バッグかのような利便性！
もちろん防水性は健在。
試しにシャワーで思いっきり水をかけ続けてみましたが、中が濡れることはありませんでした。
能登ツーリングでも大雨に遭遇しましたが、中の荷物は濡れませんでした。
この時も高速道路走行中の雨だったので、カッパが間に合わず服は濡れましたが、荷物が濡れる心配はしていませんでした。
突然の雨でも落ち着いてカッパさえ着れば良いので、ゆとりがありましたね～。
生粋の雨男なので、防水性能が無いとやっていけませんｗ
メイン＆サブバッグの詳細
それぞれのバッグがどういう物なのか、詳しく見てみましょう。
まずは今回の主役であるサブバッグ「コンパクト防水サドルバッグ MB8006」から。
大きさは横21㎝＊縦30㎝＊奥10㎝で、容量は5L。
完全防水で、表のロゴ部分はベルクロを張り付けられるようになっています。
裏面には滑り止め＆傷防止素材になっているので、いろんな箇所に取り付けやすくなっています。
側面にはループが２つ、Dカンが１つ、左右両側に付いています。
中はこんな感じで、至ってシンプル。
あえて仕切りなどを作らないことで、物の出し入れがしやすくなっていますね！
中に入れる物としては、カッパや防風インナー、折り畳み傘などの雨具のほか…
夏ならハンディファンや虫よけスプレー、蚊取り線香。
すぐ履き替えたい人はサンダルを入れたり、カメラやバッテリーなど入れておくのがおすすめです。
メインの「防水バイクシートバッグ BAG007」は容量50Lで、カラーはブラックを選びました。
サイズはこのほか30Lと70L、カラーはレッドやイエロー、迷彩など多彩なラインナップがあります。
このベルクロがある側が表側。
裏側にはシンプルなロゴが大きくプリントされています。
左右の白丸は反射材になっているので、積載時はこちらを後ろ側にするのが正しい向き。
底板などは入っていないので、長物などを底に入れることで形状を安定させてやりましょう。
特に滑り止めや傷防止の素材にはなっていません。
この手の防水バッグには珍しく、表側に大型のメッシュポケットがついています。
あまり厚みのある物は入りませんが、ちょっとした小物やパンフレットなど入れておくのにちょうどいいでしょう。
そして内側にもファスナー付きポケットを装備。
ランタンなど小さい道具を入れておくのにちょうどいいですね。
バッグ単体でも、多少の小物が分けて入れられるようになっていますね。
容量50Lなので、大抵のキャンプ道具は入ると思います。
私は、メインとなるキャンプ道具はすべてここに収めています。
・テント
・マット
・寝袋
・テーブル
・イス
・サンダル
・ペグ、ハンマー
調理器具や着替え類などはサイドバッグに振り分けていますので、このバッグ1つに全ての道具を入れるとなると、かなりコンパクトな物で揃えないと厳しそう。
RIDE IRONのバッグで最大の特徴はコレ！
データを送れば、オリジナルデザインのベルクロステッカーを作ってくれるんです。
（公式サイトで詳細を見る）
通常は1,270円かかりますが、バッグを同時に購入すれば無料になります！
↑のベルクロの元データがコレ。
かなりキレイに作ってくれるんですよ。白黒だけじゃなくもっとカラフルな物でもいいそうです。
なんにしても、バッグにオリジナリティが出るのでめちゃくちゃ嬉しいサービスですね！
メインバッグの積載固定方法
バッグを車両に固定するには、付属する4本のベルトを使います。
もちろんバックル付きでワンタッチ固定が可能。ま、これは普通ですね。
バイク用バッグあるあるですが、バッグを降ろした後のベルトって処理に困るんですよね～。
このままだとぶら下がって、タイヤに巻き込む恐れがあります。でも外すのも面倒だしな～。
そんな時は、バッグの圧縮に使っている中間バックル（両端がメス）を取り外せば…
はい、この通り！
余ったベルトを束ねることができるんです。
これなら、バッグを降ろしてから走る場合でも、面倒なベルトの処理が要りませんね。
バイク用バッグではもはや当たり前の機能かもしれませんが、コスト重視の中国メーカー品でちゃんとコレを考えてある、ってのが立派ですね。
担当者さんと連絡を取った際も、不満点など伝えたら改善する！と帰って来たので、ただ安いだけじゃなく本当に使えるアイテムを作ってくれるところだと思っています。
コスパを比較する
では最後に、コスパのお話。
ここまで防水バッグシステムのパフォーマンスをしてきましたが、コストはどのくらいかかるのよ？
って気になりますよね。
なんか、結構お金かかりそ～…
なんせ２種類のバッグを買い揃えなければいけないわけですから、そりゃ費用がかかって当然…って思いますよね？
ところがこの防水バッグシステム、コスパもめちゃいいんですよ。
例えば、同じRIDE IRONが出している多機能バッグ MB8001と比較してみると…
容量40～60Lで定価15,980円、セール価格で13,980円します。
※ これはタナックスのキャンピングシートバッグL（25,080円）相当品なので、既に安いです。
今回の防水バッグシステムはメイン＋サブで同じく容量60L。
メインとサブの２つ購入しても、定価15,660円、セール価格14,360円です。
なんと、同社の多機能バッグと比べてもセール価格なら380円しか変わりません。
ほぼ同額で、完全防水のポケット付きバッグが実現できるので、コスパは間違いなく良いです！
（バッグ2つ購入だから、ベルクロステッカーも2種類無料で作ってもらえるよん）
しかも！ここからさらに安くなります！
えぇ～！？本当ですか社長～！
今回のPR企画用に、会計が10％OFFになるクーポンをご用意いただけました！
商品を買い物かごに入れて、お支払い画面でクーポンコード campgarage を入れればOKです！
これで、12,924円で防水バッグシステムを手に入れることができます。安い！
ただ、残念なことにベルクロの無料サービスを利用するとクーポンコード自体が使えなくなるようです。
なので、ベルクロ無料サービス＊2（2,540円相当）か、1436円の割引か、どちらかを選ぶことになります。
割引も無料ベルクロも欲しかったのになぁ…残念！
個人的には、ベルクロ無料はマジで嬉しいので、クーポンよりもベルクロ作ってもらう方がおすすめです！
別にベルクロいらないよ～って人は、クーポン使ってお安くゲットしちゃいましょう！
まとめ：防水バッグの利便性を向上するアイデア
ということで、防水バッグの利便性を爆上げする追加ポケット、防水バッグシステムのご紹介でした！
防水性や整頓のしやすさといった機能面ばかり推してきましたが、私はこの見た目もすごく気に入っています。
従来の防水バッグってシンプル過ぎてのっぺり感が否めなかったのですが、サブバッグを付けることでちょっとミリタリーバッグみたいな雰囲気になりますよね。
しかもオリジナルベルクロステッカーでオリジナリティもアピールできちゃう！
これまでいろいろなバッグを試してきましたが、ようやく満足の行く理想のキャンプバッグに辿り着いたな！と思います。
本当におすすめなので、よかったら真似してみてくださいね！
あと、RIDE IRON様ではこの冬に向けて新しい電熱グローブやベストなどの新商品も発売されるそうです。
詳しくは11/8（土）に発表とのことなので、よければそちらもチェックしちゃってくださいね！
それでは！
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