ヒスケです!
暑い夏キャンプを少しでも快適に過ごすために、以前から考えていたアイデアを試してみました。
それは「カーエアコンをテントまで引っ張る」という方法です!

我が家の愛車 アウトランダーPHEVは、走行用バッテリーを使用してエンジンをかけることなくエアコン(クーラー)を使うことができます。
しかも、バッテリーだけで10時間ほど稼働するというのですから、めちゃくちゃアウトドア向きなクルマなんですよ。
これを活用し、横付けしたアウトランダーからエアコンの冷風をテント内に導けば、電源サイトじゃなくても快適に過ごせるはず!
ということで、さっそくテストしてみました。
カーエアコン延長ダクトホース

まず購入したのがこちら。
カーエアコンの吹き出し口に取り付けるダクトホースです。
本来は後部座席に風を送り込むための製品ですが、これを使ってやろうと思います。
どう見てもどっかの怪しいメーカー品ですw
Amazonでもprimeにはなく、注文から1週間ほどして海外から送られてきました。
ニッチすぎるのか、日本や有名メーカーからはこういう商品は出てないんですよね~。

ダクト部分は、吹き出し口のルーバーに挟んで固定できる形状になっています。
ワンタッチで付け外しができるので、現地でのセッティングも容易にできるでしょう。


こんな感じで、エアコン吹き出し口にパコっとはめ込みます。
さっそく、試しに風を出してみましょう。
他の吹き出し口を閉じて、最大風量・最大冷房でクーラーをON!
さぁ、うまくいくでしょうか??

う~ん…。
ちょっと、いやかなり微妙です。
風は弱いし、出てくる風もあまり涼しくないです。
吹き出し口からは冷え冷えの風が強く出ているのは間違いないので、どこかでロスが出ているみたいですね。

普通に暑いんですけど~

調べてみるとすぐ分かりました。
①吹き出し口の方が大きく、風がダクト外に漏れている
②ダクト側のゴムカバーの隙間からも風が漏れている
せっかくの冷風も、これだけ漏れていてはロスが大きいはずです。
さっそく、改良してみます。
ダクトホースを改良する


まず、①吹き出し口の方が大きい問題 対策として…
設置する場所を、後部座席用の吹き出し口に変更しました。
ここはダクトとほぼ同じサイズなので、風の漏れがかなり少なくなりました。

きったねークルマだなぁ!毛だらけじゃねーか!

ほとんど、あんたの毛やで…

そして②ダクトのカバーの隙間 を、ガムテープで塞いでやりました。
これでカバーから風が漏れることなく、ダイレクトにホースへ風が送り込まれるはずです。
よしよし、これでロスが減ったはず。


改良ついでに、もう一個。
そのままではホースがテントに届かないので、延長用に径が合うホースを買ってきました。
差し込み口が直径27㎜で、洗濯機の排水ホースがぴったり。無加工でスポッとハマりました。
長さは2mで1,500円くらいだったかな。
ヨシ!
これで風漏れ対策もOK!テントまで延長もできた!
ってことで、もう一度試してみました。

さぁ、どうなる??
改良後。あまり変わらない…

あれ?まったく涼しくないwww
風量は対策前とほとんど変わらないし、風も全然冷たくないです。
なんなら、延長する前の方が涼しかったような…。
とてもじゃないが、これではテントを冷やすどころか一人を冷やすスポットクーラーにすらなりません。
なんで??

あらま~…
風が冷たくないのは、ある程度想定はしていました。
ホースを延長しているので、炎天下の熱に負けてぬるくなるのは当然です。
しかし、こんなにも温くなるとは…。ホースから出る風は、ほぼ常温レベルです。
これは、断熱性のあるホースに変えた方がいいですね~。
問題は風量で、カーエアコンからの風量を10とすると、ホースからの風は3くらいです。
風漏れもほとんどないのに、なんでこんなに風が弱い??

多分、ホースが細すぎるんでしょうかね~。
MAX風量を1つの送風口に絞って出すと、風量はかなりのもの。
それをこの細いホース一本で絞り込むと、抵抗とか流速の問題で出せる風量に限界があるんでしょう。
仮に冷たい風が出ていたとしても、この風量では全く使えないです。
太いホースに変えたところで、ダクト側で絞られているので風量UPは厳しいでしょう。
そうなれば、ダクトを増設して複数のラインで出すか、絞らずに太いホースでストレートに風を送るしかありません。
もう一個同じのを増設しても、どれだけ風量が増えるのかは未知数。
また海外から送られてくるのを待つのも面倒です。
と、いうことで…

こいつ、使えねー!ww
ってことになりましたw
既製品を使って簡単に実現できればいいな、と考えておりましたが、ちょっと厳しそう。
せっかく買ったけど、この延長ダクトホースはお蔵入りです。
もったいないけど、まぁ安かったしブログのネタにもなったのでいいかw

うまくいかない方法を見つけました。
また違う方法で、夏キャンプを快適に過ごせるアイデアを考えたいと思います。
なんたってアウトランダーPHEVの外遊びポテンシャルはめちゃ高いですからね。これを活かさない手はないでしょう!
それでは!
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