[静岡県]田貫湖キャンプ場｜富士山と湖を望む最高のロケーション

ライダー向けのおすすめキャンプ場を紹介するシリーズ。
今回は、富士山を湖越しに眺められる絶好のロケーション、田貫湖（たぬきこ）キャンプ場です！

お値段が少々お高目だったり、乗り入れができないなど”実はそんなにバイク向けじゃない”んですが、それ以上の価値がある素晴らしい所だったので、ご紹介します！

この記事を書いた人

ヒスケ

キャンプ歴12年目の自称”バイクキャンプマニア”。
3回目の北海道ツーリングを目論見中…

【概要】田貫湖キャンプ場

田貫湖キャンプ場は、富士山のちょうど真西側に位置する、湖に面したキャンプ場。
美しい富士山と湖を眺めながらキャンプを楽しめる。
料金はソロには高価で、乗り入れもできず不便だが、その分マナーの良い利用者が多く落ち着いて過ごせます。

選定犬

多少高くても、この景色の中でキャンプしたいので選びました。

【サイト】２種類のフリーサイト、どちらも良さげ

サイトはAとBの2つあり、どちらもフリーサイト。
予約時にどちらを利用するか選ばなければいけないので、それぞれの特徴や違いを解説していきます。

Aサイト

管理棟などに近い、手前側がAサイト。
入り口側から見て、通路の右側が設営可能エリアになっています。

特徴はなんといってもこの展望！
手前に田貫湖、奥に富士山という最高のロケーションでキャンプすることができます。

管理棟などが近いので、利便性を重視するならAサイトが良いでしょう。

Aサイトの手前に屋根付きの駐輪場があるので、ライダーなら迷わずAサイトがおすすめです。
ただし、駐輪台数はあまり多くなく、キャンプ場以外の利用者も使うので停められない場合があるかも。

駐輪場の裏には、荷物運搬用のリヤカーが用意されています。
バイクとは言え荷物をすべて徒歩で運ぶのは大変なので、これはぜひ活用しましょう。

Bサイト

Aサイトの奥にBサイトがあります。距離にして200～300ｍくらい。
管理棟があるメインの駐車場からは遠いですが、Bサイト用の駐車場が近くにあるので、荷物運びの手間はあまり変わりません。

ただし、こちらにはリヤカーが無いので、大量の荷物がある人は自前のワゴンなどがあると便利です。
比較的軽量装備のライダーなら、まぁ徒歩で運んでもいいかな～、と思うくらいの距離ですね。

Bサイトからは湖はあまり見えませんが、富士山はしっかり見えます！

人気度で言うとAサイト７０：Bサイト３０くらいの割合だったので、場所を選びやすいのはBサイトですね。
こちらはソロキャンプの人が多く、静かに過ごしたい人向けですね。


A、Bどちらも、ところどころ傾斜があります。
富士山が良く見えて平らな場所…というとちょっと限られてくるので、週末などは早めのチェックインがおすすめ。

ちなみに、Bサイトにもお手洗いや炊事場、シャワーがあるので、管理棟（売店）以外の利便性はほぼ変わりません。


AサイトとBサイトの1番の違いは「公園利用者の往来の数」ですね。

施設内は、キャンプ場利用者以外にも誰でも無料で入れるので、景色を見に来る観光客が多数います。
当然、メインの駐車場からAサイトを通ってくるので、Aサイトはキャンパー以外の往来が多くやや騒がしいです。

年配の方や外国人など、キャンプの心得を知らない方もどんどんやってきます。
テントのすぐ近くを通ってロープに引っ掛けたり、はしゃいで写真を撮ったりしているので、その辺が気になる人はBサイトが良いでしょう。

夕方～朝までは観光客もいなくなるので、その時間帯はかなり静かです。

私は今回、Aサイトを利用しました。

私は、駐輪場が近く、景色を優先したいのでAサイトを利用しました。
ま、確かに観光客で賑やかでしたが騒がしくはないので、そこまで気になりませんでしたね。

【施設】ゴミ捨て可能、シャワー有りで十分

縦長の敷地なので、設営場所によってはトイレや炊事場がちょっと遠くなる場合もあります。
とはいえめちゃくちゃ遠いわけでもないので、そこまで気にしなくても良いと思います。

キャンプ受付を行う管理棟。売店もあります。
外には自販機もあるので、いつでも水分が手に入ります。

Aサイトにあるトイレ、シャワーと炊事棟、ゴミ捨て場。

トイレはきれいでした！洋式の温水洗浄便座もあって言うことなし。

シャワールームは3部屋あり、5分200円で24時間利用可能です。

受付時にもらう専用のゴミ袋で可燃ごみが捨てられるほか、分別すればほとんどのごみを引き取ってもらえます。
この後ろには炊事場があります。お湯は出ませんが、こちらもきれいで数も充分でした。

これとほぼ同じトイレ・炊事棟がBサイトにもあります。
なので、A、Bどちらに張ってもトイレや炊事場が遠いという事はありません。

喜び犬

意外にも高規格！嬉しいね～

【周辺】温泉まで10分、買い物は市街地で

最寄りの温泉は、キャンプ場から10分の「風の湯」。
料金は1,000円ですが、17時以降は700円になります。
最終受付は21時、毎週火曜日が定休日となっています。

一方、買い物ができるスーパーは近くにありません。
キャンプ場に来るまでに、富士宮市街地で済ませておく方が良いでしょう。

私は、国道沿いにあるオギノ富士宮万野原店を利用しました。
アクセスしやすく、品ぞろえも充分でした。

次にふもとっぱらや朝霧高原でキャンプするときも、ここに寄ろうかな！

【まとめ】たまには、高くても絶景キャンプも良いんじゃない？

ということで、ちょっと高いけど最高のロケーションでキャンプができる！
田貫湖キャンプ場の紹介でした。

バイクソロでも3,700円ってのは、ちょっと悩む値段ですが、まぁ滅多に富士見キャンプなどできない西日本民にとっては、たまになら良いんじゃない？と思います。
ふもとっぱらや洪庵など、有名どころよりも静かでキャンパーのマナーも良いので、落ち着いてキャンプしたい！という人にこそおすすめ。

ちなみに、標高は約650mとのことで朝晩の冷え込みが心配でしたが、4月中旬でも最低気温は実測8度くらいでした。
桜の時期なら、3シーズンシュラフでも十分に快眠できる気温ですね！

夜は、こんな感じで美しい写真も撮れます。
暗くても富士山がくっきり見えて、幻想的～。

Bサイトから続く遊歩道を進めば、逆さ富士が望めるスポットもありますよ。
2025年は4月20日前後の一週間が、富士山の頂上に日の出が来る「ダイヤモンド富士」が見られます。

喜び犬

素晴らしいキャンプ場でした！ペットもOKらしいよ～