皆さん、クルマやバイクのタイヤの空気圧ってどうやって入れてますか?
ガソリンスタンドで給油ついでに入れる?自宅にコンプレッサーがある?
でも、中には「最近、全く確認してないなぁ」なんて人も結構いると思うんです。
タイヤの空気圧というのは異常が無くても徐々に抜けていくので、1か月に1度はチェックすることが推奨されています。
参考:JAF 「タイヤの空気圧点検と充填方法」
そこで今回は、手間がかからず空気圧調整ができるモバイル電動ポンプをご紹介します!
従来のような面倒さがなく、誰でも簡単にササっと空気を入れることができるので、非常に便利なアイテムなんです。
実際に使ってみたら予想以上に良かったので、詳しくレビューいたします!
※ページ最下部に紹介動画もあるので、そちらも合わせてチェックしてね!
[基礎知識]空気圧管理の重要性と面倒さ
タイヤの空気圧チェック。
クルマやバイクに乗る方なら、その重要性は誰でも知っているはず。
でも、実際に「1か月に1回確認してるよ!」って人はそんなに多くないと思うんです。
セルフ式スタンドが増えたことに加え、低燃費車やEV車が増えた今、給油ついでに空気圧チェックする(してもらう)機会は昔よりかなり減っています。
そうなるとセルフチェックするしかないのですが、空気を入れるコンプレッサーが自宅にある人なんてほとんどいないですよね。
それこそ、一部の車好きぐらいしか持ってないと思います。
我が家も一応「一部の車好き」なんでコンプレッサーはあるんですが…1か月なんて頻度では確認してません。
ホース引っ張り出したり、タンクにエアーが溜まるのを待ってたり、ぐちゃぐちゃのホースをまとめたりが面倒で…。
あと、使用後の残圧開放のプシュー音がめっちゃうるさいので、ご近所にも気を使います。
空気圧の重要性は分かっていても、手間を考えると「まぁ今度でいいか」ってなっちゃうんですよね。
空気圧メンテナンスの鍵は「手間を減らす」ことにあると感じていました。
[OAK&IRON]パッと使える!モバイル電動ポンプ
そこで充電式のモバイル電動ポンプの出番です。
サッと持ち出せてパパっと空気圧の測定や充填ができ、これまでの手間が大きく減らせるようになります。
今回はGut-Field様よりOAK&IRON社製の電動空気入れをご提供いただきましたので、こちらの魅力をPRできればと思います!
提供いただいたのは↓こちら。
本ブログ初のPR記事!しっかり性能を確かめさせてもらうよ~~
まずは開けてびっくり、パッケージがやたらかっこいい!
中身は本体と取説、ホースやノズルなどのアタッチメント類、あとステッカーも付いていました。
取説はちゃんとした日本語のものが入っていました。
本体はこんな感じ。
想像よりちょっと大きめで、小さめの弁当箱ぐらいのサイズ感。重さもそこそこあります。
見た目がすっきりしているので、これでちゃんと空気が入るのか?と疑いたくなります。
※ ディスプレイ面には保護フィルムが張ってあるので、使用前に剝がしましょう。
大型ディスプレイには設定値や現在値、モードや電池残量など必要な情報が大きく表示されます。
空気入れなのにこんなに大きくキレイなディスプレイがあるって、めっちゃ贅沢ですね!
下のボタンでは空気圧の上下調整やモード切替、ライトの点灯などが行えます。
天面にはホースの差込口、作業用LEDライト、充電ケーブル差込口(タイプC)があります。
ライトは100lmで、手元を照らすには十分な明るさ。
付属品の一覧。
米式のホースが2本(ロック式とねじ込み式)、ノズル類、収納袋に充電ケーブル、衝撃吸収シールなど充実しています。
※写真には写っていませんが、英式のクリップ型アタッチメントも入っています。
クルマやバイクのバルブは米式なので、どちらかのホースを差し込むだけで使用可能です。
自転車は仏式なので、ホース先端にアタッチメントを取り付ければOK。
ホースを差し込む際の注意点。完全にねじ込まずに1mmくらい隙間を開けた状態にするそうです。
こういった細かいところまで案内してくれるの、気が利きますね~。
使う前の印象としては、かなり良いんじゃない?
[実践]バイクのタイヤへ充填してみる
それでは実際に、バイクのタイヤへ充填してみましょう。
①電源を入れ、モードボタンでバイクを選択します。
プリセット値に240kPaが設定されていますので、バイクに合わせて+/-ボタンで空気圧を変更します。
今回は280kPaに設定しました。
②ホースをバルブにセットします。
ディスプレイには現在の空気圧240kpaと、設定値280kpaが表示されています。
※ 表示の単位はPSi、Bar、kPaの3種類から選べます。
③真ん中のPUMPスイッチを押すとポンプが起動します。
「ポポポポポポ…」と音がガレージ内に響きます。40dBと少々うるさいですが、日中なら問題なし。
振動もそれなりにあるので、硬い地面に置くと本体が動いてしまいます。手で持つと安心かな。
240kPa→280kPaになるまで、およそ30秒でした。この小ささを考えると、結構速いですね!
あとはホースを抜いて、空気圧調整終了。たったこれだけです!
めちゃくちゃ簡単に空気圧調整ができました。
あまりにあっけなく終わったので、もうこれ以上書けることがありませんw
もちろん、クルマのタイヤにも使えます。
最大設定値150PSI(1034kPa)とのことなので、最近の300kPaとかのタイヤとかでも使えますね。
付属のホースはどちらも仏式なので、クルマ・バイクならどちらを使用しても構いません。
バイクはチェーンやブレーキローターで手を突っ込みにくいので、ネジ式の方が使いやすかったです。
クルマならスペースの余裕があるので、レバーロック式の方がササっとできるかな。
[実践2]自転車へ装填してみる
せっかくなので、自転車にも空気を入れてみましょう。
普段はあまり使わない自転車ですが、航空祭などで遠方の駐車場から会場に向かうときに重宝してましたね~。
自転車のバルブは英式なので、ホースそのままでは使えません。
英式アタッチメントを取り付ける必要があります。
仏式ホースの先端に、英式アタッチメントを取り付ければOKです。
手動で空気を入れるアレでよく見る、おなじみのクリップ状のやつですね。
自転車モードに切り替えます。
適性の空気圧が良く分からないので、とりあえずプリセットの310kPaで入れてみましょう。
スイッチを入れると、バイクよりも速くどんどん数値が上がっていきます。
タイヤがぺしゃんこの状態からでも、11秒ほどで空気が入りました。あっちゅう間!
自転車ってたまに乗ろうとすると大体空気抜けてるので、ぱぱっと空気が入れられると助かりますね!
(結局、虫がダメになってたパターンも多いですが…)
[検証]圧力計の精度を確かめる
この電動ポンプは、充填だけじゃなく現在の空気圧も表示できます。
この圧力計がどのくらい精度が良いのか調べてみます。
といっても、我が家には校正された圧力計がないので、絶対的な正確さは分かりません。
とりあえずいつも使っているエアーゲージと相対的に比べてみることにします。
いつものエアーゲージでバイク後輪の空気圧を計ると279kPaの表示。
そのまま電動ポンプにつなぐと290kPaと表示されました。
表示は10kpa単位なんですが、若干高めに出ていますね。
前輪でもチェック。
エアーゲージで239kPa表示、電動ポンプで250kPaと高めに表示。
そのまま260kPaまで空気を入れて、再びエアーゲージで計ると246kPaと表示されました。
エアーゲージ | 電動ポンプ | 誤差 | |
前輪 (装填後) | 239kPa (246kPa) | 250kPa (260kPa) | +4% (+5%) |
後輪 | 279kPa | 290kPa | +4% |
このことから、私が使っているエアーゲージより4~5%ほど高く表示されていることが分かりました。
絶対的にどっちが正しいのかは分かりませんが、誤差量は常に+5%までなので精度自体は高いと言えます。
使い古した安物エアーゲージよりは信頼できると思うよ~~
一般的なユーザーが使う分には、精度は問題ないでしょう!
欲を言うなら、1kPa単位で表示してくれたら「調整してる感」もあって良かったかな~、と思います。
ま、そこまで細かく調整する必要もないんですけどね。
ちなみに私、昔は4輪でサーキット走行してましたが、空気圧の違いがはっきり判るのって±20kPa~でした。
10kPa変化したぐらいじゃ、ほとんど何も分からなかったです。
[注意]ここが気になる!
大変便利なアイテムなんですが、使っていて気になる点がいくつかありました。
まずはプリセット値の変更ができないこと。
せっかく車・バイクモードなどがあってもプリセット値が変えられず、自分の車種に合わせてその都度設定値を変えなければいけないんです。
車モードは〇kPa、バイクモードは△kPaと、プリセット値と表示単位を上書きできれば手間が減らるし、設定値を覚える必要もないのになぁ、と感じました。
ちなみに、マニュアルモードであれば前回の設定値と表示単位を記憶してくれます。1台だけで使うのであればそれでも良いんですけどね。
2つ目、これは悪い点というより注意喚起かな。
連続して使うと、特にホースの根元近くが熱くなります。圧力かけてるので仕方ないですね。
※ 取説にも記載がありますが、これは正常な動作です。
とはいえ、つい触ってしまうような場所なので、注意しながら使わないといけませんね。
断熱性の高いホースだとか、保護カバー的なものがつけられるなどあれば安心なんですが。
3つ目、振動を和らげるシールの効果がイマイチです。
ポンプ作動時の振動を低減するクッション状のシールがありますが、張り付けても振動でどこかに走っていきますw
大抵は縦に置いて使うと思うのですが、その状態だと振動で本体が倒れそうになります。
中にリチウムイオンバッテリーがあるので、できれば無用な衝撃は避けたいところ。
本体がコンパクトなので、手で持てばいいだけなんですけどね。
裏を返せば、そのくらいパワーのあるポンプを使っているってことでもあるんですよね。
どれも致命的なものじゃないから、大きな問題はないかな~
[まとめ]手間がかからず、めっちゃ便利でした
ということで、OAK&IRONのモバイル電動ポンプを使ってみた感想を一言でまとめると…
「予想以上に便利だった!」
となりました。
正直、使うまでは「無くてもいいかな~」と思ってましたが、使ってみてその有能さに気づきました。
携帯できる電動ポンプがこんなに便利だなんて、知らなかった。
いやホント、使ってみないと分からないもんだね~
おさらいで良いところ、悪いところをまとめてみると…
・準備に手間がかからず、すぐに使える
・煩わしいホースの取り回しが要らない
・持ち運びが可能で使う場所を選ばない
・充填が速く、連続稼働も可能
・設定値で停止するので、注視する必要がない
・プリセット値の変更ができない
・空気を抜く機能はない
・振動が大きく、縦置きするには不安
・ホースが熱くなる
といった感じ。
個人的に一番うれしいのは準備と片付けの手間が圧倒的に少ない(というか、ほぼ無い)という点。
充電さえしておけば、電源入れてホース差し込むだけで充填ができるのは、かなり楽です。
これまでは、長距離運転の出発直前になって「あっ!空気入れなきゃ!」と思い出して、コンプレッサー動かしてホース伸ばして…と慌ただしく面倒な作業をしていました。
早く出発したいのに、片付けまで考えると結構なタイムロスをしていたと思います。
慌てて運転しても、良いことないよ~
一方で、空気を抜く機能はないので、現在よりも下げたい時はバルブを半差しにするなどちょっとした手間がかかります。
まぁ、よほどのことが無い限り”今よりも空気圧を下げなきゃいけない”ことは無いんですけどね~。
振動や熱はある意味仕方ないことだし、致命的なデメリットでもないのでほぼ気にしなくてOKかなと。
あと、今更ですがこのアイテムの特徴を言っておきますと…。
コンパクトさを重視したモデルではないので、自転車やバイクでの持ち運びには向いていません。
確かに便利な商品ですが、でも常に携行するものでもないので、そこは全く気になりません。
よほどの長期旅行でもない限り、ポンプが無くて困るシーンは無いですからね~。
レアケースですが、タイヤの空気が漏れやすい持病を持っている場合は非常に重宝しますね。
私が以前使用していたタイヤは、バルブの調子が悪く1週間程度で空気が抜ける症状が続いていました。
出発前に多めに入れても、帰ってくる頃にはめっちゃ減ってるような状態だったので、気が抜けませんでした。
そんなときにこういった携帯できるポンプがあれば、マメに空気を足しながら誤魔化せたんだろうなと思います。
おすすめの使い方としては、玄関とかに置いといて、ふと空気圧が気になったときにサッと持ち出して使う、ってのが良いのではないでしょうか。
とにかくすぐに使えるので、きっと「面倒だからいいや」なんて思わなくなるはず。
自宅にコンプレッサーやエアーゲージを設置するのは場所も費用もかかりますが、モバイル電動ポンプならどこにもでも置けちゃいます。
それこそアパートや賃貸暮らしの方でも、いつでもサッと空気圧確認ができるようになります。
箱や商品のクオリティも高いので、クルマやバイク好きな方へのプレゼントにもかなり良いんではないかと。
なかなか、このレベルの電動ポンプ持ってる人は少ないと思いますよ。
少なくとも私は、これ貰ったらめちゃ嬉しい!
タイヤの空気圧チェックをこまめにしなきゃいけないと分かっていつつも、なかなかできていなかったあなた!
モバイル電動ポンプめっちゃ便利なんで、下手にコンプレッサー買うならこっちの方が絶対おすすめです。
まだ日本からのレビューが少ない商品ですので、分からないことがあればコメントでお気軽にご質問ください!
それでは~。
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