梅雨・夏に最強のテントは、クイックアップドームWだと思う。

1.テント、タープ
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今年も梅雨の時期が来ましたね。
これからの梅雨~夏にかけて、ピッタリだと思うテントをご紹介します。

ポイントは、スピード設営/撤収、耐水圧、暗さ
そのピッタリだと思うテントが、コールマンのクイックアップドームWです。

この時期、このテントは絶対使える!と思い、に続いても購入しちゃいました。
改めて感じたこのテントの魅力をお伝えします。

クイックアップドームSの紹介記事は↓こちら。

この記事を書いた人
ヒスケ

中部・近畿地方を中心にキャンプツーリングを楽しんでます。
キャンプにハマって10年、累計120泊を超えました。
「本気で遊んで、誰かの役に立つ」をモットーに、情報発信していきます!

設営4分!コンディションが悪いほど効果大。

クイックアップドームは、ポップアップタイプのテント。
とにかく設営速度が速いのが特徴です。

日よけ用のポップアップシェードと同じように、円盤状の形をしています。収納サイズは直径68cm
収納袋から出すと、テントがベルトで抑えられた状態で現れます。

ベルトを外し、放り投げる様に解放してやると、ボンッとフレームが広がります。
これだけで半自動的に、テントの形が出来上がります。

あとはフロアを広げるように全8か所をペグダウンすれば、完成!

ここまでかかった時間、3分47秒!(写真撮影含む)
ポールを組み立てるとか、スリーブに通すとかの作業が無く、ほぼ1行程で完結します。力もコツも要りません。

これだけ速いと、雨の日の設営でもずぶ濡れにならないし、真夏の炎天下での設営でも汗かく暇もないですね。
気候の良い季節や天候の良い日は気になりませんが、コンディションが悪ければ悪いほど設営速度のありがたみが分かるんです。

初回のみフライの接続作業が必要

クイックアップドームは、新品の状態ではインナー(フレーム)とフライシートが別々になっています。
初めて設営するときだけ、接続作業が必要です。

一度接続しておけば、次回からそのまま設営/撤収出来るようになります。
方法は以下のように、とても簡単。

(左)インナー(フレーム)とフライの接続。フレームに5か所マジックテープで留めるだけ。
(右)ペグダウンするループにバックルでフライシートを接続。

設営が簡単なテントは数あれど、インナーとフライが同時に組み上がるテントは極わずか。
これがほんと、便利なんだよなぁ・・・。

梅雨やゲリラ豪雨に強い耐水圧3000mm

クイックアップドームは、フライシートの耐水圧が3000mmと非常に高くなっています。
同じコールマンのツーリングドームや、テンマクのパンダテントでも1500mmですので、かなりの高水準。

雨が多い梅雨の時期や、ゲリラ豪雨が起きやすい夏のキャンプでは非常に心強い性能を持っています。
雨漏りの不安なく過ごせるというのは、雨キャンプを楽しむ上で大事なことです。

どんな雨でもかかってこい!と試したくなる性能の高さ。

ゆっくり寝ていられる暗室仕様

このテントには、ダークルームテクノロジーと呼ばれる日光を90%カットする技術が使われています。
日中でもテント内を真っ暗にできるほどに、遮光性が優れています。

(左)日中設営した際のテント内部。出入口を閉めればさらに暗くなります。
(右)ガレージ内に設営したテント。この位の照度なら、中はほぼ真っ暗になります。

夏になると、朝は4時半~5時ごろから明るくなり始めます。6時なんてもうお昼のようなもの。


「もっと寝ていたいけど、太陽の光を浴びると目が覚めてしまう・・・」

そんな時でも、ダークルームテクノロジーを採用したテントなら暗さを維持できます。


太陽の光で早起きも悪くないですが、不慣れな早起きは夕方頃に眠気に襲われるリスクもありますからね。
キャンプとはいえ、自分の生活リズムは乱さずにいたいものです。

光の調節は天窓で

ただ暗くなるだけでなく、光を取り込むための天窓も付いています。
ここを開けることで、テント内を明るくすることが出来ます。状況に応じて使い分けましょう。

そろそろ起きたいな、と思ったら天窓を開ければいいんです。
天井が高くないので、寝転がったままでも天窓開けられるぐうたら仕様。最高すぎませんか(笑)


もちろん、ここは透明のフライシートになっているので、開けているからと言って雨が入ってくることはありません。
天窓が付いたテントは珍しいので、開けたまま横になれば星空見ながら眠りに付けるかもしれないですね。

暑さ対策も万全

ダークルームテクノロジーは光だけでなく、温度の上昇も抑えてくれます。
コールマンは「最大13.5℃の差が出る」とアナウンスしていますが、どういう状況でのデータかは不明です・・・。

気温30度以上の日、直射日光とテント内での温度を比較してみましたが、数度程度しか変わりませんでした。
たしかに直射日光によるジリジリとした暑さは低減されますが、テント内が涼しいという訳ではないですね。

どうしてもテント内は蒸し暑いので、単純な快適さは風通しの良いタープのが上だと思います。

しかし、このテントは夏に使うことを想定されている為、暑さ対策は万全。
まずインナーは前後左右、天井がメッシュになっており、通気性が確保されています。

特に左右のメッシュは低い位置にあるので、横になった際にダイレクトに体に風が通ります。
蒸し暑い梅雨や夏のキャンプでも、夜に寝苦しいことはありませんでした。
(クイックアップドームSで、8月に平地でのキャンプ使用での経験より)

居住性は最低限レベル

クイックアップドームWは2人用テントですが、広くはないのでソロキャンプ用と思った方が良いでしょう。

マットを敷いて、手荷物を置いたら大体横幅は埋まります。
出入口が短編側にしか無いので、テント内にあれこれ荷物を置くと取り出しにくいので注意。


天井も高くはありませんが、あぐらかいて座る分には頭が当たることはありません。(身長160~170cmの場合)
テントは寝る為の場所と割り切り、タープを張ってリビングスペースを確保するのが良いでしょう。

前室もこのくらいあります。
履物は余裕を持っておけますが、ここで調理とかはちょっと厳しいかな。

直置き型のガスバーナーならギリギリできなくはない・・・が、おすすめはしません。

畳む手順を覚えよう

ポップアップテントであるクイックアップドーム。
一番の難関は畳み方です。コツをつかむまではちょっと苦労すると思います。

私なりの畳み方の覚え方とコツを載せておきますね。

まず、畳んだ際に抑えるベルトの位置を意識して畳みましょう。
なにも考えずに畳むと、「あれ!?ベルトどこ行った!?」となっちゃいますよ。

畳み方はこんな感じ。
テントをそのまま横にバタンと倒して、①の方向へ折りたたみます。
このとき、ただ折るんじゃなくて先端(テントの細い側)を内側へ入れ込むように折るのがコツ。

すると自然に②、③が折り畳めるようになります。
ここでは力はほとんど要りません。無理やり畳むようなことは絶対にしない事。

③側にベルトがあるので、③側を先に畳んでしまうとベルトが行方不明になります。

上手く畳めるとこんな感じ。ベルトしなくても勝手に広がることはありません。
いろんなとこがシワになったり、ちょっとイビツな形になってもOK。

撤収時間は、ペグを抜いて畳んで袋に仕舞うまでの時間で約4分でした。速い!
設営と同じく、雨や炎天下でもササッと片付けられるので非常に楽チンです。

自宅での乾燥も超ラク

雨撤収で濡れたまま片付けたテント、家で乾燥させるためにまた広げるのも大変ですよね。
クイックアップドームならすぐに広げられて、ペグダウン無しでも自立するので手間いらず。

もうこの簡単さを覚えたら、雨の日に他のテント使えなくなりますね。
雨の日はこのテントが最適なんじゃないかと思える逸品です。

まとめ

ということで、クイックアップドームの良さに再注目してみました。
全ての特徴が、これから梅雨や暑いキャンプにピッタリですよね。

いままでワンポールテントばかり使っていた私が、久しぶりに他のテントに惚れちゃいました。
このテントはもっと流行っても良いと思うんです。一部、品薄になっているところもあるようです。


このテントは前室が最低限で快適とは言い難いので、タープと一緒にレイアウトすることをおススメします。
ドーム型テントなら小川張りが定番ですが、私は自作クロスポールを使ったレイアウトを愛用しています。
Aフレーム形状に近いテントなので、クロスポールと相性抜群!

小川張りよりも手間がかからず、風にも強い構造なので非常にお気に入りのスタイル。
ポールの自作も簡単なので、気になる方は是非トライしてみてください。

その他のバイクキャンプ向けおすすめテントは↓こちらで解説しています。

追記
ダークルームに惚れ込んで、新たにツーリングドームST+まで買っちゃいました。
マジで、この技術は夏キャンプで助かるんですよ…。

クイックアップドームの「狭さ」というデメリットを解消しつつ、暗室効果はしっかり継承されております。
夏用のソロキャンプテントなら、もうこのテント一択ですね!

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