ヒスケです!
ポップアップ式ながらちゃんとフライ・インナーが付いて「泊まれる」テントが
コールマンのクイックアップドーム。使ってみるとかなりの本格派でした。
どのくらい速いのか?どのくらい使えるのか?バイクに積める?
そのあたりを重点的にご紹介していきます!
定員 | 1人 |
展開サイズ | 奥250x幅120x高さ100cm |
収納サイズ | Φ60x0.6cm |
重量 | 3.5kg |
耐水圧 | 3,000㎜(フロア1,500mm) |
定価 | 10,000円 |
公式サイト | コールマン |
・とにかく設営が速い方が良い
・テントは寝るだけでいい
・真夏に最適なテントが欲しい
【設営】ポップアップで簡単!速い!
ピクニックや運動会などでよく見るポップアップテントですが、こちらは
フライシートが付きの「ちゃんとした泊まれるテント」です。
収納袋から出すだけで8割は勝手に出来上がるので、あとは広げるだけ。
ポールを通したり、組み立てる必要はありません。力も要りません。
左がインナーシート。右がフライシートを掛けた状態。
新品では別々に収納されていますが、一度接続しておけば次回からそのまま設営できます。
つまり、袋から出せばインナーとフライが一緒にポップアップして出てくるワケです。
試しに、設営タイムを計ってみました。
・インナーとフライを接続済み
・収納袋に入った状態から
・グラウンドシートを敷いて
・広げてペグダウン出来る状態まで
の時間とします。
結果はこの通り。
なんと、2分を切ります!
私が愛用するパンダテントもかなり速いほうですが
それでもここまで速くありません。圧倒的スピード!
夜にキャンプ場に着いてしまっても、ささっと設営できるのが良いですね。
移動型キャンプをしたいなら最良の選択ではないでしょうか。
スピードじゃ負けないぞ!!
詳しい設営/撤収方法は、以下の動画などを参考にどうぞ。取説よりも分かりやすいぞ。
【暗室】眩しくない、暑くない!
このテントに採用されているダークルームテクノロジーというのがスゴイんです。
簡単に言うと、光を通さず、太陽からの熱を軽減してくれる仕組みです。
日中でも、ダークルーム状態なら左図のように中は真っ暗。
朝もゆっくり寝ていたいという人にはうってつけでしょう。夏の日が昇るのは早いですからね。
さらにダークルームテクノロジーはテント内の温度上昇を13.5度抑えるとのこと。
確かに8月の平地でも、テント内に入て「暑い!!」という感じではありませんでした。
ベンチレーションも4方向に付いており、特にサイド側は体に近いところが大きく開放できるので風通しが良く快適です。
かなり夏を意識して作られていますね。
このモデル以降も他のテントに採用されているあたり、ダークルームテクノロジーは好評みたいですね。
【耐候性】雨風に強い本格派
ポップアップテントと聞くと、簡易的なイメージがありますね。
ところがこのテント、めちゃくちゃ本格派なんです。雨風にめっちゃ強い。
フライシートの耐水圧は3,000㎜あります。
ダークルームテクノロジーの副産物なのか、かなりハイスペック。
そして背の低いテントなので、風の影響を受けにくい。
強風で有名な和歌山県の潮岬で張った際も、タープポールが曲がる強風でもテントはなんともありませんでした。
ペグダウン箇所も多く、テント本体に8か所、ストームガードに5か所もあります。
この小さなテントをこれだけの点で抑えれば、変形・バタつきも最小限で済むでしょう。
【居住性】一人が寝るだけのスペース
一人用テントなので、室内はかなり狭いです。
人と手荷物を置いたらもう中は一杯です。寝る為だけのテントと割り切りましょう。
サーマレストのZライトソルを敷いてこんな感じ。
奥に行くほど狭くなっているので、小物は足元、ヘルメットなどは頭側に置くことになりそうです。
小さな前室もついていますが、クツを置くぐらいの場所しかないので
テーブルを置いたりバーナーで料理をするというのはちょっと厳しそうです。
屋根付きのリビングスペースが欲しければ別途タープを張るなどしましょう。
【積載】バイク積載には一工夫
収納サイズはまさにポップアップテントそのもの。
直径60センチもある円盤状となっています。これをバイクに積むには工夫が必要です。
今後詳しく取り上げていきたいと思いますが、ひとまず私が実践したパターンはこちら。
TANAXのシートバッグの上に載せる方法。
バイクとシートバッグの間に挟む方法を試しましたが、こちらに落ち着きました。
これでキャンツー行きましたが、何の問題も無し。
追記 バイクへの積載パターンを3つ試してみました。
【まとめ】
トップクラスの設営速度、夏でも暑くない工夫、雨風に耐える本格派
と大きなメリットの一方で、寝るだけのスペースが無い、バイク積載が難しいという
特徴がはっきりしたテント。
誰にでもオススメ・・・とはいきませんが、こういうテントを探していた人もきっといるはず。
今回ご紹介したのが1人用の「S」。
室内は狭いですが、収納サイズもWより小さいのでバイクや「とにかく寝るだけのスペースで良い」という人向け。
2人用の「W」もあります。直径が8cm大きくなるだけでフロア面積が60cm広くなります。
差額も4,000円ないぐらいなので、Sで狭すぎるならこれもアリですよね。
こちらは室内に若干余裕が生まれるので、人間+荷物をいれておけます。
ファミリーキャンプでの子供専用テントにしたり、クーラーボックスなどの荷物を雨風・日差しから守る簡易タープテントとして使うのも良いですね。
追記
あまりにお気に入りなので、Sに続いてWも買っちゃいました。
寝るだけに特化して、少しでもバイクに積みやすくするならS。
荷物を全てテント内に収めたいならW。どちらも設営は鬼速くて笑っちゃいます!
とにかく設営が速くて、日中でも眩しくない。=寝ることに特化したテントだと言えます。
ちょっと変わったテントが欲しい、どうせタープを立てるからテントは寝るだけで良い。そんな人におすすめのテントです。
その他、いろんなジャンルのキャンプツーリング向けテントを↓の記事へまとめました。
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