バイク向けの良いテント無いかな〜?
安くて簡単で便利な、かっこいいやつ!
それなら、DODのライダーズワンポールテントをオススメするよ!
ライダーズワンポールテントは、DODがバイク乗りのために作ったツーリングテント。
これまでバイク用テントを10種類以上試してきた私が“オススメのテントNo.1”と感じたモデル。
→つまり、めっちゃオススメってことです!
コンパクトな収納サイズで持ち運びやすく、一人で使うにはちょうどいい広さ。
大きな前室に加えてひさしも作れるので、タープがなくても快適に過ごすことが出来ます。
設営も簡単で価格も安く、まさにライダー向けの作りとなっています。
今回は、ライダーズワンポールテントを使っていて感じたおすすめポイントなどを詳しくご紹介いたします!
特にキャンプツーリングを検討している人向けに
・組み立てや片付けの難易度や所要時間
・インナーや前室、ひさしを使ったときの快適さ
・使っていてイマイチだな〜と感じたポイント
・もっと便利に使うための小技
といった点を重点的にレビューしていきます。
バイク用テントを探しているなら、必ず候補の一つに入れてください!
他のテントと比べると、いかに優れたテントであるかが分かると思いますよ〜。
・収納がコンパクトで、持ち運びやすいサイズ
・ソロキャンプにちょうどいいインナースペース
・料理したり荷物が置ける、大きな前室がある
・設営が簡単で、金額も2万円くらいに抑えたい
初期型と最新型の両方を使ったことがあるから、このテントのことなら任せて!
まずは、ライダーズワンポールテントの大まかな特徴から見ていきましょう〜。
【概要】コンパクトで多機能!バイクのためのテント
展開サイズ | 290x290x183cm |
収納サイズ | Φ14x50cm |
重量 | 2.6kg |
耐水圧 | フロア3,000mm、フライ2,000mm |
定価 | 20,440円 |
カラーはクールでかっこいいグレーと、流行りのタンの2色展開。
定価は2万円ちょっとですが、実売価格はAmazonで1.2万円〜となっています。
Amazonの評価件数は488件で★4.2と、多くの方から高い評価を得ています。(24/5/5時点)
トグル部分からの雨漏り問題について
「インナー固定用のトグル部分から雨漏りがする」という低評価レビューを多く見かけます。
私は悪天候での使用経験が少ないので、この点について確認することが出来ておりません。
確認が取れ次第、改めて更新しお伝えいたします。
フロア形状は五角形で、縦・横ともに290cm。ソロテントとしては結構広い部類になると思います。
そのうち半分がインナー、半分が土間の前室となっています。
高さは183cmあるので、ポール付近では少し屈むぐらいの姿勢で立つことが出来ます。
インナーの大きさはこんな感じ。敷いているマットは幅64㎝×長さ183㎝です。
ちょっと不規則な形ですが広さは十分で、枕元や横に荷物を置ける余裕があります。
ライダーの場合、脱いだジャケットやヘルメットを置いておくのにちょうどよいでしょう。
足元(写真右側)に小物を入れておけるポケットあり。ちなみに、DODのバッグインベッドが中に入ります。
インナーの出入り口はメッシュなので、春秋だとちょっと寒いです。6月〜10月ぐらいの暖かい時期向けですね。
インナーはバックルで吊り下げる構造です。
ポールやベルトにランタンフックがないので、前室にランタンを吊るせる良い場所がありません。
私はいつも、余ったベルトを結んでランタンを引っ掛けています。ここはもうひと工夫ほしい所。
ベンチレーションは頂点部分に2箇所。芯が入っていて勝手に自立するタイプ。
マジックテープから外すと、だいたいこんな感じで開きます。
内容物は、フライシートとインナーシート、ポール、ペグとロープ。
ペグはよくあるアルミのV字型で、芝生なら問題なく刺さります。砂利など硬い地面だと負けることもあるので、できれば最低でも6本は丈夫なペグに変えておきたいですね。
ポールは直径15mmのアルミ製で、4分割の折りたたみ式。
テントサイズの割には細くて華奢で頼りない感じ。簡単にしなるので、強風時は張り綱必須です!
収納サイズはΦ14x50cmと非常にコンパクト。重さも2.6kgと軽く、小型バイクでも持ち運び可能です。
細長い形状なのでキャンプ用バッグにも入れやすく、パッキングもしやすいです。
広さの割にコンパクトなのがワンポールテントの特徴です。
収納が大きすぎると持ち運びや荷造りが大変なので、この小ささはまさにバイク向け!
組み立て方は非常にシンプル。テントの角5箇所にペグを打ち、ポールを立ち上げれば形になります。
あとはインナーを接続して、インナー用のペグを1本打てば完成。
次回からはインナーテントは接続したまま設営できるので、慣れれば5分ほどで終わります。
ドーム型テントのように長いポールを通したりしならせる必要がなく、力も要りません。
ただし、一発でキレイに張るのは慣れが必要です。
最初のうちはペグの打ち直しなどで余計に手間がかかるかもしれません。
…が、それも簡単に解決できる方法があるので、後ほどご紹介いたします。
早く知りたい人はこちらをクリックして、解説部分に飛んでね
↓次項からは、お気に入りポイントを解説していきます!
【良い点1】広い前室で料理も余裕
私が一番気に入っていポイントは、この前室の広さ。
横幅290㎝、奥行き145㎝あり、「前室でもう一人寝れるんじゃない?」ってぐらい大きいです。
(実際インナーテントと同じ広さなので、寝ようと思えば普通に寝れます)
テーブルとイスを置いてもこの広さ。中で料理も余裕でできるし、締め切って前室でくつろぐことも可能です。
中央付近は高さがあるので、椅子に座ってくつろぐことも出来ます。
※テント内での火気の使用には十分注意しましょう!
もちろん荷物置き場としても優秀で、場を離れる時や就寝時などに全ての荷物を入れておくことが可能です。
荷物が雨で濡れたり風で飛ばされる心配もなく、周りから見えないので盗難に合うリスクもグッと下がります。
前室はキャンプ中に使う頻度が最も高い場所なので、ここが広いと快適さがググ〜ッと上がりますよ!
もう前室がないテントには戻れない!
【良い点2】大型キャノピーでタープいらず
そして、広い前室空間をさらに快適にしてくれるのがこのキャノピー。
出入り口を跳ね上げることで、状況に合わせて様々な使い方ができます。
・片側を開放すると横方向に幕が来るので、西日を遮ったり周りからの視線をブロックするひさしの様な使い方に。
※ 左右どちらにも開放できるので、テントや風向きに合わせて開放する方向を変えることが可能です。
・両方を開放してポールを立てると、前室から続く屋根が広い空間が確保できます。雨の日でもくつろげるスペースが誕生!
この場合は、別途サブポールを用意する必要があります。
↑DOD推奨のXP-01は全長170㎝で、出入り口を跳ね上げた時にピッタリの高さになります。
収納時は55cmなので本体より少し長めですが、特に問題ない範囲でしょう〜。
荷物を少しでも減らしたいキャンプツーリング。
このキャノピーを有効活用することでタープを持っていかずに済むので、めちゃくちゃ便利です!
日差しが強いから、雨が降ってきたから、と後からタープを追加で張るのは大変ですからね。
逆に、タープが必要な天気になったけど持ってきていない…なんとこともあり得ます。
この便利さが、ライダーズワンポールテントをおすすめNO1にしている1番の理由です!
雨が降っても、タープ無しで快適空間!最高すぎる〜!
【良い点3】小さい、軽い、安い
テントは一番の大荷物。とにかく小さくて軽いほうが良いに決まってます!
ライダーズワンポールテントはΦ14×50㎝で2.6kgとかなり小さくて軽い部類なので、これはめちゃ優秀です。
どのくらい優秀なのか、前室の大きい代表的なドーム型テントと比較してみました。
DOD ライダーズ ワンポールテント | コールマン ツーリング ドームST | モンベル クロノス キャビン2型 | |
展開サイズ | 290x290x183cm | 210x265x100cm | 230x335x125cm |
収納サイズ | Φ14×50㎝ | Φ19×49㎝ | Φ21×42㎝ + Φ9×41cm |
重量 | 2.6kg | 4.0kg | 3.6kg |
定価 実売価格 | 2万円 1.2万円 | 2.1万円 1.3万円 | 4.5万円 (値引きなし) |
収納サイズ、重さともに、どんなドーム型テントよりも小さく軽いのが分かります。
ワンポールテントは構造がシンプルな分 軽くて小さいので、ツーリング向きだと言えますね。
加えて、そのお値段も優秀です。
定価で2万円、実売価格1.2万円くらいなので、キャンプ初心者にも買いやすいちょうどいい価格帯。
売れ筋のテントの価格帯が1万円〜2万円くらいなので、価格で見ても全く他のテントに負けていません。
あの超人気テント・ツーリングドームSTに匹敵するコスパの良さ。これは選択肢に入れざるを得ない
でしょう!
GWやお盆前は価格高騰&品切れになる傾向なので、早めに手に入れよう!
【悪い点】うまく張れないとペグの打ち直しが必要
そんな素晴らしいテントなんですが、当然ちょっと気になる点というのも出てきます。
ライダーズワンポールテントを使っていて不満なのが、ポールを立ち上げたときにテントの形がイビツになってしまうこと。これ、結構よくあるんですよね〜…。
ペグの位置が悪いと起きてしまうワンポールテント特有の症状で、そうなるとペグを打ち直して位置を調整してやらないといけません。
せっかく設営が簡単なテントなのに、ペグの打ち直しをするのは正直面倒です…。
ワンポールテントって組み立て方はシンプルですが、キレイに張ろうとするとペグ位置はめっちゃシビアです。
経験者の私でも時々失敗するくらいですから、初心者の方がコツを掴むまでは結構時間がかかると思います。
でも、これって簡単に解決できるんですよ!次項をご覧ください↓
(対策)グランドシートがペグガイドになる
この問題を解決する方法はズバリこれ。
・専用のグランドシートを使う
これが一番確実で手っ取り早いです。
詳しく解説しますね!
DODから、ライダーズワンポールテント用のグランドシートが発売されています。(公式ページ)
このシートはペグガイドの役割も果たしていて、このガイド通りにペグダウンをすればテントをキレイに立ち上げることができる、という訳です。
お値段は3,000円ちょっとと少し高めですが、そのペグガイド効果は抜群です。
実際に私が試した時も、1発でキレイにテントが張れました。ペグ調整が要らないって、めっちゃ楽!!
たったそれだけのことですが、「俺、キャンプ上手くなったかも!?」と錯覚しちゃいますよ。
その時の様子は↓の記事で詳しく載せていますので、気になる方は是非ご覧ください。
ライダーズワンポールテントを購入検討している方は、グラウンドシートも込みで考えることを強くおすすめします!
サイズぴったりで厚めの生地なんで、テント保護にもバッチリ活躍しますよ!
専用グランドシートを買うまでは、適当なシートを形に合うように折り畳んで敷いていました。
インナーは変な形で結構面倒なので、専用シートはこれも一緒に解消されますよ!
個人的に、グランドシートは今からでもテントのセット内容に含めるべき!と思っています。
そのくらい有用で便利な物ですし、これがないと初心者は設営に無駄な苦労をするだけです。
結果的に悪い評価やレビューに繋がっちゃうので、最初から入れといてよ…とユーザー目線で感じました。
実際には、テント発売後からしばらくしてグランドシートが登場したので、DOD側も想定していなかったのかもね。
言わずにはいられない、溢れ出す愚痴感…
テントへの愛情の裏返しなんだよ〜…
【便利情報】便利に使えるアイデア集
私がライダーズワンポールテントを愛用しているうちに気づいた、便利・快適に使いこなすためのアイデアを2つご紹介いたします。
インナーは常時接続で手間が減らせる
このテント、インナー部分はフライシートを固定するペグに一緒に引っ掛ける仕組みになっています。
ただロープを3箇所引っ掛けるだけなんですが、この作業を毎回やるのもなんだか面倒に感じます。
これってバックルとかで常時繋げられるほうが楽な気がするけど、なんでそうなっていないんだろう?
(実際に、似た構造のパンダテントはバックルで接続できる仕組みになっています)
そこで、インナーのロープをフライシートのベルト部分に結びつけてみました。
フライとインナーが常時繋がるので、毎回ロープを引っ掛ける作業をしなくて済みます。
ロープ・ベルトの調整機能は残るので、後から張り具合を調整することも出来ます。
フライからインナーを外したいときは少々面倒ですが、特に外すこともないのでデメリットにも感じません。
これだけのことですが、1度やっておけば次回からの設営・撤収が1工程減らせます。
ぜひ真似してみてください。
確かに便利だけど、やることが細かすぎる…
いつも愛用しているからこそ気付けるのさ!
片付け時に簡単にたたむ方法
こちらのテントですが、五角形という形状も相まってか畳み方が非常に分かりづらいです。
要するに収納袋の50cm幅にすればいいわけなんですが、頼りの取説がこんな感じです↓
“最終的にキャリーバッグに収まる幅にする”というあたりに、DODのいい加減さが垣間見えますw
その方法を書くのが取説ちゃうんかい!!
結局 畳み方がよく分からず、あーでもない、こーでもないと試行錯誤する時間がいかに無駄か。
また愚痴ってる…
雨降ってると、畳み方で悩んでる暇はないのだ
片付けをさっさと終わらせたい!パパっとキレイに畳みたい!という典型的A型の私。
できるだけ簡単に、シワなくキレイに畳む方法を考案しました。
その名も「ピザ畳み」。
一言でいうと、テントの角を集めてきれいな三角形を作る…という方法です。
これだけじゃ「何のこっちゃ?」だと思うので、↓の記事で動画付きで詳しく解説してますので、ぜひご覧ください。
この方法の特徴としては
・ややこしい、面倒な手順不要。5分でできる。
・風が強い日でもスムーズに作業できる。
・シワなくピンと畳める。
などなど、便利ポイントがいっぱいです。
ほとんどのワンポールテントに応用できますので、覚えておいて損はないですよ!
“テントをキレイに畳むシリーズ”は、皆様から多くの評価を頂いております。
テントをパパっと片付けられると、撤収時間が大幅に短縮できるよ!
モデルチェンジでの変更点
このテントは発売以降、2019年〜2021年にかけて若干の仕様変更(マイナーチェンジ)がありました。
私は過去に初期モデル、現在は最新モデルを所持していますので、その変更点をチェックしてみようと思います。
あまり意味はないかもしれませんが、お持ちのテントがどのモデルかわからない人には参考になるかと…。
色味の変更…カメラも違うので比較は難しいですが、旧→新でやや明るいグレーになった気がします。
表面のロゴもシンプルな「DOD」のみの表記になりました。
アジャスター構造の改良…フライシートの固定が、細いロープからベルトに変わりました。強度も上がり、調整もしやすくなったのでこれは良いですね。
自在の素材変更…プラスチックからアルミに変わりました。形状も違います。新しい方が操作性は良いです。
手提げ長さ変更…ちょっと長くなったような…?キャリーバッグのデザインも変わっています。
頂点のループ除去…テントの頂点にあったループが無くなりました。DODいわく、誤ってタープなどを接続しないように、とのこと。
そうです、このテントはタープと接続してはいけないんです。
めっちゃやってるやん…
昔は知らなかったんだよ〜…。皆は真似しないように!
【まとめ】キャンプツーリング向け傑作テント
ということで、DODのライダーズワンポールテントのレビューでした。
重要な点をもう一度おさらいしてみましょう。
・前室とキャノピー空間が大きくて快適!
・収納サイズはコンパクトで持ち運びやすい!
・値段も安くて買いやすい!
・設営に欠点はあるけど、専用シートで解決できる!
値段と機能のコスパが良い優秀なテントで、弱点も解消されて誰にでもおすすめできるモデルになりました。
これまで10種類以上のテントを試してましたが、これほどバランスの良いテントは他にないですね。
バイクキャンプ用のテント、何を買えばよいかわからない…という方は、これを買っておけば大満足間違いないでしょう!
おすすめやで!
追記
バイクでなくても使いやすいモデルだったためか、材質をポリコットンにしたムシャテントという派生モデルも登場しました。
スカートが追加されており、冬キャンプでも快適に使えるようになりました。
パンダTC+に匹敵する人気テントになる予感。こちらも合わせてご覧ください。
関連 DOD ムシャテントはライダーズのTC版!
それでは!
コメント