ソロキャンプで使うバーナーなら、絶対オススメなのがSOTOのST-310。
初めてのキャンプ道具選びで悩んでいる方、ST-310の使い勝手が気になる方、ぜひ一読ください。
バーナー選びで失敗したくない!!
ST-310の基礎知識
ST-310の基本スペック
最大火力 2.9kW(2,500kcal/h) 使用時間 約1.5時間(最大火力時)
展開サイズ 166x142x110mm 重量 350g 収納ポーチ付き
メーカーサイトはこちら→SOTO ST-310
日本のメーカーである新富士バーナーのアウトドアブランド「SOTO」から販売されているシングルバーナー。
カセットボンベを使用するタイプで、非常に使いやすく多くのキャンパーに選ばれている傑作モデル。
ほとんど欠点が無いほど優れた性能を持ち、発売から長年経過しても売れ続ける大ヒット商品。
とりあえず迷ったらこれ!と誰にでもおすすめできる、超定番シングルバーナー。
冬でも使える、十分すぎる火力
最大火力2.9kWのパワーがあります。これはSOTOのCB缶バーナー4つの中で、2番目に強い数値です。
(ちなみに、ライバルのイワタニ・Jrコンパクトバーナーは2.7kWです)
この最大火力を言葉で例えるなら「怖いぐらい強い」です。
小さめのソロ用クッカーの場合、炎が鍋より大きくなってしまうので最大火力で使うことはほとんどありません。
私が行った実験では、気温15度で5度の水400mlが2分10秒で沸騰しました。
気温が低い冬場では、火力が乏しいとなかなかお湯が沸きませんが、このくらい火力があれば問題ありません。
使用時間は1.5時間となっていますが、ソロキャンプレベルならCB缶1本で2~3泊は使えます。
1晩でかなり使ったなぁ!と思っても、3分の2ぐらい残っている場合が殆どです。
レギュレーター機構で火力安定
このバーナーには、マイクロレギュレーターという仕掛けが付いています。
火力(ガス圧)が低下しやすい低温での使用時や、ガスの残量が少ない時でも火力の低下を抑える機構です。
この機構のおかげで安定した火力を維持できるのです。
CB缶のバーナーは火力が弱いとか寒さに弱いと言われていますが、それはレギュレーターが付いていない機種の話。
現在、CB缶バーナーでレギュレーター機能があるのは、コレとST-330だけ。
あると無いとでは肝心な時に大きな差になります。スペックには表れない、とても大事なポイントです。
補足 レギュレーターは寒さに強くなる機能ではなく、ガスの圧力低下による火力ダウンを防ぐ機能です。寒さに対応するにはガスの成分が重要です。
スタッキングできるクッカーはこれ【コールマン】
収納サイズは幅140mmx高さ110mmx厚み70mmと、他のバーナーと比べるとやや大きめ。
スタッキング(重ねて収納)するなら、同じ使用用途であるクッカーに入れるのが理想です。
私はコールマンのパックアウェイソロクッカーにスタッキングしています。
かなりギリギリですが、収納ポーチに入れた状態でも問題なくフタが締まります。クッカーの記事でも詳しく紹介しています。
SOTOから収納できる専用クッカーも登場【ミニマルクッカー】
2021年SOTOの新商品で、ST-310を収納できる角型クッカーが登場しました。
袋麺を割らずに入れられる、鍋の角でお湯を注ぎやすいなど、角型クッカーもメリットはたくさん。おすすめです。
山クッカーが高騰していて購入が大変なので、こちらを買うというのもアリですね。
オプション豊富でカスタム放題
人気商品だけあって、メーカー純正/非純正ともにたくさんのオプションパーツが存在します。
中には、100円ショップで買えるものがシンデレラフィットする「偶然の産物」まで。
それだけ使用者が多く、たくさんの知恵や工夫があるということです。ここまでパーツ豊富なキャンプ道具も珍しいですね。
ありがたく、先人の知恵を頂きましょう。
絶対付けておくべきオプションパーツ【アシストセット】
SOTOの純正パーツ「アシストセット」は絶対付けておきましょう。
ST-310はノーマルのままでは点火スイッチが押しにくいうえ、加熱していると五徳の足が熱くなります。私も実際、火傷しました。
アシストセットは、点火しやすくなるスイッチの延長レバーと、五徳のシリコンカバーがセットになった商品です。
100均のクッキー型が火口にジャストフィットする【風防】
火口部分に取り付けている風防。これはダイソーで売っているクッキー用の型がジャストフィットします。
たった110円で風への耐性がグンと上がるので、これもぜひ付けておきましょう。
取り付けはハメるだけ。ぴったりハマるので、いつの間にか取れていた・・・ということは一度もありません。
費用対効果の高い、おすすめのカスタムです。
バーナー用テーブルも便利でオススメ
ST-310に被せることでボンベを輻射熱から守り、物置場として活用できる専用テーブルもおすすめです。
こちらも2021年SOTOから同様の商品(ミニマルワークトップ)が発売されましたが、正直高くて重いので社外品の方がおすすめです。
こちらは安くて1,000円台~で買えるので、非常に手の出しやすいパーツです。
「テーブルにバーナー置くと、狭いなぁ・・・」と感じているなら、バーナーテーブルをお試しあれ。
まとめ
多くのキャンパーに選ばれ続けるシングルバーナーのベストセラー商品、ST-310。
いろんなメーカー・モデルがあるバーナーの中でも、間違いなく人気№1でしょう。
これを買っとけば間違いないね!
発売から10年以上経過していますが、いまだにキャンプシーズン前になると品切れになることもあります。
定価は6,380円ですが、現在も品薄による価格上昇の傾向が見られます。ロングセラー過ぎる!
イワタニのJrコンパクトバーナーも人気ですが、スペックではST-310が優勢ですね。
ちなみに私も別のバーナーからの乗り換え組ですが、やっぱりこのバーナーが一番使いやすいです。
購入から3年、何十泊と使い続けてきましたが故障やトラブルもなく、信頼性も高いです。
一部の安い海外製バーナーは製品不良によるガス漏れ・爆発などの事例もあります。火を扱う道具なので、ぜひとも信頼のおける製品を選んでください。
火力よりもコンパクトな収納性を重視したい!という方は、同じSOTOのST-320がおすすめです。
世界最薄と豪語する収納サイズは、メスティンにピッタリ収まる寸法となっています。
詳しくは↓こちらの記事をどうぞ。
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