キャンプの荷物って、どうやって選べばいいの?
キャンプツーリングの準備を進める上でぶつかる壁、それが「荷物をどう積むか」という問題です。
テントや寝袋、クッカーなど、キャンプ道具をすべて持ち運ぶためには、大型のシートバッグが欠かせません。
この記事では、キャンプツーリング用の大容量シートバッグの選び方を詳しく解説し、具体的なおすすめ製品を紹介します。
キャンプ用のバッグを探している方、必見です!
自称・積載マニアの私が、選び方をアドバイスします!!
大容量シートバッグを選ぶ際のポイント4つ
キャンプ用バッグって、どんなのを買えばいいの?
選ぶ時に見るべきポイントは、この4つ!
キャンプ用シートバッグを選ぶ時は、まずこの4つの条件に注目しましょう。
1.十分な容量がある
2.防水素材、または防水カバーがある
3.取り付けやすい工夫がされている
4.使いやすい工夫がされている
どういった理由で、具体的にどのような物が良いのか、詳しく解説していきます!
十分な容量がある
まずは、道具が全部入るだけの大きさであること。目安は50L以上かな!
キャンプ道具をすべて収めるためには、それなりに大きな容量を持つバッグが必要です。
目安としては50L以上のものがおすすめ。
50Lとか言われても、どのくらいかよく分からないんですけど~…
参考に、↓で使用しているのが容量59Lのシートバッグ。(タナックス フィールドシートバッグ)
400㏄バイクのリアシートにちょうど収まるぐらいのサイズ感です。
それなりにコンパクトなキャンプ道具で揃えれば、このサイズのバッグで十分収まります。
道具が大きい場合や、たくさんの荷物を持っていきたい場合は、もう少し大きいバッグを選ぶ方が良いでしょう。
シートバッグだけで荷物が収まりきらない場合は、サイドバッグやトップケースなどで積載箇所を増やすことも検討しましょう。
防水素材、または防水カバーがある
大事な道具を濡らさない為にも、防水機能は絶対に必要です!
食べ物や寝袋が濡れたらヤバそう…
バッグに防水機能があること、これは必須条件です!
数日に及ぶキャンプツーリングとなれば、いつかは雨に打たれます。
小雨ならまだしも、ゲリラ豪雨などの局地的な大雨に遭遇する可能性も年々高まっていますからね。
大事な荷物を濡らさないためにも、防水素材の物や防水カバーが付属したシートバッグがおすすめです。
バイク用バッグには大体レインカバーが付属しているので、そういったものであればOK。
あるいは、完全防水素材のバッグを選ぶのもおすすめです。
とにかく、雨は降るものという前提でバッグを選ぶことが重要です!
取り付けやすい工夫がされている
バッグが落ちないように、ガッチリ固定できる物を選んで!
バッグの固定って、どうやったら上手くいくんだろう…
大きく重いバッグ、走行中に絶対落ちないようにガッチリと固定することが超・重要です。
その為には、取り付けやすいような構造・工夫がされているかがポイントです。
前後左右からベルトで固定できたり、リアシートに共締めできたり、底面に滑り止めがついている物など…。
バイクへ載せることを前提に設計された、固定しやすいバッグを選ぶことが重要です。
また、バッグの固定に関してはバイク側の準備や工夫も必要です。
キャリアやフレームなど頑丈な場所に固定できない場合は、フックやステーを追加して荷締めできる環境を作る必要があります。
例)タナックス プレートフック、シートフック など
使いやすい工夫がされている
ポケットや仕切り、ドリンクホルダーなどが付いていると便利だよ!
荷物の住所が決まって、整頓がしやすそう!
多くの荷物を詰め込む大型バッグなので、使いやすさも重要なポイント。
ポケットや仕切りがあると、荷物の整頓がしやすくなります。
ほかにも、横から荷物を出し入れできたり、拡大して容量を増やせるなど、機能性に優れたバッグがおすすめです。
キャンプ向けバッグをラインナップしているメーカーはいくつかありますが、ユーティリティの面でタナックスが一歩抜きんでているな、と感じます。
あなたならどういった使い方をするのか、使う場面をイメージしながら選ぶと良いでしょう!
おすすめメーカー&アイテム10選
ここからは、キャンプ向けバッグをラインナップしているメーカー別に、おすすめのアイテムをご紹介していきます。
タナックス(TANAX)
タナックスは、バイク用バッグやツーリングアクセサリーを手掛ける日本の信頼あるメーカーです。
耐久性や使いやすさ・拡張性に定評があり、多くのライダーに支持されています。
個人的にもお気に入りのメーカーで、キャンプといえばタナックス!というライダーも多いのでは?
容量39~59L(可変) 防水性レインカバーあり 取付ベルト
最もベーシックな定番モデルがフィールドシートバッグ。小型~中型バイク向けサイズ。
横開き、容量可変、ドリンクホルダーなど機能が一通り備わっています。
迷ったらとりあえずこれを選んでおけば間違いない、大人気の鉄板アイテム。
容量59~75L(可変) 防水性レインカバーあり 取付ベルト
フィールドシートバッグの機能はそのままに、一回り大きくなった大型バイク向けシートバッグ。
連泊など荷物の多いキャンプでもこれひとつに収納できるだけの容量を持っています。
横幅が最大82㎝あるので、小排気量や幅の細いバイクははみ出し制限に注意。
容量30L 防水性レインカバーあり 取付ボトムベース、ベルト
積載の土台にもなるセミハードタイプのバッグ。同社製シートバッグと接続可能。
シートバッグだけでは容量が足りない時に、下に追加する形で容量が増やせるアイデア商品。
サイドバッグを装着できない車種などに最適。型崩れの心配がなく、横幅60㎝までの長い道具も収納することができます。
ヘンリービギンズ
バイク用グッズを幅広く手掛けるデイトナのオリジナルブランドがヘンリービギンズ。
派手過ぎないデザインに定評があり、同社の製品を組み合わせて使えるのも特徴です。
容量42L~56L(可変) 防水性レインカバーあり 取付ベルト
収納しやすいスクエア形状のシートバッグ。容量可変で荷物の増加に対応します。
スライドストッパーや共締めベルトを採用し、リアシートが小さいSS系バイクでもバッグがズレにくいのが特徴。
補強板を内蔵し、バッグ拡大時でも垂れ下がりを防止しバランスを保つ工夫がされています。
容量65L+12L 防水性レインカバーあり 取付ベルト
65Lの大容量バッグ本体+5つの小型ポーチ(計12L)を自由に取り付けられる、カスタマイズ性の高いセット商品。
持っていく荷物に合わせて荷姿を変えられるので、汎用性が高く荷物の整頓がしやすいのが特徴です。
外したポーチはテーブルやチェアに取り付けて、サイトでの荷物置き場としても便利。
めちゃシステマチックでかっこいい~!
容量60L 防水性完全防水素材 取付ベルト
防水素材なので、突然の雨でもカバーは不要。駐車中の不在時に雨が降っても安心です。
仕切りやポケットがないので、気にせずポイポイ放り込みたいタイプの人におすすめ。
シンプルなデザインなのでどんなバイクにも合います。
容量30L 防水性完全防水素材 取付ベルト
バックパック兼シートバッグにもなる防水素材のバッグ。
背負わない時はシートバッグと接続して積載が可能です。荷物が増えた時のサブとしても最適。
ゴールドウィン
ゴールドウィンは、日本発のバイクアパレルやアウトドア用品を手掛ける高品質なブランドです。
バイク用品の分野では、特に防寒や防水機能に優れたライディングウェアやアクセサリーが評判です。
長年にわたり信頼され続けているブランドで、初心者からベテランライダーまで幅広く愛用されています。
容量75L 防水性完全防水素材 取付ベルト
珍しい角形の防水バッグ。中身が無くても型崩れしない補強板入り。
がま口のように開くので大きな荷物の出し入れがしやすくなっています。
シンプルなデザインなのでどんな車種にもマッチングします。
容量50L~75L 防水性防水素材+レインカバー 取付ベルト
完全防水ではないものの、高い防水性を備えた大型シートバッグ。
横にも開くので長物でも出し入れがしやすく、拡大すれば容量75Lまで対応可能。
外部から電源ケーブルを引き込んで、バッグ内で充電ができる機構も特徴的。
容量22L~25L 防水性防水素材+レインカバー 取付ベルト
バックパックとしても使える中型のシートバッグ。
温泉・買い出しに行くときはこれ一つでも対応できる。
シンプルなデザインなので、街中で背負っていても自然なところが嬉しい!
ラフ&ロード
ラフ&ロードは、多彩なバイク用品を展開する日本のメーカー。
機能性とコストパフォーマンスを両立させた製品が多く、初心者の人にも買いやすいお値段が魅力です。
容量55L~64L 防水性レインカバー 取付ベルト
コンテナのような角ばったフォルムのシートバッグ。
上面が平らなので、ほかの荷物やシートバッグを重ねることも可能。
アタッチメントシステムを使えば、ボトルホルダーなどを取り付けることができます。
容量30L 防水性レインカバー 取付ベルト
シートバッグ・バックパックどちらにも対応するバッグ。
背中部分に分厚いクッションポケットを採用し、パソコンやタブレットを入れておくのに便利です。
容量40L 防水性防水素材 取付バンジーコード
防水バッグ「アクアドライ」のベストセラーモデル。
底面がフラットになっており、コンプレッション機能も使えば荷崩れしにくくなっています。
フック付きの伸びるコードで固定するので、取り付けがベルトよりも簡単なのもポイント。
まとめ:積載が上手くいくかはバッグ選びで決まる!
大容量シートバッグは、キャンプツーリングにおいて欠かせないアイテムです。
バイクや使い方にあったバッグを選ぶ事ができれば、キャンプツーリングは半分成功したも同然。
自分に必要なバッグはどのようなものか、頭の中でイメージしてから選んでみましょう。
バッグ選びに大事なポイントを、もう一度おさらい。
・容量…荷物が収まる大きさか、車体から左右15cm以上はみ出さないか
・防水性…防水素材か、またはレインカバーがついているか
・取り付けやすさ…しっかりと固定できる構造か、バイクの荷掛け箇所と合うか
・使いやすさ…機能性は使い方にマッチしているか
お気に入りのバッグが見つかれば、きっとキャンプツーリングが楽しくなりますよ!
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