こだわってるキャンパーって、コーヒーを自分でゴリゴリ挽いてやってるイメージありません??
缶コーヒーでもなくスティックでもない。わざわざ自分でやることに意義があるんです、きっと。
「よく分からんけど、カッケー!!」
そう感じていたのは私だけじゃないはず。
そこで今回、私も憧れのコーヒーミルを買ってみましたので、使い方などレビューしていきたいと思います。
この記事では
・自分でゴリゴリやってコーヒーを飲んでみたい
・なんか難しそうだけど、どうやるの?
・色々準備するものがあって面倒そう
・自分でも美味しいコーヒーは作れるの?
といった、私がずっと抱いていた”手作りコーヒー”への疑問・イメージとその答えを書いております。
やってみた結論、めっちゃ簡単だし準備も大変ではないし、「自分でやってる感」がたまらなく気持ちよかったです!
ぜひあなたも、キャンプの新たな楽しみ方の一つとして、ハンドミルという「遊び」を取り入れてみてはいかがでしょうか?
「ダバダ〜♪」をやりたいんや!
今回使ったのがこちら。
お手頃キャンプ道具でおなじみキャプテンスタッグのハンディーコーヒーミルです。
本格的なミルは高価ですが、これは入門用に最適な価格と使いやすさとなっています。
サイズもコンパクトなのでソロキャンプにもぴったり。これがあればこだわりコーヒーが作れるぞ!
キャプテンスタッグ コーヒーミル基本スペック 本体サイズ Φ46x135mm 重量 219g 豆容量 17g 刃の材質 セラミック 価格 3,700円前後 メーカーサイトはこちら |
【製品紹介】キャプテンスタッグ ハンディーコーヒーミルS
まずは鹿番長のハンドミルの中身を見てみましょう。
(左)大きさはミニランタンくらいでしょうか。パッケージには安心の「日本製」とあります。
シンプルなステンレスボディに鹿マークが輝いています。
(右)本体の上と下のフタが外れる構造になっています。ゴリゴリするハンドルも取り外し式。
あと、取説も入っています。ここに美味しいコーヒーの淹れ方も載ってました。
(左)本体下側に、白いセラミックの刃が見えます。その下にある三角のノブで粗さを調整できます。
(右)本体上側の豆を入れる部分。最大約17gの豆が入る容量となっています。ちょうど1.5杯分ってところかな。
【準備物】ミル、フィルター&ドリッパー、豆、砂糖やミルク
ミルを使ってコーヒーを作る際に必要なものは、主に以下の4つです。
・コーヒーミル本体
・コーヒー豆
・フィルター&ドリッパー
・砂糖やミルク(これはお好みで)
豆は挽いていない完全な豆状態のものが必要です。1杯辺り10g〜15gくらい使うかな。
普通のスーパーとかだとあんまり置いてないかもしれません。カルディとかスタバで買おう!
私は2杯分の豆を100円ショップのミニボトルに入れてます。
コーヒーを淹れるのに必要なフィルター・ドリッパーは、一体型になったものが便利です。
これは100円ショップで10枚入りとかで売ってるので、簡単に手に入ります。
お砂糖やミルクなどはお好みで用意しましょう。ブラックがいい人は要らないです。
私は甘いのが好きなのと、別個で用意するのが面倒なので砂糖とミルクが入ったカルディのクリーミーシュガーパウダーのスティックを用意してます。
私は必要な物を100円のミニポーチにまとめた「コーヒーセット」を作ってあります。
これがあれば忘れ物の心配なし!
【手順】ミルを使ってコーヒーを作る方法
コーヒーを入れるための「作法」は、簡単に分けるとこの4STEPとなります。
①お湯を沸かしておく
②ミルに豆を入れる
③粗さ調整して豆を挽く
④フィルタードリッパーをセットし、お湯を注ぐ
それでは、より詳しい方法も踏まえて、次の項目より解説していきます。
なお、コーヒーの淹れ方というのはこだわるとめちゃ面倒なことも出てきます。
ですので、ここではあくまで「キャンプでもできる、お気軽に楽しめる範囲」でご紹介します。
コーヒーソムリエみたいなことやらなくても、自分で淹れたコーヒーを外で飲んだらきっと美味しいですからね!(精神論)
①お湯を沸かしておく
まずはお湯を沸かしておきましょう。
この時、よりこだわるならば「飲む2倍の量のお湯を沸かす」ことをやってみましょう。
マグカップを温めるための「捨て湯」に使うからです。
コーヒー1杯で大体150mlとすると、300mlあればOKです。面倒ならやらなくても全然大丈夫!
ちなみに私は、150mlでは少ないのでもうちょい多めに飲んでます。
でも毎回きちんと測ってないので、正確にはわかりません!
②ミルに豆を入れる
豆の量は、1杯10〜15gが適量とのこと。
キャンプでは正確には測れないので目分量でも良いでしょう。
ミルには約17gまでしか入らないので、まぁ7〜8割入ってたらOKです。
当然ながら、豆の量が多いと濃く、少ないと薄いコーヒーになります。
この辺もお好みで調整しましょう。
③粗さ調整して豆を惹く
刃の下に付いている三角のノブで、豆の粗さを調整することが出来ます。
時計回り細く、反時計回しで粗くなります。
といっても「今どのくらいの粗さか」という絶対的な表示はありません。ここはちょっと不親切。
自分なりの基準を作っておくことで、毎回同じくらいの粗さで挽くことが出来ます。
私なりの方法ですが、ノブが完全に締まるまで回して、そこから〇クリック緩める、で統一しています。
7クリック戻して引いたのが(右)の状態。粗挽きくらいでしょうかね。
2〜3クリック戻しで中〜中細挽きくらいになります。
豆の挽き方でかなりコーヒーの風味が変わるので、色々試しながら飲んでみると楽しいですよ!
あとはフタをしてハンドルをセットし、回して挽いていきましょう。
この挽いてるときのゴリゴリゴリ…という感触がなんとも言えず気持ちいいんですよね〜。
(とりあえず脳内で「ダバダ〜♪」とささやくのがたしなみです)
粗さを細めにしていると結構ハンドルが重たいので、ボディを落とさないようにしっかり持っておきましょう。
全部挽き終わるまで大体30秒から1分くらいでしょうか。ハンドルが軽くなって音がしなくなったら終わりの合図です。
③フィルタードリッパーをセットし、お湯を注ぐ
(左)ドリッパーを折って山型にし、マグカップにセットします。
あ、拘る人はその前にお湯をマグカップに注いで温めておいてくださいね。(もちろん、そのお湯は捨てます)
さらに拘る人は予めフィルターにもお湯をかけておくんだとか。
(右)ドリッパーに豆を入れます。この時、豆が直接マグカップにこぼれ落ちないように注意。
私みたいに「ちょっとくらいいいじゃん!」と放っておくと、舌触りのまずいコーヒーになってしまいますので…。
いよいよ淹れていきますよ〜。
(左)まずは軽く、豆全体を湿らすくらいの量を入れ、その後30秒ほど待ちます。いわゆる「蒸らし」ってやつですね。
本当はチョロチョロと細くお湯を注げれば調整しやすいんですが、キャンプ用のクッカーやシェラカップではちょっと難しいですね。
(右)蒸らしが終わったら、再びお湯を注いでいきます。
中心から円を書くようにまんべんなく…はクッカーでは難しいので、せめて大放水にならないように慎重に。
この2回目の抽出が一番コーヒーの風味が出るときらしいですよ。
まぁ、あまり細かくこだわっても仕方ないので、何回かに分けてお湯を注ぐ、くらいにしときましょ。
大体、一杯のコーヒー注いで落ちきるまで2分くらいかかります。
ぼーっと待ちながら、ピトピト落ちる滴を見てましょうw
挽き方、淹れ方で味が変わる
はい!おまたせしました。ようやく自分で挽いて淹れたコーヒーが完成しましたよ。
あとはお好みで砂糖やコーヒーなど入れて、自分だけのこだわりコーヒーを楽しみましょう。
インスタントとは違い、自分でコントロールできるイベントが多数存在するのがハンドミルで作る方法です。
そのため、各イベント時の条件を色々変えてやることで、コーヒーの風味を大きく変えることが出来ます。
こちらはハンディミルの取説に記載されている内容です。
湯温、粉量、挽き具合、浸漬時間と4つのイベントによる抽出の違いがありますね。
色々条件を変えてみるのも面白いですよ!
私はいつも同じように作ったつもりでも毎回味が違うので、そもそも「いつも通りに作る」こと自体かなり難しい気がしますが…。
掃除・お手入れは面倒?
さて、ここで気になるのがメンテナンス。
いくら美味しいコーヒーを飲むためとはいえ、お掃除が面倒だと困ります。
このハンディミルは簡単にお手入れができるようになっていますので、普段使いの掃除ならすぐ終わります。
取説によると、お掃除は水洗いしてよく乾かすようにと記載されています。
日常のお掃除は水を入れてバシャバシャ振って洗い流す、を何度か繰り返す程度でOK。
しっかりキレイにしたい時は、粗さ調整ノブを緩めれば刃が取り外せるので、ブラシなどでキレイにしてやりましょう。
刃といっても刃物ではなく、すり潰す形状です。洗っていて手を切るなんてことはありませんのでご安心を。
シンプルな構造なので、誰でも気軽にバラしてお手入れすることが出来ますね。
面倒な掃除が少ない分、電動の全自動コーヒーメーカーより楽なんじゃないか?とすら感じます。
【まとめ】深いコーヒーの世界を、お気軽に楽しみたい人向け
ということで、キャプテンスタッグのハンディーコーヒーミルSを使ってみた感想でした。
自分でコーヒーを作るという「楽しみ」を気軽に味わえる、キャンプにはもってこいの道具だと思います。
作りもよく、特に壊れたなどのレビューも見かけませんので、信頼性も高いと思います。
何しろコンパクトなのでキャンプツーリングなどにも持っていきやすい!
景色のいいところへ行って、現地でお湯を沸かしてコーヒを飲む「コーヒーツーリング」のお供にも最適。
コーヒー好きな方、インスタントでは雰囲気が出ないなぁ…って方、ぜひ使ってみてはどうでしょ?
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