キャンプツーリングの準備でぶち当たる壁のひとつが「荷物の積み方」ではないでしょうか。
「あの大量のキャンプ道具を、どうやってバイクに積んだら良いの?」と悩む方も多いはず。
そこで、キャンプツーリング歴10年、バイクの荷物積載マニアでもある私が、これまでの経験から学んだ知識をまとめました。
この記事では、以下のことについて書いています。
・バイクへ荷物を載せるための知識
・正しいバッグの選び方
・荷造りで知っておくと便利な知識
これを読めば、きっとあなたの悩み・疑問が解決します。
正しい知識を身に着け、安心できる積載でキャンプツーリングに出かけましょう!

僕もサポートするよ〜
積載の基本ルール、知識を知ろう
まずはじめに知っていただきたいのは、2輪車への荷物を積む際のルール。
道路交通法によって、荷物の重さや寸法の制限が決まっています。
大前提として、この制限に引っかからないような積載をしなければいけません。
中でも特に注意しなければ行けないのが左右のはみ出し制限。
リアシートまたはステップ(乗車装置)から左右15cmまでと決まっており、その中に荷物を収めないといけません。


え?これだけ?皆もっと大きい荷物載せてない?
そうなんです。
テントなど横幅が大きめの荷物を載せると、結構簡単に制限を超えてしまうんです。
荷物がハンドル幅に収まっているからOKでは無いので、要注意!
じゃあ大量の荷物を積んでいるライダーは皆、法律違反をしているかというと、そうではありません。
とある方法で制限寸法を大きく広げることが出来るんです。
それが、サイドバッグを取り付けるという方法。
実は「サイドバッグを取り付けると、その分はみ出していい幅も広がる」という法律になっているんです。


めっちゃ広がってる!!
サイドバッグは法律上の「積載装置」になり、サイドバッグ本体から更に15cmまでのはみ出しがOKになるんです。
<簡単なまとめ>
・シートバッグは乗車装置から15cmを超えるはみ出しはNG
・サイドバッグから15cmまでのはみ出しはOK
これがバイクで注意したい荷物積載のときのルールです。
他にも細かいルールがありますので、下記の記事に詳しくまとめております。
「積載違反とは思わなかった」とならぬよう、一度は確認しておくことをおすすめします!
キャンプ用のバッグを選ぼう

次はいよいよ、キャンプ用のバッグを選んでいきます。
キャンプ道具を収納するのに必要な容量は大体70L〜100Lくらい。
まずはこのくらいの積載容量が確保できるようにバッグを探してみましょう。
最も大きな容量を確保できるのはリアシートバッグ。
前項でも説明したように、積載装置(サイドバッグ)の有無ではみ出し制限が変わってくるので、どの幅までのバッグが載せられるか確認しておきましょう。
小〜中型クラスのバイクであれば、タナックスのフィールドシートバッグがおすすめ。
コンパクトな荷物でまとめればこれ1つにキャンプ道具が収まります。
もし容量が足りなくなっても、幅を拡張することが出来ます。
サイドバッグを取り付けるなら、私のおすすめはツアーシェルケース2。
四角型で荷物が隙間なく詰められます。セミハードタイプなので荷崩れしにくく、見た目もかっこいい!
参考 ツアーシェルケース2徹底レビュー!パニア風の大容量サイドバッグ
その他、タンクバッグやリアボックス、ホムセン箱など各積載箇所のバッグ選びやおすすめ商品を紹介しております。
詳しくは↓の記事からどうぞ。

買い揃えた道具が入るようなバッグを選ぼう!
荷造りのノウハウを伝授!


道具をポンポンとバッグへ放り込むだけじゃ、賢い積載とは言えません。
コンパクト収納、取り出しやすい場所、順番、重量バランスなど、バイクの荷造りと積載には覚えておくと便利なテクニックがたくさんあります。
「荷物をどう詰め込んだらいいか分からず、何回も出し入れを繰り返す」
「バッグの荷物をひっくり返さないと、必要な道具が取り出せない」
「片付けに時間がかかりすぎて、チェックアウトに間に合わない」
そんな私の失敗や反省から生まれたノウハウを、皆様に共有いたします。
荷物を重ねて収納してスペースを有効に使う「スタッキング」
衣類や寝袋などを小さく圧縮してサイズを抑える「コンプレッション」
荷物を使いやすい順番に収納したり、バイクに載せる「パッキング」
この3つの技と知恵を織り交ぜながら、あなただけのスペシャルな積載術を完成させましょう。
キャンプとは面倒を楽しむ趣味ですが、無駄な苦労で時間を消費するのはもったいないですからね。
ササッとスマートに準備や片付けを済ませ、時間の限りアウトドアを楽しむ。そのための準備が大切です。

キャンプで昼寝できるくらい余裕があると、最高に贅沢な気分〜…
ホムセン箱をDIYで取り付ける

バイクの積載界隈では「玄人」とか「通」とか言われてる、実用性全振りの積載がホムセン箱。
箱型の蓋付きボックスをバイクに載せてしまおうという手段です。
安いし、頑丈だし、テーブルにもなるホムセン箱は、見た目がダサい以外は最強の積載方法のひとつ。
特に過酷な状況を走る北海道ツーリングでは、その採用率は本州より格段に上がります。(ヒスケ調べ)
ってことで、私も北海道ツーリングのためにホムセン箱取り付けをやってみました。
箱の選定、固定方法、追加カスタムなど、ホムセン箱に挑戦してみたい方向けに情報をまとめましたので、気になる方は下記の記事をどうぞ。
使ってみた感じ、たしかに実用性は抜群に良かったですね。
ただどうしても見た目が気になる瞬間が出てきたので、フルパニアに合わせて真っ黒のホムセン箱を探して取り替える、ということまでやりました。
参考 フルパニアに合わせてホムセン箱を黒箱化する|MHB-460

黒でまとめると、びっくりするぐらいかっこよくなったんだぜ…
フルパニアに挑戦しよう

ハードタイプのサイドバッグである「パニアケース」と、リアボックスを組み合わせた「フルパニア」は、積載好きなら一度は憧れる究極の装備。
防水性、防犯性、容量と三拍子揃ったフルパニアという夢を、ぜひとも叶えてみませんか?
「私のバイクにはパニアケースの設定がないから…」と諦めるのはまだ早い!
私が乗っていたCB400SBも設定はありませんでしたが、それでも比較的容易にフルパニアを実現することが出来ました。
その時の作業の様子をまとめておりますので、ぜひ参考にどうぞ。
参考 わくわくフルパニア計画3 トップケースを取り付ける
参考 わくわくフルパニア計画4 サイドマウント&ケースを取り付ける

パーニア♪パニア♪大容量♪
ポップアップテントをバイクに載せる


「広げるだけで完成するポップアップテント、バイクに載せられないかな?」
そんな妄想をしたことがあるライダーもゼロではないはず。
確かに、ポップアップテントが載せられたら設営時間はめちゃくちゃ短縮できます。
円盤状に収納されたテントをバイクに載せるのは簡単ではありませんが、妄想を実現させるためにいろいろと試しました。
ぜひとも、その検証結果をご覧ください。
実験だけじゃなく、実際にバイクに積んでキャンプツーリングにも行ってます。
見た目はちょっと不自然ですが、それをも凌ぐほど短時間で終わる設営時間!これは本当に便利だったな〜。
参考 鳥羽キャンプツーリング|クイックアップドームを持っていく
道具選び目線で見るバイク積載
キャンプツーリングの準備、はじめの一歩は道具選びから。
「どんな道具を買えばいいの?」「皆はどうやって選んでいる?」
そんな悩めるライダーの悩みを解決すべく、バイクキャンプに必要なもの、道具の選び方やおすすめ道具などをまとめました。
特に今はキャンプブームの影響を受けて、たくさんの道具が発売されています。
それ自体は良いことなのですが、物が増えすぎたあまりに安かろう悪かろうな物、品質の悪い海外製品なども明らかに増えました。
道具を見る目が養われていないキャンプ初心者にとっては、高くなくてちゃんとした道具を選ぶのは結構難ハードルが高いんです。
当サイトでは、ただ単におすすめ商品を紹介するだけでなく「どういう目線で選べば良いか、どういった点に注意するか」も合わせて解説しています。
あくまでベースはユーザー目線。
私が実際に選んで買ったもの、トコトン調べて良いと感じたものです。私が買うならコレ、という考え方でピックアップしていますのでご安心ください!
道具選びとバイク積載って、実は表裏一体。
バイクに積載しやすい道具を選ぶ、買った道具が入るバッグを選ぶ。2つセットで考えるのが基本です。
実際に荷物を積むときのことをイメージしながら、道具やバッグを選んで見ましょう!

これでキャンプツーリングの準備はばっちり!
コメント