レース観戦や航空祭などのイベント遠征の際に、車中泊(仮眠)ができたら便利ですよね。
今回は、我が家の愛車WRX S4(VAG)をプチDIYして車中泊できるようにしたので、備忘録として残しておきます。
ちなみに、モデルは10年近く前の古い車体ですので、今更感しかないです。情報には何の目新しさもございません…。
それでも誰かの役に立つかもしんないし〜
【STEP1】フラットな寝床を用意する
WRXでフラットな寝床を作るのは、比較的簡単です。
後部座席を倒せば、トランクから「ほぼ平面」が出来上がります。
「ほぼ」という理由はトランク側が5センチほど低いために、小さな段差が発生するからです。
なので、トランクの床板の下にキャンプマットやいらない毛布などを噛ませて底上げすればOKです。
これで大きな加工なく、トランク〜後部座席までフラットな面が確保できます。
しかしこれだけでは、フラットな面が140cmほどしかありませんので、寝床には短すぎます。
なので、フロントシートとリアシートの隙間を埋めてやることで寝床を延長できます。
リアシートの足元に適当な箱を置き、タオルなどを詰め込んだ袋で高さ調整して平面を作りました。
この状態でリアシートを倒せば、トランクからフロントシート裏面まで160cmくらいの平面が作れます。
ちなみに、↑の写真で使っているボックスはアイリスのMHB-460というホムセン箱です。
以前まで、バイクのリアボックスとして使っていたものの流用ですね。
私の場合、運転席のポジションはそのままでギリギリ箱を潜り込ませることができました。
リアシートを左右とも倒せば、幅110cm・奥行き160cmほどの寝床が生まれます。
あとは、お好みのマットなどを敷いて寝心地を確保すればOK。
私は完全にキャンプ道具流用で、厚さ3.8cmのインフレータブルマットを使ってます。
しっかり平面が作れているので、このくらい薄いマットでも全く問題ありません。
幅は64cmなので、リアシートの広い方(運転席側)だけ倒してもぴったり収まります。
なので、助手席側のリアシートは普通に座ったりできますよ。
【STEP2】目隠しを自作する
車中泊DIYで一番面倒なのが目隠しの作成。
今回は試作ということも有り
・極力簡単で
・費用も抑えて
・車体への加工も最低限
という条件で作ることにしました。
その完成した姿がこちら。
めっちゃ分かりにくいと思いますが…
・リアサイドウインドウとリアウインドウはカーテンを垂らす
・フロントシートの後ろに大きいタオルを垂らす
という方法で目隠ししました。
寝床はリアシートなので、フロントウインドウまで隠す必要はありません。
では個別に解説。
リアサイドウインドウの目隠し
100円ショップで、丁度いいサイズの布(ミニカーテン)を買ってきました。
両面テープ付きのマジックテープ(ベルクロ)を窓枠とカーテンに貼り付けて、ワンタッチで固定できるようにしています。
車体側への最低限の加工(マジックテープの貼り付け)が必要ですが、まぁこのくらいなら許容範囲です。
本当は無加工で、マグネットで貼り付ける予定でしたが、力が弱くてイマイチだったので止めました。
実際使ってみると、カーテンの重みでテープが剥がれてしまう箇所がありました。
これで本格運用するなら、マジックテープとカーテンは接着剤で貼り付けたほうが確実ですね。
また100円の布なので生地が薄くて中が見えそうですが、案外大丈夫でした。
リアウインドウはもともとスモークフィルムが貼ってあるので、中身がスケスケになることはなさそうです。
ここにかかった費用は、カーテン2枚とマジックテープで合計300円。
リアウインドウの目隠し
リアウインドウも、リアサイドと同じ方法(マジックテープ)です。
リアウインドウは傾斜がキツイので、奥(窓の下側)まで固定するのではなく、布を垂らすような形にしました。
布の縦の長さが短いので焦りましたが、結果的に垂らす形でも十分目隠しできるのでOKです。
こちらの布はやや大きいので、値段は200円か300円かだったと思います。
フロントカーテンの設置
フロントシートの後ろに、タオル(110x60cmくらい)を吊るしています。
ブランケットなどでよく使われるサイズなので、その辺にあるものが使えると思います。
(左)端っこの固定は、タオルに安全ピンを通す→リングを通す→クリップで内張りに固定という方法です。
(右)端だけでは垂れるので、中間でも何箇所か支えます。こちらはS字フックをサンルーフの枠に引っ掛けています。
サンルーフがない車両は…この方法使えないですね。すんません。ま、困ったらマジックテープで良いでしょう。
実際にWRXで車中泊してみた感想
実際に、遠方の航空祭に行った際に仮眠&車中泊で使用しました。
「とりあえず寝れりゃ〜いいや」くらいに思っていましたが、意外にもめっちゃ快適でした。
目隠しはちゃんと機能してるし、設置も簡単。
寝床はちゃんとフラットで寝心地いいし、即席格安仕様にしては十分すぎるほどの完成度。
キャンプで小さいテントで寝ることに慣れてるからか、狭い車内でも全くストレスがありませんでした。
むしろテントより安心感あるし、住めば都じゃないか。
本当に仮眠用のつもりでしたが、これならもうちょい工夫すれば普通に連泊の旅行にも使えるんじゃないかと思うほど。
期待以上にいい仕上がりでした。
車中泊が不便なくできるようになれば、移動やお出かけの選択肢が広がりますね!
バイクも楽しいけど、悪天候なときは車で車中泊キャンプなんてのもいいかもしれないですね。
車も楽しみ方は無限大。これからも楽しいことを探求していきます!
それでは!
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