間もなく11月。朝晩の冷え込みも強くなってきました。
季節は秋ですが、この時期のキャンプは冬といっても良いぐらいの装備や対策が必要です。
そこで今回は、この時期にキャンプするときに覚えておいた方が良いこと、実際にキャンプしたときに痛感したことを私なりにまとめてみました。
すぐ出来そうな簡単な事、忘れがちな事をピックアップしていますので、どうぞご参考に。
「夏の感覚が抜けずに寒い」、「大丈夫だろうと油断していた」そんなことが起こりがちな冬キャンプ。ここを抑えておけば大失敗はしないはず!
トイレに近いところへ設営しよう
まずは設営場所。
寒くなるとどうしてもおトイレへ行く回数が増えます。
出来るだけお手洗いに近い場所へテント張ったほうが圧倒的に楽です。
私は昼~翌朝までに7回くらい(アバウト)はお手洗い行ったと思います。
遠いからってトイレ我慢しだすと、ロクなことありません。
ただ、トイレや炊事場近くはみんな張りたがるので混みやすいです。無理のない範囲で近くに張りましょう。
防寒着はよく考えて、調べて!
「とりあえず着込めばいいんでしょ?」
「嵩張るし持って行かなくていいでしょ!」
これはもう、冬キャンプではフラグワード。
特に電源なしサイトや荷物の量が限られるバイクキャンプでは、防寒着のセレクトは非常に重要です。
防寒着など含めた衣類を着る順番をレイヤリングといいます。
何をどう着るのかで、保温性能はかなり変わってきます。
簡単にまとめると
・1枚目は速乾性の半袖Tシャツ
・2枚目はウールのシャツ
・3枚目にフリース、またはダウン
・4枚目に防風、防水ジャケット
がベストと考えます。
(左)愛用しているモンベルのフリースジャケット。
薄いのにあったかいし動きやすい!袖から風が入らないのもポイント。
(右)バイク用の冬用ライディングジャケット。ゴワゴワしないし動きやすいので、キャンプ時のアウターとしても優秀。
アウタージャケットは嵩張るので、バイク用とキャンプ用を兼用できれば荷物が節約できますね!
ネックウォーマーなど、小物こそ重要
(左)防寒着と同じくらい重要なのがネックウォーマー。
首から風がビュービュー入ってくると、どんな防寒着でも寒いです。体感温度は全然違います。
バイク乗っているときは風を通さない防風素材を。
キャンプ中は着心地が良くて首に密着するフリース素材の物が良いです。
(右)もう一つ、ぜひともお勧めなのがワークマンのメリノウールの靴下(580円)。
これがもうめちゃくちゃ暖かい。騙されたと思ってひとつ買って試してみて欲しい逸品。
靴下1セットで580円なんて高いと感じる?
あのコスパ最高のワークマンだからこの金額に収まっているだけ。
普通のメーカーなら2,000円相当はします。いますぐワークマンへ行って買っていいレベル。
つま先は冷えやすいので、本気100%で防寒しに行くべし。
あと欠かせないのが、スマホが使える手袋。
キャンプとはいえスマホにはお世話になることが多いので、いちいち外さずに使えた方がいいです。
あんまり厚手のものだと細かな作業がしにくいで注意。
これもワークマンで500円のやつ。手のひらがゴム素材なので滑りにくくてGOOD。
意外と忘れがちなのが帽子。
人の熱は頭から逃げていくので、帽子は絶対あったほうが良いです。
↑写真みたいなキャップでもいいけど、ニット帽など暖かい素材の方が効果的。
パーカーのフードで補ってもよし。
スマホを冷えから守れ!胸ポケット
ジャケットやスマホ手袋の話がありましたので、関連するところとして・・・
寒いとスマホのバッテリーはすぐ減ります。
使わない時はジャケットの胸ポケットなどに入れておいて保温してやりましょう。
最近のスマホは大型化しているので、ズボンのポケットに入れると動きにくいし落としやすい。
邪魔にならず、取り出しやすい胸ポケットが最適だと思います。
ミドルウェアやアウターウェアに胸ポケットがあるものを選んでおけば、常に胸で保温しておけますよ。
テントは風対策&くつろげるサイズを
寒い時期は、テントに籠って寒さをしのぐことが多いと思います。
特に焚き火をしない人や、雨風・夜中で焚火出来ない時など・・・。
夏よりもテントの中で過ごすことが増える冬は、くつろげる余裕のあるサイズのテントが欲しい。
とはいえ広ければ広いほど熱がこもりにくいので、ちょうどよいサイズ感が重要。
冬用テントは隙間風を防ぐスカート付きが主流ですが、私は持ってません。
↑のように、パンダテントを地面スレスレに低く張ることで隙間風を防ぐ方法で凌いでいます。
あるいは、パンダタープなどのような裾の長いタープであれば横風をシャットアウトすることもできます。
テントの中で長時間いるのが苦痛だという方は、こういったタープを使うのが吉。
タープ近くで焚火をしたいなら、コットンを含んだTCタイプのタープにしときましょう。
参考 パンダタープ紹介記事
冬は鍋。なべ!ナベ!鍋!
言うまでもないかもしれませんが、冬キャンプは鍋が超おすすめです。
かんたん、暖まる、バリエーション豊富で安い!出来れば一年中鍋したい(笑)
・カット野菜を使えば、料理の手間がかからない
・もやし、うどんなど安い食材が主役
・一人用鍋の素が増えてきて、飽きない
・汁物なので洗い物がしやすく、鍋一つで済む
など、いいことづくめ。
キムチ鍋などの辛いものは、体もあったまるぞ~。(汗かき過ぎに注意)
保温マグのありがたさを知る
真空マグなど保温効果の高いマグカップは、冬にこそ真価を発揮します。
保温効果の薄いシングルマグだと、せっかくの暖かい飲み物もすぐに冷たくなってしまいます。
スノピの真空Wマグ+リッド(フタ)の組み合わせは鬼に金棒。本当に冷めません。
冬キャンプするなら、マジでこの2つは持っていた方がいいです。
合わせて、真空ボトルの水筒を持っておくとさらに便利。
お湯を沸かせて水筒に入れておけば、おかわりや次の料理にすぐ熱湯が使えます。
ブランケットは万能選手、1つは持っとくべし
素材やサイズはなんでもいいので、ブランケットを1枚持っとくと便利です。
イスに座るなら、お尻に敷いて下半身の冷えを防止したり。膝にかけてもいいですね。
地べたに座るときに敷いたり、寝る時シュラフに掛けたり入れたり。どうとでも使えます!
これで君も秘密結社ブランケットの仲間入り・・・じゃないけど、あって困るもんじゃありません。というより必須。
さいごに
冬キャンプ=焚き火!ストーブ!などイメージしがちですが
その前に出来ること、体の熱を逃がさず蓄えることが何よりも基本です。
大がかりな道具に頼らず、高額なギアを揃えなくても冬キャンプすることは出来ます。
本格的な寒さになる前に、秋キャンプで身体と心を順応させて、冬キャンプを楽しむ準備をしていきましょう!
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