私はバイク用ヘルメットにOGKのカムイ3を愛用しています。
これを選んだのはインナーシールドが1番の決め手で、日中用のミラーシールドと夜間用のクリアシールド、両方を持ち歩く面倒から開放されたかったから。
荷物の多いキャンプツーリングではシールドの収納場所に困るので、実際に使ってみると便利すぎてマジ便利。(語弊力…)
そして走行中にミラーとクリアを切り替えられるから、走行シーンを選びません。
もう「すべてのヘルメットがこうあるべきでは?」と思うぐらい快適なヘルメットです。
アライやショーエイに比べて圧倒的に安く、機能性も申し分ないコスパ最強のツーリングヘルメット、OGKのカムイ3の魅力を語らせていただきます!
OGK Kabuto:Kamui3(カムイ)のスペック
OGK Kabuto Kamui3
定価:33,000円〜37,000円
サイズ:XS〜XLまで全5サイズ
カラー:単色3つ+グラフィック9パターン
重量:1.6kg〜1.7kg
JIS規格適合
メーカー商品ページはこちら
OGKカブトは、大阪に本社を置く日本のヘルメットメーカーです。
自転車用ヘルメットとして元々有名だったOGKですが、バイク用ヘルメットも近年の着用率が高くなってきたように感じます。
そんなOGKから販売されているツーリングメットがこの「カムイ3」。
とにかく多機能でありながら値段が安く、万能な使い方ができる人気モデルの一つです。
実売価格は、Amazonでは単色が2.7万円前後、グラフィックで3万円前後となっています。
AraiやSHO-EIと較べると、とても購入しやすい価格帯なのが嬉しいですね!
【長所1】インナーシールドがめっちゃ便利
カムイ3の最大の特徴でもある「インナーシールド」。
これは、ヘルメットに内蔵されたスモークシールドを出し入れすることが出来る機能です。
もちろんヘルメットを被ったまま、メインのシールドを閉じた状態でも出し入れできます。
操作は左側にあるレバーで行うので、走行中にグローブの上からでも操作が可能です。
これがもうめちゃくちゃ便利で、
・夜間走行用の予備(クリア)シールドを持つ必要がない
・走行中にスモーク・クリアの切り替えが可能
という、圧倒的に便利なメリットがあります。
従来のスモークやミラーシールドのみのヘルメットでの懸念点だった
・日没前にクリアシールドに付け替える必要がある
・予備シールドを収納する場所に困る
・暗いトンネルや影のあるところ・曇天時に道路が見えにくい
を一発で全部解決してしまうんです。
カムイ3を使っていると「車の運転時に、サングラスをかけたり外したりするよりも楽」と感じます。
もはや、すべてのヘルメットがこうであるべきでは?と思うくらい、素晴らしいシステムなのです。
インナーシールドは変更できる!見え方はこんな感じ
標準のインナーシールドはスモークタイプですが、別売りのミラータイプに変更できます。
「スモークよりもミラー派!」という方も、これなら安心ですね。私も変更しました。
こちらがミラータイプのインナーシールド。
品番は「CF-3」になります。ブルーミラー・シルバーミラーの2種類がありますのでお好みで。
私はブルーミラーにしました。交換も簡単にできます。(取説はこちら)
ブルーミラーをつけるとどのような見え方になるのか比較してみました。
【左】がクリアシールド、【右】がブルーミラーを下ろした状態。
クリアシールドは日中だと日差しが目に刺さりちょっと眩しい印象ですね。
ブルーミラーでは明るい部分が抑えられてとても見やすいです。
青系のミラーは比較的視界が明るいのが特徴ですが、それでも私は影が多い道やトンネル内ではクリア状態に切り替えて走っています。
小さな落下物などを見落とすだけでも危険ですし、こまめに切り替えられるのがインナー付きヘルメットの強みなので、ガンガン使ってます!
外から見るとこんな感じ。ほぼ顔の全面が隠れるぐらいになります。
実際にかぶったとき、視界のうちの80%をインナーシールドが占めるイメージです。
これ、最初は「結構インナーシールドとの隙間が気になるなぁ…」と思ってたんですが、
実際のバイク乗車時のように顎を引いて軽い上目になると、ちょうど視界が100%インナーシールドになるんです。
【長所2】機能満載で快適便利
カムイ3はメーカーの謳い文句「全部機能入りヘルメット」というくらい、多機能な工夫が施されています。
ざっと一覧にしてみました。
・紫外線、赤外線をカットするメインシールド。暑さ低減にも効果がある
・インカム取り付け用スペース&配線用の溝がある
・メガネ装着を考慮したチークパッド形状(内装の切れ込み)
・曇り止め用ピンロックシート(別売)は、面積のほぼ100%をカバーするワイドタイプ
・顎下のウインドシャッター、ブレスガード標準装備で季節に応じた調整可能
・グローブしたまま脱着が出来る、ラチェット式ベルト
ツーリングヘルメットと呼ぶにふさわしい、便利な機能ばかり。
私は雨天時に走行することも多いので、ピンロックシート(曇り防止用ダブルレンズ)をつけました
シールドのほぼ100%をカバーするサイズなので、装着していても邪魔にならず、つけっぱなしにしています。
(前世代のピンロックシートは幅が狭く、縁が視界の中に来てすごく邪魔でした…)
雨天時やトンネル突入時などの場面でも全く曇らないので、これだけは絶対つけておきたいパーツです。
クリアな視界の確保はバイクにとってめちゃ重要ですからね。カムイ3用の品番は「CF-1W」。
【カスタム】カムイ3にB+COMとGoProをつけてみた
私はカムイ3にインカム(B+COM)とカメラ(GoPro)をつけています。
どんな感じでつけているか、参考にどうぞ。
まずインカムですが、本体はヘルメットに用意された取り付けスペースには収まらないので、側面に直接貼り付けています。
B+COMはマジックテープを貼り付けるタイプなので、湾曲していても取り付けやすいのが特徴。
インカムと言えばB+COM!(Amazonで見る)
配線を通すための溝や、スピーカーを埋め込むくぼみまであるので、ポン付け可能です。
決して高級ヘルメットってわけでもないのに、ここまでちゃんとしてくれるのはありがたい!
カメラは、いわゆる顎マウントタイプを使用してGoProを付けています。
ベルト2本を通す方式なので、両面テープなどを使わず落下リスクがほぼない安心仕様。
使わない時は簡単に外しておけるので、使い勝手は良好です。
製品の使い方や、どんな画が撮れるかなどは、以下の記事で詳しくご紹介しています。
これだけ装備を追加していますが、ヘルメットの重さもほとんど気になりません。
元々1.6kgと軽く、これでインナーシールド付きなら十分じゃないでしょうか。
ちなみに風切り音もほぼきになりません。
以前使っていたエアブレード3では、インカムをつけると変な風切り音がしていましたからね。
最近のヘルメットは、そういったところもきちんと設計されているのか、なかなか優秀ですね。
【短所1】ここだけが気になる
機能、値段とも申し分ないカムイ3ですが、私が気になった点が一つ。
ベルトの持ち手のプラ部分が走行中に風で煽られ、他の部分に当たってカチャカチャ音がします。
これが結構耳障りですね。
私の場合、40キロくらいで走行しているときが一番カチャカチャ音がしますね。
夏用のメッシュジャケットでは顕著でしたが、冬用のジャケットでは風の流れが違うのか全く音はしません。
バイクの車種やライダーの体型・姿勢などで鳴る条件は変わってくるとは思いますが…。
ビニールテープ巻いて音を消そうとしてみたり、重みで風で煽られないようにしようとしてみましたが余り効果はなく。
切っちゃうわけにも行かないので、現状はそのままカチャ音させながら走ってます。笑
【まとめ】コスパよし、機能性よしのおすすめヘルメット
ということで、カムイ3を選んだ理由から実際に使ってみての感想までをレビューいたしました。
インナーシールド付きということでSHO-EIのGT-Airと購入検討しておりましたが、値段でこちらに決定。
正直「安いなりの物かな〜」と覚悟してましたが、ツーリングユースなら全くといっていいほど不満のない、とても優等生なヘルメットでした。
カムイ3ならグラフィックモデル買っても、GT-Air2の単色より2〜3万円安いですからね。
バイクはジャケットやらグローブやら、いろいろ装備にお金かかります。
ヘルメットも大事だけど、全身装備(特に胸プロテクター)揃えることが重要なので、この価格は非常に助かります。
グラフィックモデルもたくさんありますが、もし今買うなら「エステラ」ってモデルがいいかな〜。
黒ベースなのでジャケットやバイクを選ばないし、かといって地味すぎず派手すぎずで何にでも合いそう。
コスパに優れたツーリングヘルメットを探しているなら、カムイ3が一番でしょう!
実際にユーザーも多く見かけるので、多くの人から選ばれているんだなぁと感じます。
オススメです!
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