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バイクキャンプの積載方法を徹底解説!基本のルールとは

バイク装備
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バイクでキャンプをする時に困るのが、荷物の積み方ですよね。

車キャンプと比べると、バイクは積載に工夫が必要な分、難易度が高くなっています。
荷物がすべて入り切らない、雨で濡れてしまった、走行中に荷物がずれる、バランスが悪くて走りづらい…など、積載に関する問題はたくさんあります。

この記事では
・バイクへはどのように荷物を積めばよいのか?
・荷物を積む時に注意すべきことは?

・おすすめのバッグにはどんなものがある?
といった、初心者からよく寄せられる疑問に関してをまとめています。

キャンプツーリング歴10年の積載マニア ヒスケが、荷物積載のお悩み解決をお手伝いいたします。
ぜひ参考にどうぞ!

キャンプ社長犬
キャンプ社長犬

どうやってバイクに積むかを考えてる時が1番楽しいよね〜。

この記事を書いた人
ヒスケ

中部・近畿地方を中心にキャンプツーリングを楽しんでます。
キャンプにハマって10年、累計120泊を超えました。
「本気で遊んで、誰かの役に立つ」をモットーに、情報発信していきます!



重さ制限とはみ出し寸法

はじめにバイクへの荷物積載ルール(法律)を知っておきましょう。
条項を読むととてもややこしいのですが、要約すると以下のようになります。

重量:60kgまで ※50cc以下の原付は30kgまで
:はみ出しが乗車装置or積載装置から左右15cmずつまで
長さ:はみ出しが乗車装置or積載装置から30cmまで
高さ:地面から2mまで

重量と重さの制限は、常識的な積載であればまず超過することはないでしょう。
幅と長さがややこしくて、「乗車装置or積載装置」というワードが具体的に何なのか気になりますよね。

それぞれの言葉の意味は、次のようになります。
・乗車装置=リアシートやステップなどの車体部分を指す
・積載装置=サイドバッグやリアボックスなどのバッグ類のことを指す

車体、もしくはバッグ類から何センチまではみ出して積んでも良い、ということになります。
乗車装置と積載装置、それぞれの状態での寸法制限は↓このようになります。

(左)は「乗車装置だけ」の状態です。(積載装置を付けていない)
この場合、リアシートまたはステップ(乗車装置)から左右15cmずつ、長さ30cmまでの荷物を載せてOK、ということになります。

(右)は「積載装置を付けた状態」です。(サイドバッグとリアボックスを装着)です。
この場合はサイドバッグから左右15cm、リアボックスから30cmまで積載OK、となります。

学習犬
学習犬

同じバイクでも、バッグの取り付け次第で制限が変わるんだね!

上記を見て分かるように、バッグの装着により積める大きさが広がりました。
つまり、バッグ(積載装置)を装着すれば大きな荷物が積めるということですね。

「なるほど〜!じゃあ大きいシートバッグ積んどけばOKだね!」
と考えてしまうところですが、実はコレが大間違い。ここが大きな落とし穴なんです。

要確認!大きなシートバッグは寸法制限に引っかかりやすい

リアシートに載せる大きなバッグ。
道具積載の定番であり基本ですが、これを使う際には注意が必要です。

「リアシートバッグは積載装置にならない」のです。

シートバッグは積載装置ではなく「荷物」と取り扱われるので、乗車装置から左右15cmを超えるような大きいバッグを載せてはいけないんです。


じゃあそもそも、積載装置とは何なの?と言いますと…

積載装置=サイドバッグやリアボックスなど、荷物を運ぶために取り付けられる構造物

サイドバッグ、リアボックス=積載装置
リアシートバッグ=荷物

ということになります。
荷物を入れるためのバッグという意味ではシートバッグもサイドバッグも同じですが、法規上は別物。

シートバッグだって荷物を運ぶために取り付けていますが、構造物ではないという解釈。
法律がそう言ってるんだから従うしかありません。


例えば、大型シートバッグの代表例であるタナックスのキャンピングシートバッグ2は横幅62cm(通常時)。
サイドバッグを使用しない場合、合法的なのはシートまたはステップ幅が32cm以上あるバイクに限られるということ。

ちなみに拡張すると82cmになるので、その場合は幅52cmのバイクでないとNGです。
大半のバイクはシート幅30cm以上はあるので非拡張状態では問題ないですが、拡張するとちょっと微妙なところですね。

困り犬
困り犬

細身のバイクに大きなシートバッグだけ取り付けると、アウトになるかも…。

つまり、法律に触れずに多くの積載量を確保するには、サイドバッグ等の装着がほぼ必須となってくるワケです。
参考:BIKE SUP バイクの荷物の積載制限

大事な所まとめ

・サイドバッグを付けない場合、荷物幅はリアシート・ステップから左右15cmずつまで。
・サイドバッグを付ければ、そこから左右15cmずつまではみ出してもOK。

積載箇所と特徴

次は積載箇所について解説していきましょう。
荷物を積む場所はどこが良いのか、どういった特徴があるのかを解説します。

こっちは法律の話とかじゃないので、気軽に読んでください(笑)
一般的には以下の4箇所が主な積載ポイントとなってきます。

タンクバッグ

特徴…容量は小さいが取り出しやすい
常に目に見える場所で跨ったまま取り出せるので、財布やスマホなどを入れておくのに最適。
ツーリングマップルを見れるようになっている商品も多い。
タンクの種類や形状によっては取り付けられない車種も。ハンドルと干渉する場合もあるので、よく調べるべし!

タンクバッグ

特徴…大容量、重さがあるものを載せるのに向いている
リアシートに直接載せるので、大きく重い荷物を積んでもバランスを取りやすい。
テントや寝袋・テーブルなど、メインのキャンプ道具を収納するのが一般的。
最も容量が稼げるので、自分のバイクに合う最大限の物を選ぶのがおすすめ。

サイドバッグ

特徴…重心を抑えつつ容量を確保できる、左右バランスに注意
バイクの側面に取り付けるため、積み荷によって重心が高くなることを抑えられる。
レインウェアや防寒着、着替えなど特定の状況で使う物、重くないものを入れるのがおすすめ。
荷物の重さが左右で偏るとバランスが悪くなるので注意!
車種によっては取り付けが難しいバッグもあるので、よく調べよう。

リアボックス

特徴…鍵付き、防水性があるものが多い。使い勝手が抜群に良い!
鍵付きのプラ製ボックス。防水性やセキュリティ性が高く、めちゃくちゃ便利。
バイクから離れる際にヘルメットを入れておくのに最適。日帰りツーリングでも大活躍。
取り付けには専用のステーやプレートが必要となるため、コストはやや高め。

困り犬
困り犬

荷物はどこから積んでいくのがいいんだろう?

では実際に荷物を積んでいくとなると、どこから荷物を積んでいけばよいでしょうか。

①まずは積載容量を大きく稼げるシートバッグから決めていきましょう。
あなたのバイクに積める大きさ(主に横幅)を測り、それに合致する物を探します。
シートバッグだけですべての荷物が収まりそうなら問題なし。


②収まりそうにない場合は、サイドバッグやリアボックスの装着を検討しましょう。
サイドバッグによって積載寸法が広げられるなら、もっと大きなシートバッグも選べるようになります。
サイドバッグが好みではない、装着が難しい車種の場合はリアボックスを。


③容量が確保できそうなら、最後の決め手は「見た目の好み」です。
バイクへの荷物積載はバランスが大事。見た目がかっこよければバランスも良いはずなので、かっこいいと思う積載を目指しましょう。


積載に必要な容量ですが、キャンプ道具だけで70L〜100Lは確保したいところですね。
参考 キャンプ用バッグの選び方(必要な容量はどのくらい?)参照

具体的なバッグの選び方やおすすめアイテムなど、詳しくは以下の記事で紹介しています。

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