[おすすめ記事]5分で出来るライダーズワンポールテントの畳み方

パンダテントをインナー付きのまま設営・乾燥・撤収する方法

1.テント、タープ
この記事は約7分で読めます。

パンダテントをお使いの皆さま!
インナーテントを設営/撤収の度に付け外ししてませんか?

インナーテントのフロアが乾かないから、あるいは収納袋がフライ・インナーで別だから、と外している人。多いと思います。

そりゃ勿体ない!

パンダはとてもよく考えられたテントです。
インナーを付けたままで設営できるということは、外さずに乾燥も撤収も出来なきゃ損!

今回は自称“パンダニスト”のヒスケが、インナー付きでのパンダの設営、乾燥、撤収方法をまとめてみました。
この方法を覚えれば、時間を大幅に短縮できて超便利です!

この記事を書いた人
ヒスケ

中部・近畿地方を中心にキャンプツーリングを楽しんでます。
キャンプにハマって10年、累計120泊を超えました。
「本気で遊んで、誰かの役に立つ」をモットーに、情報発信していきます!



インナー付きにこだわる理由

なぜこうも「インナー付きで」にこだわるかと言うと、単純に作業時間を短縮したいというのもあるんですが、他にもっと大きな理由があります。

設営・撤収、その都度トグル4か所とバックル5か所パチパチしてベルト調整するの、大変じゃないです?
特にフロアのバックル4か所はテントの端になるので、体勢がキツイ!
こんなの毎回やってられません。

我らライダーは、しゃがみづらいライディングパンツ履いたまま設営・撤収せねばならんのです。
プロテクター入りのパンツでこの姿勢は、かなり足腰に負担かかります。あー大変。


そんな事情もあって私は「インナー付きのまま」にこだわっています。
無くしましょう、この作業。

下準備が必要です(超簡単)

今回の方法をやるにあたって、下準備が一つだけあります。ものすごく簡単です。

こんな感じで、インナーと反対側(前室側)のベルト部分に目印を付けておきましょう。何でも良いです。
私はのビニールテープを巻いてあります。

この目印を付けるだけで、いろんな作業がすごく楽になるのです。ぜひやっときましょう。

[設営]インナー付きパンダの広げ方

1.巻いてあるテントを戻す

それでは設営していきましょう。
既にインナーと接続され、ピザ畳みされた状態からスタートします。

「ピザ畳みって何よ?」と言う方は↓こちらのページをご覧ください。

私が実践しているワンポールテントのたたみ方を「ピザ畳み」と呼んでます。名前はダサいが便利ですw

袋から出し、巻かれたテントを広げていきます。
この時、先ほど説明した赤印(右)のように見えていると思います。

2.赤印を持って広げる

赤印のついたベルト部分をもって、テントをバササッっと広げます。
目立つ印があるおかげで、どこをもって広げたらよいか一目でわかる!これが赤印の目的です。

この赤印側が出入口・前室になるので、設営する向きを意識しときましょう。

風がある場合は、風上側に立つと広げやすいです。
設営の邪魔になるぐらいの風なら、ひとまず赤印側をペグダウンしておけば飛ばされません。

3.通常通り立てる

あとはいつものように、フライ4か所をペグダウンしてポールを立ててやります。
フライの角が直角になり、均等に引っ張られる位置を探りながらペグの位置を決めます。

フライのペグ打ち・ベルト調節が終わったら、インナー用のペグ左右2本を打ちます。
既にインナー用ベルトも調節してあるので、この左右のペグ位置でテンションを決めます。

あとは出入口用のペグ、前後2本を打てば完成。


ピザ畳み状態から、迷うことなくインナー付きパンダが立ちました。
インナー取り付けや調整の手間もなし。簡単でしょう?

[乾燥]インナーテントを乾かす方法

次の問題は、ワンポールテントの乾燥について。

自立式のドームテントなら、ペグ抜いてテントごとひっくり返してフロア側を乾かすことが出来ます。
フライシートを取って、インナーテントも直接陽に当ててやることが出来ます。

非自立式のワンポールテントで、インナーを付けたまま同じことが出来ないでしょうか?
そのための方法を考えてみました。

1.前室側だけペグを抜く

(左)まず、ポールを抜きます。
朝は太陽の向きの関係で、テント西側は陽の当たりが悪く乾きにくいのです。
テントの向きを簡単に変えられないワンポールテントは、こうやって満遍なく陽に当ててやりましょう。

まずはこの状態で、フライシートの表側を乾燥させます。
あらかじめざっくりと水滴を拭き取ってあれば、晴れなら20分ほどで乾くと思います。


(右)次にインナー側のペグ2本(赤丸)を残して、他のペグは抜いておきます。
ファスナーは閉めて、フライの4隅のベルトは緩めておきましょう。

次の作業でテントを保護するため、テント奥側に濡れたり汚れていないグラウンドシートを敷いておきます。
(地面が乾いている芝生ならなくてもOK)

2.テントをひっくり返す

ポールを使ってテントを持ち上げ、奥側に敷いたグラウンドシートへテントを倒すように送り込んでやります。
ペグを残してあるので、そこを起点にテントが裏表ひっくり返る感じ。


別にポールを使わなくてもいいですが、自分の足で踏む確率が下がります。

3.裏面を陽に当てる

一旦ポールを抜き、反対側に回って下からポールを立ててやります。
(つまり、フライシートの表側でポールがテントを支える形になるわけです)

テントが裏側が露わになりました。
インナーのフロアやメッシュ部分も、モロ見え。この状態でまた乾かしてやれば、裏表乾燥出来ます!


ポイント ここでテントを汚したり濡らさないためのグラウンドシートです。写真では尺足りてませんが、余裕のあるサイズを用意しましょう。

[撤収]インナー付きパンダテントの片付け

ここからは、ほとんどピザ畳みと同じです。

1.頂点をペグダウン

テントを元の状態に戻し、残してあったペグのうちの1本に頂点部分のループを引っ掛けます。
ベンチレーションやガイロープはこの時に畳める状態にしておきましょう。

2.インナー側からまとめる

フライシートの4隅を集めるように畳むのがピザ畳みですが、インナーを考慮せねばなりません。

(左)まずインナーがある側(赤印がない側)を先にまとめて右手で持ち、そのあと赤印側をまとめて左手で持ちます。
この時も目印が役に立ちます。

(右)あとはそれぞれを合わす、という順番で畳めば、インナーも一緒にピザ畳み出来ました。
完全にシワなく畳むことは出来ませんが、十分でしょう。

3.収納幅に折る

(左)ポールや収納袋の幅に合わせて折ります。
テント頂点をペグから外し、長方形になるように折り目に合わせて折り畳みます。

これについては(右)のパンダTCの写真の方が分かりやすいかなと思います。

4.巻いて、大きめの収納袋へ

(左)ポールを軸に巻いていきます。
ポリエステルのテントは空気が抜けにくいので、頂点側から巻いていくほうがラクですね。

(右)巻き終わったら、ゴムベルトなどで広がらないように縛って収納袋へ。
なお、この方法だとパンダの収納袋には収まらないかと思うので、別の大きめの袋へいれます。

ポイント! パンダはフライ+インナーだけならフライ用の収納袋に入るのですが、ポールも一緒に巻くとギリギリ収まりません。
私は標準よりも太いポールに換装しているので、余計に厳しいです。


私はモンベルのスタッフバッグ10Lを使っています。余裕があるのでストンと入るよ!
雨の日はきれいに畳んでいられないので、グチャグチャに押し込めるのぐらい余裕ないと大変です。

まとめ:賢く楽しよう

ということで、設営簡単なパンダをさらに楽して扱えるワザをご紹介しました。
パンダはシンプルだからこそ、こういった工夫やアレンジが効くんです。

夕暮れ時にキャンプ場に着いても、インナーごと素早く設営できる。=たくさん走れる!
朝早く出発するために、乾燥・撤収をテキパキ終える。=ゆっくり休める!

本当に大好きパンダテント。
もし購入しようか迷っているならば、ぜひともお勧めいたします。

これからも、私はバイク用テントでパンダを愛用していきます!

パンダテントについての詳しい紹介記事は↓こちら。

追記 こいしゆうか氏のたたみ方

パンダの生みの親、こいしゆうか氏がパンダ撤収している動画がありました。
↓のYoutubeで見られます。商品がパンダライトですが、基本は同じ。

2分あたりから、撤収タイムトライアルが始まります。

パンダを考えた彼女なら、すごい畳み方のコツがあるんだろうなぁ!

と思ってみていたら、なんてことない割と雑な畳み方でしたw
ポール立てたままペグ全部抜いて、適当(?)にバンバン畳んで袋へボーン!


「袋に余裕あるんで、適当に畳んでも入るんですよw」
なんともこいしさんらしいというか、何事もキチッとしている必要はないということかな。

これは生地の薄いパンダライトだからできる芸当で、同じ事をパンダでやると多分入らないでしょう・・・。
うーん、参考になるようでならないw

ちなみに、パンダライトの設営タイムトライアルも関連動画にあるんですが、こちらも同じぐらいアテになりませんw
興味がある方は見てみてくださいw

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