キャンプツーリング向けテントの選び方とおすすめ8選

1.テント、タープ
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バイク向けのテントって、どんなのを買えばいい?おすすめってどれ?

「バイクでキャンプに行ってみたいけど、どんなテントが良いのか分からない!」って人、多いと思います。
キャンプツーリング向けのテントと言ってもたくさんあるし、使い方や求めるモノによってベストは違います。


そこでこの記事では、実際に私が購入し使ったテントをメインに、それぞれの特徴別でおすすめを紹介しています。

キャンプツーリング歴8年・合計80泊以上、ツーリングテントを9個も買ってきた道具沼キャンパー・ヒスケが、あなたのテント選びをサポートします!
安くて使えるテント、とにかく簡単なテント、快適に過ごせるテント。それぞれのおすすめを揃えてます!

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この記事を書いた人
ヒスケ

中部・近畿地方を中心にキャンプツーリングを楽しんでます。
キャンプにハマって10年、累計120泊を超えました。
「本気で遊んで、誰かの役に立つ」をモットーに、情報発信していきます!



バイクキャンプ用テントの選び方、ポイントは3つ

テントはキャンプ道具の中で最も種類・選択肢が多いので、選ぶのが一番大変なカテゴリです。
値段も数千円から数万円までとピンキリ。残念なことに、高ければ良いという訳でもありません。
(高価=機能盛り盛りで無駄に大きい・重い、複雑化して設営の手間がかかる、といった傾向にあります)

特に初心者の方は、いきなりおすすめのテントを並べられても何を基準に選んでよいか分かりませんよね。
私が考えるキャンプツーリング用テントの選び方・基準は次の3つです。

①収納サイズは50cmまで

バイクに積むので、なるべくコンパクトなものを選びましょう。

特に重要なのが収納時の幅で、50㎝程度に収まるものが良いでしょう。
長すぎると積載時にバイクからはみ出したり、バッグに収まらなくなるためです。


つまり、「収納するバッグに収まる幅である」ことが前提となります。
多くのキャンプ向けバッグが内寸50㎝程度なので、ツーリング向けテントも大体50㎝程度に設計されています。

タナックスでは、各バッグごとに収まるテントの一覧を公表しています。非常に参考になるので下記のリンクからどうぞ。(PDF)

キャンプ用バッグ テント収納可能表(タナックス)

②設営・撤収が5~10分で終わるもの

テントの設営・撤収が素早く出来るモデルを選びましょう。

それぞれ5分程度で済むのが理想です。不慣れでも10分くらいで終わらせたいですね。
小さくて構造がシンプルなテントほど、短時間で作業を終えることが出来ます。


設営・片付けが速く済むメリットはたくさんあります。
夕方にキャンプ場に到着・早朝出発することが多いキャンプツーリングでも、現地時間を有効に使うことが出来ます。
買い出しやお風呂・夕食準備に焚火、まったりタイムなど、キャンプではやることがたくさんありますからね。

片付け時間も重要です。夏は朝7時を過ぎるとグッと暑くなるので、それまでに撤収出来ないと汗だくになってしまいます。
早朝だと道や観光地も空いてるし、1日たっぷり走ることが出来ます。
この記事では設営・撤収の目安時間を記載しています。

③2人用の室内、または大きな前室

テントの中にすべての荷物が置ける大きさのものを選びましょう。
2人用サイズ、または前室(荷物置き場)が大きなモデルを選ぶのがおすすめです。


キャンプブーム真っ盛りの今、キャンプ場では道具の盗難が多発しています。
寝る時や買い出し・お風呂などの不在時にイスやテーブル・焚火台などを外に置いたままでは、盗難リスクが高くなってしまいます。
テント内に隠せれば、窃盗犯のターゲットになる可能性は低くなります。

盗難以外にも、外に放置していると雨で濡れたり、風で飛んで行ってしまう可能性もあります。
道具の放置をして良いことなど、1つもありません。


焚き火台やイスなど、汚れやすいものをテント室内に置くのは抵抗がありますよね。
前室(土間空間)が大きいテントであれば、地面に置けるので非常に便利です。
雨の時でもバーナーを使った料理などをすることも出来ます。

テントの種類は大きく3つ

テントの構造には大きく分けて3つの種類があります。
それぞれに特徴も異なるので、自分にどんなテントが向いているか確認しておきましょう。

ドーム型テント

最も一般的なのがドーム型テント。
何本かのポールを組み合わせて、テントを吊り下げるタイプが主流。テントの中で最も多いタイプなので、選択肢が多い。
ペグを打たなくても立つ「自立式」なので、コンクリートなどの地面でも設位出来る。

ワンポールテント

テントの真ん中に1本のポールが立ち、テントをペグダウンして設営する。
ポールが1本で済み、シンプルなので設営が簡単。ドーム型よりも軽量・コンパクトになるものが多い。
ツーリングにイチ押しのテント

ワンタッチ、ポップアップテント

紐を引くだけで完成するのがワンタッチテント。
袋から出すだけで勝手に広がるのがポップアップテント。
どちらも設営・撤収が速くて便利だが、収納が大きく重くなってしまうのが欠点。

初めてのテントにおすすめの、安くて良いテント2選

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キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
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有名メーカーの入門テント。ハンマー入りで初めてのテントに最適。
 収納  ★★★★☆ 小さい Φ16×40cm 3.1kg
 設営  ★★★☆☆ 普通 7~10分程度
 前室  ★★☆☆☆ 小さめ

新潟県のキャンプ道具メーカー、キャプテンスタッグが販売している初心者向けのリーズナブルなテント。
テントとしては珍しくハンマーも付いているので、これさえ買えばテントが立てられる。
収納サイズも小さいので、小型バイクでも安心。前後に出入口と土間スペースがあり、荷物も置ける。


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BUNDOK(バンドック)
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シンプルで立てやすい四角型ワンポールテント。類似テントの半値近い価格で購入できる。
 収納  ★★★★☆ 小さい Φ19×42cm 2.2kg
 設営  ★★★★☆ 速い 5分程度
 前室  ★★★★☆ 広い

こちらも新潟県発のアウトドアブランド、バンドックのソロティピー(ワンポール)テント。
いま人気のワンポールテントはほとんどが2万円台の中、1万円台前半で買える価格が魅力。
大人1人が寝れるほど広い前室は、荷物を置いたり雨の日の料理などにめちゃくちゃ便利。

大きな前室が特徴のテント3選

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コールマン(Coleman)
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ゆとりの室内と大きな前室で、快適に過ごせる。フライを跳ね上げればタープが不要。
 収納  ★★★☆☆ やや大きめ Φ19×42cm 2.2kg
 設営  ★★☆☆☆ ややかかる 15分程度
 前室  ★★★★★ 超広い

人気メーカー、コールマンの傑作テント。おそらく、日本で一番キャンプツーリングに使われている。
室内・前室ともに広く、特に前室は雨でも料理などが余裕でこなせる広さ。
収納サイズはやや大きいが、タープを持って行かずに済むので結果的にコンパクト化になる。車でキャンプへ行く人にも人気。

私はこのテントのダークルーム版を所有していますが、めちゃくちゃ快適です。詳しくは↓こちら。


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キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
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簡単設営と大きな前室、コンパクト収納をバランスさせた隠れた名品。
 収納  ★★★★☆ 小さい Φ16×40cm 2.18kg
 設営  ★★★☆☆ 普通 7分程度
 前室  ★★★☆☆ やや広い

安くて有名なキャプテンスタッグの高級モデルに位置づけされる「エクスギアシリーズ」の1人用テント。
1人分の寝るスペース、大きめの前室、コンパクト収納。あらゆるバランスが良いドーム型テント。
ツーリングドームSTを小さくした感じだが、ポールが2本で済む分設営が速い。ポールもアルミ製で耐久性が高い。


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DOD(ディーオーディー)
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ソロテント最大級の前室が自慢。簡単・快適なワンポール構造はまさにライダー向け。
 収納  ★★★★☆ 小さい Φ14×50cm 2.6kg
 設営  ★★★★☆ 速い 7分程度
 前室  ★★★★★ 超広い

5角形ワンポールテントの半分が大きな土間(前室)になるため、荷物が多い人向けのテント。
ワンポール構造なので設営・撤収が速く、フライシートを跳ね上げればひさしになるのでタープも不要。
コンパクトさと快適さを兼ね揃えた、ライダー最強テント。この記事でも1番のおすすめ

スピード重視!設営・撤収がラクなテント3選

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テンマクデザイン
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立てやすい正方形ワンポールテント。前室も広く開放感があり、女子ソロキャンプにもおすすめ。
 収納  ★★★★★ 超小さい Φ14×34cm 2.2kg
 設営  ★★★★☆ 速い 5分程度
 前室  ★★★★☆ 広い 

TVやメディアでもおなじみ、キャンプコーディネーター・こいしゆうかさん考案のワンポールテント。
シンプルで立てやすい正方形フロアなので、設営・撤収共に5分程度で完了する。前室も四角形で使いやすい。
収納サイズもピカイチで小さく軽いので、他の道具がたくさん持って行ける!現在の私の主力テント。


設営スピードは最速級!夏にこそ使いたいダークルーム仕様のポップアップテント。
 収納  ★☆☆☆☆ 大きい Φ60×6cm
 設営  ★★★★★ 鬼速い 2分
 前室  ★☆☆☆☆ 小さい

袋から出すだけで自動的に広がる、ポップアップ構造を採用したテント。ペグ打ち含めても2分程度で完成する。
簡単設営と光を遮断するダークルーム技術の組み合わせは、真夏のキャンプに最適。キャンプ場で寝るだけ、という人向き。
前室が小さいのと、大きな円盤状をどうバイクに積むかが課題。クセのあるテントだが、それが病みつきになる。


Quechua(ケシュア) 2 SECONDS EASY FRESH&BLACK ワンタッチテント 2人用
Quechua(ケシュア)

ワンタッチ+遮光性の最強コンビ。サイズさえ許容できれば最速系ツーリングテント№1候補。
 収納  ★★☆☆☆ 大きめ Φ20×59cm 4.7kg
 設営  ★★★★★ 鬼速い 3分
 前室  ★★☆☆☆ 小さめ

フランスの大手アウトドアブランド「ケシュア」が得意とするワンタッチテントの最新作。
2本のロープを引っ張るだけで完成する、画期的なワンタッチシステム。設営時間は僅か3分。
コールマンのダークルームに似た高い遮光性で、夏でも朝までグッスリ眠ることが出来る。

雨対策や前室延長にはタープを使おう

テント単体では激しい雨や強い日差しには対応しきれない場合もあります。
そんな時はタープを併用することで、快適性がグッとアップします。

テントに被せるようにして張ったり、前室を延長させる形で張ったりと、タープの使い方は様々。
特にワンポールテントとタープは接続しやすく相性が良いので、セットで張ることをオススメしています。
詳しくは↓こちら。

まとめ:目的や希望に合ったテントを探そう

いかがだったでしょうか?
私が厳選した、おすすめテントを紹介いたしました。

もう一度テント選びのポイントをおさらいしておきましょう。
ツーリングテントを探す際に見るべき基本のポイントは以下の3点。
・軽くて小さい収納サイズ
・荷物がすべて置ける室内、前室
・設営、撤収がすぐに終わる

その上で、あなたのキャンプスタイルによって重視すべき項目は以下の通り。
・小型バイクで積載量に限りがある →軽量・コンパクトなテント
・キャンプ場でのんびりすごしたい →前室やひさしを備えた快適テント
・キャンプ場では寝るだけ、とにかく走りたい →スピード重視の簡単テント

このように、あなたがやってみたいキャンプに合わせてテントを選ぶのが、失敗しないコツです。

いろんな人を参考にしたり妄想したりして、自分にピッタリのテントを探してみましょう。
お気に入りのテントがあれば、キャンプは最高に楽しいものになりますよ!

もしテント探しで悩んでいることがあれば、ぜひコメントやお問い合わせからご相談くださいね。
それでは!

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