キャンプツーリングを計画する中で、最も苦労する作業の一つが「キャンプ場探し」。
日本にはいろんなキャンプ場があります。その中からバイクで利用しやすい所を探すのって、結構難しいんです。
そこで今回は、私が普段どのようにしてキャンプ場を探し、どこを見て決めているかを解説いたします。

バイク向けのキャンプ場って、みんなどーやって見つけてる?
バイク向けキャンプ場の探し方
探し方にはいろいろと方法がありますが、最もよく使う定番の手法4つがこちら。
①GoogleMapで探す
②なっぷで探す
③はちのすで探す
④ツーリングマップで探す
①GoogleMapで探す

まずは定番のGoogleMapを使う方法。
「キャンプ場」と検索すればたくさんの候補が出てきます。
クチコミの件数や星の数で、人気度や評価がある程度分かるのも良い所。
ただし、候補が多すぎて見るのが大変で詳細な情報までは分からないので、あくまで「候補を見つける手段」として使うのが良いでしょう。
検索時は「キャンプツーリング」「バイク キャンプ」などで関連度の高いキャンプ場が出るようにワードを工夫しましょう。
また、気になる所があれば口コミを「バイク」「ツーリング」などで検索し、ライダーの情報を探すと良いでしょう。
②なっぷ で探す

日本最大級のキャンプ場検索&予約サービス「なっぷ」。
検索結果からそのまま予約ができるので、候補探し~詳細確認~予約まで1つで済むのが便利。
ただし、検索の仕方や絞り込みには限りがあるので、バイク向けのキャンプ場を探すのにはやや不向き。
検索窓に「バイク」「ツーリング」などのワードを入れることで、候補地が絞れます。
また、バイク乗り入れ可能なキャンプ場を一覧で見ることもできます。
③はちのす で探す

無料や格安のキャンプ場検索が専門の投稿型サイト「はちのす」。
ライダーやチャリダー、バックパッカー向けに特化しているので、無駄な候補地は少な目。
ただし、ユーザーのからの投稿で成り立っているため、情報が少なく古い場合もある。
そもそも絞られた状態で候補地が表示されているので、特に工夫が無くても探しやすい。
ライダーハウスやバンガローも検索できるので、悪天候時の宿探しにも便利。
④ツーリングマップルで探す

ライダー御用達の旅バイブル地図「ツーリングマップル」。
バイク旅のスペシャリストが取材しているため信頼性が高く、外れが少ない。
キャンプ場の掲載数はあまり多くなく、最新情報を得るには毎年買い替える必要がある。
アプリで全国の最新ツーリングマップルが見れるRoute!というサービスもあります。
月600円のサブスクですが、ツーリングシーズンだけ、遠出する月だけ課金がおすすめです!
以上、私が良く使う方法4つでした。
どれか1つのツールに頼るのでは無く、それぞれを組み合わせて候補を探し、絞り込んで決める感じですね。
これだけネットが発達した今でも、バイク向けキャンプ場というのはニッチすぎてまとまった情報がないのが現実なんですよね。

バイク向けの所がリスト一覧されていたら便利なのに!

それ、あるよ。
ということで、私も作りました。
「ライダー向けのキャンプ場一覧」というページをご覧ください。
私が実際に利用して、バイクでも利用しやすいな~と感じたところだけをピックアップしてあります。
エリアは東海・近畿中心ですが、1人でなんとか50か所近く集めることが出来ました。
今後も数を増やしていき、条件別で簡単に絞り込めるよう日々更新していきますので、よければ参考にどうぞ。
ここの条件を見るべし!キャンプ場の選び方
探し方が分かったところで、お次は選び方。
たくさんのキャンプ場や候補地が出てきた中から、どういう選び方をすれば失敗がないでしょうか?
バイクでキャンプ場を利用する上で、私が実際に重要視している条件を3つ挙げてみました。
①バイクの乗入れ、横付けが出来る

まず第一に、バイクを乗り入れ・横付けできるところが望ましいです。
用語解説【乗り入れ・横付け】
乗り入れ …フリーサイト等で、サイト内に車両ごと入って行けるかどうか。
横付け …区画サイト等で、設営エリアの隣に車両を置いておけるかどうか。
要は、テントの近くにバイクを持っていけるかどうかがポイントです。
当然、近くにある方が荷物の積み下ろしも楽ですし、盗難やいたずら防止にもなって安心です。
実用的な利便性だけじゃなく、”相棒(バイク)を眺めながらコーヒーやお酒を飲む”、”朝目覚めたらすぐそばにバイクがある”といった非日常的なロマンが味わえるのも魅力。
バイク大好きな人にはたまらないシチュエーションですよね!
「乗り入れも横付けも不可」という時でも、簡単に諦めちゃいけません。
・エンジンを切って手押しならOK
・荷物の積み下ろし時のみOK
・車はダメだけど、バイクは特別にOK
・実はサイトの目の前が駐輪場
・利用者の少ない平日は乗り入れOK
・HPに記載はないけど、管理人に許可貰えばOK
みたいなパターンも結構あります。バイクは優遇されがちなので、詳しく調べてみましょう!
②ソロ、バイク向けの設定がある

ソロキャンプやバイク専用のプラン設定があるという事は、キャンプ場側が歓迎(配慮)してくれているという事!
1番避けたいのが「なんでバイクなんかで来たの?」みたいな目で見られることですからね。
・ソロキャンププラン …同じ区画を格安で利用できる。またはソロ専用サイトがある。
・バイクサイト …専用サイトと駐輪場がセットになった、ライダーだけが利用できる場所がある。
・乗り入れ料金 …車両(4輪)よりもバイクが安い。
こういう設定があるところは、高確率でライダー向け(当たり)です!
必然的にソロやライダーの人が集まるので、喧騒に囲まれず落ち着ける空間になる可能性も高いです。
(ま、中にはバイク集団で来てドンチャン騒ぎする連中もいますが…)
逆に気を付けないといけないのは、利用人数ではなく車両台数で料金が決まるキャンプ場。
(車1台に5人で来ても2,000円、バイク1台に1人で来ても2,000円、みたいなところ)
バイクはお得感が無いだけでなく、車で多人数の方が割安なので結果的にバカ騒ぎする迷惑集団が多く利用する傾向にあります。

バカ騒ぎするグループは、ソロキャンプの敵。
③スーパーやお風呂が近い

買い出しができるスーパーや、銭湯・温泉施設が近い方が圧倒的に便利です。
特に重要なのがお風呂までの距離。出来れば15分圏内で完結させたいところ。
遠いと往復するだけで疲れるし、夏は汗をかく、冬は湯冷めするで意味ナッシング。
一方、買い出しはキャンプ場に着く前に済ますこともできるので、優先度は若干低め。
でも、荷物がいっぱいで食料が積めないなら、設営後に買い物に行かなきゃいけませんからね。

往復30分、お風呂30分、買い出し30分としても1時間半。キャンプって忙しいんだよ~
キャンプ初心者やバイクの経験が浅い方の場合は、さらに以下のポイントも見ておきましょう。
+初心者向け①アクセス(路面状況)が良い

まずはアクセス。
「キャンプ場までの利便性」ではなく、「悪路がないか」を見ておきましょう。
グネグネの山道、急斜面、離合困難な狭路、荒れた未舗装路、スタンドが埋まる砂地…。
4輪にはなんてこと無くても、荷物満載のバイクにはリスクが高いです。
途中のアクセス路はもちろん、敷地内の路面が良いかどうか下調べしておくと安心です。

柔らかい地面対策に、スタンドプレートを持っておくと安心!
+初心者向け②設備が整っている

設備の整っている高規格なキャンプ場は、やはり安心できますね。
レンタルや売店が充実していれば、もし忘れ物や道具が壊れた場合でもなんとかなります。
食堂が併設していたり、食材がたくさん売っている、お風呂施設がある等は、便利で時短にもなります。
最低限の環境で野営する「ブッシュクラフト」は、たくさん経験を積んでからトライしましょう!

初心者の頃は予定通りいかないのが普通。フォローできる施設があると安心!
+初心者向け③管理人が常駐している

定期的に見回りしてくれたり、夜間でも管理人やスタッフが常駐していると、何かあったときに助けてもらえます。
事故や体調不良などはもちろん、迷惑キャンパーにも注意してくれるし、分からなくて困ったときに頼ることもできます。
中立的な人が注意したり、マナーを教えてくれる環境は、初心者にとってもめっちゃ大事です。
私のエピソード
ガンガンに燃え盛る炭が捨てられて火事寸前だったのを見つけ、管理人に伝えて消化してもらったことがあります。
フリーサイトで、他人のテントのすぐ横で硬球でキャッチボールする大人もいたので、注意してもらったこともあります。
普通の思考じゃない人に直接注意するのはトラブルになりやすいので、結構大事なポイント。

ルール・マナー違反を放置するキャンプ場は、無法地帯と化するからね…。

〇置のことかな?
まとめ:キャンプ場選びが成功を左右する!

ということで、私なりのキャンプ場の探し方と選び方をご紹介してきました。
一般的な車でのファミリーキャンプとは違い、バイクでソロキャンプをしやすい所を探すのは簡単ではありません。
旅の目的地でもあり、楽しく快適に過ごすための場所選びなので、ここは妥協なく探しましょう!

良いキャンプ場を選べるかどうかが、成功の鍵!
SNS、動画、ブログ、雑誌…。とにかくいろんなところから情報を仕入れて、気になったらすぐ検索!
キャンプ場で出会ったライダーに、おすすめのキャンプ場などを教えてもらうのも良いでしょう。
皆様が最高のキャンプ場と出会える手助けになれば幸いです。
私の「利用してよかったキャンプ場ランキング」も是非参考にしてくださいね。
それでは!
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