キャンプツーリングにおすすめの軽量・コンパクトなキャンプチェア!
ヘリノックスのグラウンドチェアをご紹介いたします。
抜群の座り心地を誇るヘリノックスチェアの中でも、特にリラックスできるのがグラウンドチェア。
その魅力的なポイント、使ってみて分かったデメリットを解説いたします。
私の「買ってよかったキャンプ道具 ベスト3」に入る、おすすめアイテムです!
これはマジで皆におすすめしてます。
【製品情報・特徴】ヘリノックス グラウンドチェア
グラウンドチェアは、キャンプ用のイスとして有名なヘリノックスのモデルの一つです。
まるで地べたに座るかのような座面の低さが特徴で、他にはない快適さを持っています。
簡単な組み立て式で、収納も小さく軽いことから徒歩キャンパーやバイクキャンプに向いています。
展開サイズ | 幅52x奥行44x高さ50cm 座面高さ22cm |
耐荷重 | 120kg |
収納サイズ | Φ11x30cm |
重量 | 640g |
定価 | 15,950円(税込み) →Amazonなら1.3万円前後で販売中 |
【良い点1】座り心地が抜群!あぐらもかけるし足も伸ばせる
グラウンドチェアで最も気に入っているのはこの座り心地の良さ!
包み込むように深く腰掛けるため、初めての時はまるで「座れるハンモック」のように感じました。
座面高が22cmとヘリノックスシリーズで最も低く、座椅子のような使い方ができます。
あぐらをかいてもいいし、足をグーンと伸ばしてリラックスも出来ます。
長時間のライディングや設営で疲れたときほど、この快適さが身に沁みますよ〜。
ちなみに、一緒に使っているテーブルはクイックキャンプのハーフメッシュテーブルシリーズ。
高さがちょうど良く、2段階に調整できるのでシーンに合わせて使うことが出来ます。
コの字型のテーブルなので、テーブルの下に足を伸ばして座る事ができて、相性抜群。
グラウンドチェアには、是非ともハーフメッシュテーブルをおすすめします!
そして特徴的なのが、背もたれの角度が大きく寝ているところ。
リクライニングチェアのように体を預けられ、重心も低いのでイスごと倒れる心配もなし。
実際、私はこの椅子で何度も寝落ちしていますw
それだけ、座り心地が良いということなんじゃ〜
【良い点2】軽量・コンパクトでバイクに最適
収納サイズはΦ11x30cmとかなり小さく、重さ640gしかありません。
軽量・コンパクトなので、荷物に制限のあるバイクキャンプでも十分持っていけるサイズ感。
ヘリノックスシリーズはどれも小型軽量ですが、その中でもグラウンドチェアは最軽量クラス。
軽量特化のチェアゼロ510gに対してグラウンドチェアが640gですから、かなり軽いです。
これだけ軽いのは、アルミ加工が得意なDAC社の技術力と、薄くて丈夫な布地のおかげ。
軽くても耐荷重は120kgあるので安心です。
安いアウトドアチェアの中には耐荷重が低いものや、ちょっとしたことで壊れてしまう物もあります。
ヘリノックスはかなり頑丈なので、人にもおすすめできる製品です!
軽すぎて風に飛ばされないように注意
ヘリノックスは軽すぎるがゆえに、風で飛ばされてしまう事があります。
実際私も、席を立った際に突風に煽られて焚き火にイスが突っ込んでいった事があります。
そんな悲しい事故を防ぐため、ヘリノックスから「チェアアンカー」なる固定具が販売されています。
ペグとロープがあれば簡単に自作できますし、今なら100円ショップでも売ってます。
参考 セリアで見つけたチェアアンカー
【良い点3】低い座面でどこでも快適に座れる
座面高が低いグラウンドチェアは、小さなソロテントの中にも置いて座ることが出来ます。
私が一番使い勝手が良いと感じているのはここ。
それでは、各テントで使っている様子をご紹介しましょう。
ユーザーの多いツーリングドームSTでは、跳ね上げたフライシートの下で普通に座れ、頭上に余裕があります。
そしてなんと前室空間の中でも頭をかがめること無く普通に過ごせてしまいます。
雨の日などテント内で過ごさざるを得ないときでも、グラウンドチェアなら快適です!
ワンポールテントは頭上空間に限りがありますが、それでもグラウンドチェアならこの通り。
小さなパンダテントでも地べた感覚で座れるので、かなり相性が良いと感じています。
就寝時も前室に置けるぞ
就寝時などは、限られた前室スペースでもイスを仕舞っておくことが出来ます。
↑写真は前室の大きなツーリングドームSTとパンダですが、もっと小さなテントでも置けます。
前室がないテントでも、イス自体小さいので畳まずにテント内に入れておけますね。
【気になる点1】立ち座りはちょっと大変
グラウンドチェアの最大の弱点は「座面が低すぎて立ち座りが大変」なこと。
これは確かに、認めざるを得ません。
私なりの対策方法は2つ。
対策1 立つときは、縁(へり)に手をかける。布に負担はかかりますが、頑丈なので大丈夫。
対策2 そもそも立つ回数を減らせる様に、道具を近くに配置する。
そもそもがリラックス重視のチェアなので、頻繁に立ったり座ったりする場面には向いてません。
せっかくのキャンプ、のんびり座って寛ごうぜ〜
【気になる点2】冬は背中が寒い
座面の生地が薄く、サイドがメッシュになっているグラウンドチェア。
夏はすこぶる快適なのですが、冬はめっちゃ寒いです。
軽さのためなので、ここは仕方ないですね。冬キャンプする人の方が稀ですから…。
寒い時期は、ブランケットなどを敷いて寒さ対策を行っています。
これでもまだちょっと寒いんですが、有ると無いでは随分違いますね。
さらに対策したい人は、チェアカバーやヒーター付きカバーを買うのが良いと思います。
モバイルバッテリーで稼働するヒーター付きのチェアカバー(グラウンドチェア対応)。
ただのブランケットでも温かいので、ヒータ付きはさぞ快適でしょうね。
お尻や背中は面積大きいので、ここを温めると体全体がポカポカしてきます。
結構効果的な防寒対策になるんじゃないでしょうか!
【気になる点3】類似品に値段で負ける
登場からしばらくの間、グラウンドチェアのコピー品・類似品は有りませんでしたが…
ここ数年のキャンプブームが後押ししたのか、ついにグラウンドチェアにもライバルが登場しました。
当然ながら本家より安く、機能性をプラスした魅力的な物が揃っております。
値段だけで比べたら、彼らとまともにやり合えませんね。
ちょっとライバル品を見てみましょう。
RiveRockはどちらかというとメイフライチェアに似せた製品。
ロッキングチェアのようにゆらゆらを楽しめる構造になっています。
お値段は5,000円台と安いですが、総重量820gと本家より重め。でも良いライバルですね。
DesertFoxはなんと2,500円台のローチェアを販売しています。
しかもバックポケット、小物入れ、ドリンクホルダー付きと機能性も良し。
収納ケースをボディバッグとして使えるなど、後発ならではのアイデアが魅力。
しかし総重量はなんと1.45kg。鉄フレームを使っているからで、そこが安さの理由でもあります。
バイクで使うにはちょっと重すぎます。でも耐荷重150kgあるので、大柄な人には安心かも。
車キャンプなどで値段重視、家族分揃えたいならこういう選択肢もアリですね。
モデル違いでamazonで枕付きバイバックタイプ(4,000円前後)もあったりします。
VENTLAXは今流行りのハイ/ローが変えられる2WAYチェア。
生地はポリコットンで火の粉にも強い。アルミフレームで総重量1kg。
これで8,000円なんだから、結構お買い得感ありますね。
ブランドと信頼性のヘリノックスに、コスパと機能性で対抗できるのはこのチェアじゃないでしょうか。
【まとめ】憧れのヘリノックス、お一ついかが?
ということでグラウンドチェアのご紹介でした。
と、キャンプツーリングにおすすめできる条件の揃ったチェアです。
お値段は類似品より高いのがネックですが、多くのベテランキャンパーに選ばれる信頼性とブランド力は確かなもの!
「俺のはパチモンじゃない、本物のヘリノックスだぜ!」
と言っちゃいたくなる、私もお気に入りのアイテムの一つです。
最後に1点、購入を検討している方に注意点を。
ヘリノックスは人気アイテムなので、キャンプ場で盗難されやすいアイテムです。
簡単に持ち運べる割に、就寝時など外に出しっぱなしの人を多く見かけます。
大事な道具を盗まれないためにも、就寝時やテントを離れるときはテント内に入れておきましょう。
それでも心配なときは、畳んで持ち運ぶくらいのことをしても良いでしょう。そのくらい盗られます。
僕のはパッチを貼り付けて印をしているよ。そもそも穴開いてるけどねw
そこさえ気をつければ、ヘリノックスはキャンプ時間を快適で優雅なものにしてくれますよ!
それでは!
コメント