GIVIの軽量サイドケース、WL900をレビュー|防水性の実験あり

バイク装備
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GIVIのセミハードタイプのサイドケース、「ウエイトレスWL900」を買いました。

かっこいい見た目と、実用性十分の機能性、日帰りツーリングからキャンプまで対応するちょうどいい大きさ。
ネット上にもあまりレビューがなく、使ってみるまで不安が多かったんですが、使い勝手は全く問題なし。

「パニアケースが気になるけど、ゴツい箱型サイドケースはちょっと…」と悩んでいる人にピッタリ。
そんなWL900のレビューをお届けいたします!

この記事を書いた人
ヒスケ

中部・近畿地方を中心にキャンプツーリングを楽しんでます。
キャンプにハマって10年、累計120泊を超えました。
「本気で遊んで、誰かの役に立つ」をモットーに、情報発信していきます!

[推しポイント]なんせ見た目がかっこいい!

このケースを選んだ1番の理由はこの見た目のかっこよさ
形、サイズ、デザインと文句なし!大型ツアラーにふさわしい、まさに「旅道具」のような存在感。

元々、トレーサー純正サイドケースが欲しかったんですが、なかなか見つからず。
GIVIのサイトでトレーサー系にWL900が装着されている写真を見て、コレだ!と思いました↓

GIVIより引用

ツアラーらしい重厚感、スピード感のあるシェイプしたデザイン。
トレーサーには箱型サイドケースよりもこっちのほうが似合うな〜、と思っています。

見惚れ犬
見惚れ犬

バイクは見た目が9割!無意味に遠くから眺めたくなるかっこよさ…!

[実用性]ダイヤルロック、簡単脱着、持ち運びが楽!

開閉はファスナー式で、ダイヤルロック付き。もちろん好きな番号に設定できます。
鍵を使わずに荷物の出し入れができるため、エンジンを掛けたまま中の荷物を出したいときもスムーズです。

バッグは横開き式なので、上に大きなシートバッグが載っていても取り出しに影響なし。
蓋が開きすぎ&荷物がこぼれ落ちるのを防ぐため、マチ付きのベルクロで保持できるようになっています。


取り外しは専用の鍵を使用します。右に回せばケースがフリーになって外れます。
取り付けの時は鍵が不要で、そのままガチャン!と押し込むようにセットするだけで完了。

テント内で荷物をケースに詰めてそのままバイクにセット出来るので、片付けもあっという間!
ベルトなどで固定するサイドケースにはない、圧倒的な脱着スピード。これがハードケースの強みですね。


持ち手のハンドルが付いているので、サイトへの持ち運びも簡単。

サイトへバイクを乗入れできない場合でも、サッとケースを外してヒョイッと持ち歩けます。
ホテル泊などするときもケースごとパッと持ち出せるので、これは非常に便利ですね〜。

テント内では、ケースがそのまま収納ボックスにもなるので、荷物で散らかることを防ぎます。
実用性は抜群だ!

[収納性]容量25L、十分な収納力

容量は片側25Lあります。
これまで使っていたタナックスのツアーシェルケース2は20Lだったので、5Lの容量アップ。

この+5Lが大きく、ほぼフル装備の荷物量でもしっかり飲み込んでくれます。
参考に、片側に入れている道具一覧を記載してみました。

・CB缶 2本
・クッカー&バーナー
・ミニフライパン
・マグカップ&カトラリー
・シェラカップ
・ガスヒーター
・ランタン&ヘッドライト
・一酸化炭素警報機
・ミニゴミ箱

夏キャンプ仕様と比べると、ガスヒーターとそれ用のCB缶、警報機を持って行ってます。
それでもまだ若干余裕があるので、なにか遊べる道具を追加できますね。
参考 パニア風サイドバッグ ツアーシェルケース2(容量20L)レビュー

特に冬場は防寒着などの荷物が増えるので、サイドバッグの容量アップはかなり嬉しいポイント。
荷物のコンパクト化には努めているものの、やはり「積載制限で持ち物を諦める」をしないで済むのは、精神的にも大きいですね〜。

[他との相性]シートバッグを選ばず、タンデムもOK

リアシートより高さが低いので、大きなリアシートバッグを載せても大丈夫。
ちょっと隙間は小さいですが、シートバッグを載せたままサイドケースの着脱も可能です。

たまに、リアシートより高い位置にサイドケースが来ちゃう製品があるんですよね〜。
それだと幅広のシートバッグが載せられないので、めちゃ使いにくいんです。

地味だけど、これって結構大事なポイントです。

カリスマ先生
カリスマ先生

ここ、テストに出ま〜す。


幅も控えめで、ハンドル幅内に収まっています。すり抜け時の接触トラブルのリスクも最小限。
タンデムしたときの足の場所を考慮した形状なので、二人乗りでも問題なし。

サイドケースを装着した時にありがちな「テールやウインカーが斜め後方から見えづらくなる」こともなく、万全の作りです。
GIVIのケースは専用のステーで取り付けることを前提にしているので、その辺りはよく考えて作られていますね〜。

崇拝犬
崇拝犬

GIVI信者になりそう〜〜!!

[防水性]完全防水ではないが、意外と大丈夫

このWL900の唯一と言ってもいい弱点が、防水性がないこと。
完全なハードケースではないので、どうしても防水性ではハードケースに劣ります。

付属の防水インナーを使えば中の荷物が濡れることは防げますが、そもそもケースにどのくらいの防水性があるのか。
雨の走行で確かめて来ました。

結果から言いますと、「多少の雨くらいなら浸水しない」という結果でした。
1時間ほどしっかり目の雨の中を走ったのですが、ケースを開けても防水インナーの表面に濡れた形跡はありませんでした。

材質から推測するに、防水性がないのはファスナー部分だけで、ボディやアウターはそこそこ濡れに強いのではないかと思います。
大雨の中の長時間走行となると流石に厳しいでしょうが、弱めの雨、短時間の雨ならほぼ濡れることなく使えそうです。


雨の心配があるなら、あらかじめ防水インナーで包んでおけば良いだけの話。
ただ、どうしても荷物を取り出すときなどは袋の煩わしさが邪魔をします。

そこだけ許容できるのであれば、めちゃくちゃなデメリットでもないかな?と個人的に思いますね。
ツアーシェルケースに合う防水インナーボックスを見つけたように、WL900にもちょうどよい箱がないか、探してみますね。

[まとめ]ツーリング系サイドケースにおすすめ

ということで、WL900を使ってみた感想をお届けしてきました。
良いところ・悪いところをまとめると…

・どんなバイクにも合うかっこよさ
・箱型ボックスより安く、軽い
・機能性も十分で使いやすい
・弱点の防水性も致命的ではない

こんな感じでした。

キャンプツーリングだけじゃなく、日帰りツーリングでも使えるちょうどよいサイズ感。
私はこのサイドケースを付けたときのビジュアルが好きなので、入れる荷物がなくてもほぼ常時付けていますw

WL900、実際に使っている人は少ないですが、使ってみたら驚くほど優等生でした。
ネットにも情報が少ないバッグですが、安心して使えます。参考にどうぞ〜。

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