北海道ツーリングもいよいよ終盤。
8日目は紋別のキャンプ場から最北端・宗谷を再訪。そして帰路へ向け南下を始めました。
天気に恵まれ、この旅のハイライトともいうべき素晴らしい一日となりました。
前日の7日目の様子はこちら→北海道ツーリング2021 7日目 網走~知床~紋別
朝日で目が覚める、最高の朝!
おはようございます。
めちゃくちゃ久しぶりの、朝日を浴びながらの目覚めとなりました。北海道では5日ぶりに晴れです。
この天気、絶対に逃してはならない!
今日こそが北海道を満喫する日だ!
朝6時30分、今日はガッツリ走りたいので、出来る限り早めの出発!
紋別ベイエリアオートサイト、お世話になりました!
キャンプ場の出口には、見たことのあるカニのオブジェ!
とりあえず記念撮影はしといたけど、逆光でまるでうまく撮れていないw
今日は、これまでのうっ憤を晴らすかのような快晴!
右を見ても左を見ても最高の景色!楽しすぎる・・・。
信号が少なく流れの良い宗谷国道を走り、最北端・宗谷を目指します。
素晴らしき眺めのエサヌカ線
9時ごろエサヌカ線へ。
4日目にも来た場所ですが、曇りと晴れでは大違い。めちゃくちゃいい景色です。
”いつか、また晴れた日に来たい”のリベンジを果たした瞬間なのでした。
雲一つない空、ただひたすらにまっすぐな道、遮るものが無い景色。
「ない」ことがこんなに絶景になるんですね。THE これぞ、北海道。
まっすぐなのに先が見えなくなって、空と同化してしまいます。
地面に近い高さで望遠レンズで撮ると、2~3キロほどで地平線に隠れてしまうみたいです。
こんなところで地球の丸さが体感できるとは・・・。
(左)北海道はすれ違いの挨拶「ヤエー」が有名ですが、路肩に止まっていても挨拶する文化があるみたいです。
カメラを構えているともれなくピースしてくれるので、めっちゃ楽しそうな写真が撮れますw
特に今日は久しぶりの晴れとあって、皆さんのテンションはかなり高い感じがしました。分かるわー。
(右)せっかくなので、カメラを置いて動画の自撮りもしてきました。
ヘルメット越しに楽しそうな自分の表情が見えてくる気がしますw
これぞ夢に見た最北端!
猿払村から一旦内陸に入り、再び海岸沿いへ出るルートを走行。
西側から最北端へ向かいます。
10時30分、バリバリ晴れて賑わいを見せる宗谷岬に到着。
これぞ夢にまで見た最北端の姿。感無量です。
4日目の暴風雨はなんだったんだというくらい穏やかな天気。再び来れて、本当に良かった。
宗谷丘陵へ向かうため、宗谷岬の裏口みたいなところから丘へ上がります。
最初道が分からなくて迷っちゃいましたよ。あんなパッとしない所がルートだとはね・・・。
11時、すこしはやめのお昼ご飯。
今日は良い天気だし、ちょっと良いご飯食べて景気付けなきゃ!
ってことで宗谷黒牛ステーキ丼1,980円をオーダー。文句なしに美味しかったです。
1番見たかった景色、宗谷丘陵
12時、ついに宗谷丘陵へ。
この北海道ツーリングの中で一番来たかったのがこの宗谷丘陵なんです。
最北端=宗谷岬の海、というイメージしかなかったので、「そんなとこに丘陵なんてあるんかいな!」と気になっていました。
その疑問は、良い意味で裏切られましたね。
なんだこのスケール感。すぐそこが海とは思えないほど広大な丘が広がっています。
これまでいろんな絶景スポットも来たけれど、間違いなくトップクラスだと思います。
阿蘇や四国カルスト、ビーナスラインとも違う、丘と海のコラボレーション。こんな景色があるんですねぇ。
放牧地が広がっていたり、起伏の激しい場所に風力発電が立っていたり。
宗谷丘陵は思っていた以上に広くて、いろんな景色が楽しめるところでした。満足満足。
白い道へ
宗谷丘陵を楽しんだので、次にかの有名な「白い道」へ向かいます。
こちらも宗谷丘陵のうちに含まれるみたいですが、またちょっと違ったスポットだそう。
ほぼ1車線の道を辿っていきます。そこら中に看板が出ているので、迷うことはありません。
12時30分、白い道へ到着。
本当に白い!確かにこれは「白い道」です。これもすごいな。
白く道はホタテの貝殻を砕いたものを敷き詰めてあるそうです。
そのため路面状況は軽いダート。オンロードバイクでも走れますが、ゆっくり走りましょう。
白い道を楽しむためのマナーというのがいくつかあるそうで、
・宗谷岬側からアクセスすること
・お手洗いは済ませておくこと(トイレがない)
・道が狭いので譲り合い
・牧草地には入らない
などなど。
終始ほぼ1車線なので、車同士のすれ違いはほぼ不可能です。
なので一方通行で走ったほうが安全だとうことですね。
途中で駐車場がないため、車を止めて写真を撮るためのスペースはほぼありません。
映えスポットだからと車を路駐してしまうと、通行の妨げになります。観光客のマナーが問われますね。
バイクだとちょっとしたすき間に止められますが、路肩は地面が荒れていて傾斜も強いのであまりオススメはできないかな。
ゆっくり走りながら景色を楽しむのが一番だと思います!
北海道最後の野営地、天塩へ
宗谷丘陵を満喫したあとは、今日の野営地へ向かいます。
この旅の最大の目的を果たしたので、あとは帰路につきながら可能な限り北海道を楽しみましょう。
4日目に通ったときには悪天候で全く楽しめなかったオロロンラインや、海越しに見える利尻山がすごくきれいです。
マジで最高じゃないか、北海道。
15時30分、天塩市の鏡沼海浜公園に到着。
ここが北海道ツーリング最後のキャンプ地になります。
天気も良いし、余裕をもってテントも張れたし、最高のキャンプ日和。
貴重な晴れ間なので、前回濡れたまま片付けたタープを広げて乾燥させておきましょう。
出来れば帰ってから干す手間を省きたい。ついでにソーラーパネルも出してバッテリーも充電。
最後の夜だし、今日はのびのび過ごすぞ~っとぐうたらしてたら、
管理人のおっちゃんから「昨日はめっちゃ冷えたからね!4℃まで下がったから!」と忠告を浴びました。
4℃って、もう冬じゃないですか。
私の寝袋は快適温度6℃まで。今日も同じくらい冷え込むとしたら、ちょっと睡眠に支障が出ます。
まずいな・・・。
ってことで、食材の買い出しがてら防寒出来そうなものを求めてセイコマへ。
8月ですが使い捨てカイロが売っていたので、多めに購入。これでなんとかなるでしょう!
キャンプ場へ戻ってきました。
ちなみに写真の右に見えているのが温泉施設。
近く見えるけど、歩いていくにはちょっと微妙な距離でした。
ここで、同じボルドールに乗る三重県ナンバーの方と遭遇。
聞けば、フェリーが欠航で帰る日が急遽一日延びてしまったのだそう。
(このところ、本州でも大雨が降ってフェリーの遅延や欠航が相次いでいたのです)
キャンプではなくホテル泊だそうですが、明日私と同じフェリーで帰るとのこと。
じゃあまた明日会えそうですね!と挨拶を交わして別れました。
日が暮れてきました。
後ろには利尻山がはっきりと見えます。ここからでもこんなに良く見えるんだなぁ。
そういえば、先ほどのボルドールの人から「ここは夕日がすごくきれいに見えますよ」と教えてもらいました。ちょっと撮影してみようかな。
うわ~・・・めっちゃキレイ・・・!
地平線の向こうへ沈む太陽を、じっくりと眺めることができました。なんて感動的。
北海道最後の夜、良いものが見れました。
北海道最後の夜だし、今日は豪勢に行こう!→なんやかんや結局セイコマ
は、もはやお決まりのパターンになってしまったw
今夜は北海道産チキンのスープカレーをうどんと絡めて頂きます!(北海道で何回カレー食ってるんだろうw)
明日は苫小牧のフェリーターミナルまでを走る北海道最終日となります。
8日目のまとめ
走行距離:284㎞
使った費用:7,044円
宿泊地:鏡沼海浜公園キャンプ場
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