キャンプ歴8年・80泊以上のそこそこキャンパー(自称)の私が初心者だった頃の失敗談。
一発目はモンベル製品をダメにしたエピソード。
その他の失敗エピソードはこちらにまとめています。
キャンプ初心者がエアーマットを購入
私がキャンプを始めたのが2013年。
道具選びの知識もロクになかった私は、「安心できそう」という理由でモンベル製品をよく買っていました。
「とりあえずモンベル買っとけば失敗しないっしょ!」という感じ。
その中のひとつが、エアーマット。
当時の価格は1万くらいしてたと思います。
初心者にしてはかなり頑張った買い物のひとつでした。(高ければいいものに違いない理論)
ちょっと高かったけど、めっちゃコンパクトになるし、分厚くて寝心地良いし、やっぱモンベル最高じゃん!!
期待通りの製品に大満足だった私。
しかし、知識も経験もないキャンプ初心者だった私に、ある日突然トラブルが起きたのでした。
朝起きたらパンクしていた
エアマットを買って3回目くらいのキャンプだったでしょうか。朝起きると、エアマットがフニャフニャにしぼんでいたのです。
結果を先に言うと、これはマットの乾燥不足によるカビ→そこからエア漏れだったのです。が・・・
「あらら、バルブ締め忘れたかな?」
そうとは知らず、栓の締め忘れを疑う私。もちろん、そうではありません。
「もしかして穴空いちゃた?テントの中、小さい砂利入ってることあるし。。」
次に、テント内の砂利でマットを破ってしまったのではと考えた私。
帰宅後にエア漏れチェックをしました。水を張ったタライにエアマットを沈めて、漏れ箇所を特定します。
都合よく?特定の場所から泡が出たのを確認しました。
「そうかぁ、やっぱり穴が開いちゃったのか。でも大丈夫!モンベルは穴を埋めるパッチが付属してるから、これ貼り付けて直せるんです!やっぱ流石だわモンベル!」
何の根拠もないままのモンベル信者だった私。
修理のパッチを貼って完全に直ったと錯覚していました。実際にはマットに多数の穴が開いているんです。
次のキャンプで使った際も、当然朝にはしぼんでいました。
「おかしい・・・直したはずなのに。こりゃメーカーに見てもらった方がいいな。もしかしたら初期不良で新品になるかもw」
そんな甘い考えを持ちながら、最寄りのモンベルへ修理に出しました。
修理不能。エアマットとの別れ
モンベルのスタッフさんに症状を伝えると
「一度見てみますので、しばらくお待ちください」とのこと。
「やっぱりモンベルはアフターサポートも万全だねぇ。初心者にはありがたいぜ」
などと呑気に店内をブラブラしながら待っていると、すぐにスタッフさんに呼ばれ、修理の説明がありました。
モ・・・モンベルスタッフ
ヒ・・・ヒスケ
モ「先ほど調べてみたのですが、どうやらカビによる穴が多数空いているようで、修理は出来ません」
ヒ「えぇー!?」
モ「エアーマットはよく乾燥を行わないと、こういう状態になることがあるんです。乾燥はしっかり行っていましたか?」
ヒ「えぇ・・・多分・・・(してないかも)」
モ「寝ている間にも人から水分が出ますので、乾燥はしっかりと行うことをオススメします。これ(直せないエアマット)持って帰られますか?」
ヒ「あ・・・はい・・・(いらないよ( ;∀;))」
なんと、たった数回の使用で修理不可能なまでにしてしまったのです。お高いモンベルのマットを!
まさか、マットがカビてしまうなんて思いもしていなかった当時の私。
テントは出来る限り乾かそうとしていましたが、マットは朝起きたらすぐサササーっと収納していて、乾燥は全くしていませんでした。
加えて、今ほど頻繁にキャンプしていたわけではないので、未乾燥のまま保管している期間が長かったこともカビを促進してしまったのだと思います。
(当時は年に5回ほどのペースでした)
エアマット その後
そんな事情もあり、エアーマットを使うのをやめてしまいました。
・キチンと乾燥すれば大丈夫
なんですが、どうしてもトラウマと言うか、うまく使いこなせる自信がなく・・・
実は修理を断られたその日のうちに、モンベルでサーマレストのZライトソルを購入しました。
エア漏れの心配がないクローズドセルマットこそ初心者が使うべきだと感じたのです。
モ「こっちの方が安心ですね!」
無知な私にもきちんと教えてくれたモンベルのスタッフさんには、感謝しかありません。
1万円のマットはすぐに使えなくなりましたが、高い勉強代と思うしかありません。
(取り扱い説明書には乾燥を行うようにと記載があるので、読んでなかった自分が悪いんです)
以上、初心者の失敗談でした。
いくら安心のモンベルでも、きちんと扱わないと壊れてしまうよ、というのが教訓ですかね。
もしこれからキャンプ始めるよという方がいたら、エアマットよりクローズドセルマットにしとけ!と強くオススメします。
サーマレストは高いので、初めは安いSoomloomなどの類似品でもいいです。
オシャレとか高機能も良いけど、なにより大事なのは壊れない事。
シンプルで頑丈なモノこそ、キャンプ道具に求めるべき条件だと思うんです。
当時購入したサーマレストは、それから相当の回数使ってきましたが、壊れる気配が在りません。
凸凹の地面でワンコが座ってもへこたれないタフさ。濡れても汚れても、気にせず使えます。
こんなことエアマットでは出来ません。長年、クローズドセルマットを愛用し続ける理由がコレです。
ちなみに、今回紹介した失敗談を活かすべく、去年エアーマットに回帰しました。
扱い方さえ守れば、エアーマットはすごく頼もしくて使えるやつなんです。
エアーマット、クローズドセルマット。
それぞれに良いところがあるので、それが分かってきたら使い分けができるようになります。
ちなみに、2つの良いとこ取りで「Wマット」で使ったこともあるので、そちらも参考にどうぞ。
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