少し前、「メスティン折り」なるものが流行りましたよね。
クッキングシートをメスティンサイズの箱状に折って入れれば、クッカーに焦げ付かずに炊飯が出来るという技。
ならば、山クッカー角型サイズにシートを折れば、私が使っているクッカーでも出来るはず!
と考え、実験してみました。
メスティン折りってこういうやつ
世界一わかりやすいメスティン折りの解説動画。
オカンやおばあちゃんがよく作っていた、余ったチラシで作るゴミ箱と同じだったとは・・・。
それを、メスティンサイズに合わせてクッキングシートで折ったのがメスティン折り。
山クッカー折り
ならば、山クッカーサイズに合わせて折れば「山クッカー折り」じゃん!
ってことで、山クッカー(小鍋)にあうサイズを測って、折ってみました。
こんな感じになりました。
記事の後半で折り図面もご紹介します、クオリティは期待しないでね(笑)
なお、我が家に真っ白のクッキングシートが無かったので、柄付きのものを使いました。
果たして、本当に山クッカーでもクッキングシート炊飯が出来るのか!?
実験です。
炊飯テスト
山クッカー折りに、0.5合の無洗米を入れて固形燃料で自動炊飯してみます。
なお、完全無風の室内で0.5合+25g固形燃料だと、炊き過ぎでほぼ焦げ付きます。
あえて焦げ付かせた方が効果が分かりやすいので、この方法でいきます。
火が消えるまで完全放置、10分蒸らして炊飯完了。
フタを開けるとこんな感じ。おこげがしっかり出来ています。白米でこれは炊き過ぎ・・・。
とはいえ、キャンプでまったく失敗なくお米を炊くのって難しいんですよね。
慣れないうちは、リアルにこういう炊きあがりじゃないですか?
さて、こびり付きは・・・
クッカーには全くと言っていいほど炊飯した形跡がありません。シートもすんなり取れました。
そしてシート自体にもお米がこびり付かず、キレイに剥がれました。
これがクッキングシート炊飯の効果・・・・!すげぇ。
あんなにおこげになるまで炊いたとは思えません。
普通に炊くとこうなります
じゃあシートなしで炊くとどうなるの、ってことで同じ条件で普通に炊飯。
ちなみに、無洗米0.5合に対して水135mlで炊いています。夏なら30分水に浸けてます。
シートありとほとんど変わらない炊きあがり。おこげもしっかりついています。
これのクッカーの状態はというと・・・
いやー( ;∀;)ーー!!ww
そうです、こうなんです。こうなるんですよ、キャンプの炊飯って。
ちょっとでも焦がすと、とにかくお米がとれないし、クッカーの掃除が面倒でたまりません。。
洗剤つけて、スポンジの固いほうでゴシゴシしてやっとヌメリが取れるレベル。
環境整った自宅ならまだしも、キャンプでこんな面倒なことしたくない・・・!!
これが嫌で、愛する山クッカーからノンスティック加工されているコールマンのクッカーへ乗り換えたほど。
やはり、炊飯しても焦げ付かないというのは素晴らしいことです・・・。
折り図面
それでは、この山クッカー折りの図面をどうぞ。
(あまりにも見難かったので、ペイントで加筆しました)
基本的にはメスティン折りと同じで、底面と深さを山クッカーの小鍋に合わせてあります。
スクエア形状なので、底面は9x9cm。
深さは5cmにしています。左右が6cmなのは折り返してツマミになる分の長さです。
詳しい折り方はページ上部の動画を参照してもらうのが分かりやすいかなと。
折る順番は、①6cm側→②5cm側と折らないと、ツマミが折れませんので注意。
こんな簡単な折り方で、立派な箱が作れるんですねぇ。
そして、炊飯の温度でも破れたり漏れたりしないクッキングシートもすごいわ。
どんな仕組みになってるんでしょうねぇ。
まとめ
ということで、メスティン折りの山クッカー版も大成功!
このひと手間を付け加えるだけで、炊飯のこびり付きから解放されます!
時間がある時に数枚折って準備して、クッカーの中に忍ばせておけば、現地で楽々炊飯ができますね。
こびり付かないのも便利ですが、クッカーが汚れないのですぐ別の料理に使えるというのも大きい!
たくさんのクッカーを持って行けないキャンプツーリングなどでは、重宝するテクニックだと思います。
最近しばらく山クッカー使ってなかったけど、復活させようかなぁ。
このクッキングシート炊飯が出来れば、本当に弱点のないソロクッカーだと思うので、欲しい人はチェックしてみてくださいね。
それでは!
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