ユニフレームの山クッカー角型3を6年間使ってきたヒスケが、使い勝手や弱点をレビューしていきます。
相性の良いバーナー、スタッキングなどの収納性、オプションパーツについてもご紹介します。
非常に高価ですが、使いやすさと品質はトップクラス。ソロキャンプに一番オススメのクッカーセットです。
基本スペックと特徴
ユニフレーム 山クッカー角型3 基本スペック
サイズ
鍋(大):12.7x12.7x7.45cm 容量1L
鍋(小):10.8x10.8.x6.4cm 容量0.6L
フライパン:13x13x3.4cm フッ素樹脂加工
材質 アルミ(本体) 重量 449g
特徴
収納に便利な四角型クッカー3つセット。バッグの端まで無駄なく収まるので、パッキングしやすくバイク向き。
ソロキャンプはもちろん、2~3人までのグループキャンプにもこれ一つで対応できる。
鍋(大)は2合炊き、鍋(小)は1合炊きに対応したサイズで、それぞれもフタも付属する。
フライパンはフッ素樹脂加工がされており焦げ付きにくく、炒め料理がしやすくお手入れが楽。
材質はアルミなので非常に軽いが、作りが丈夫で耐久性が高い。
6年間一度も故障無し。変形する気配もなく使っていて安心できる、信頼性の高いクッカー。
良い所:角型は収納も使い勝手も抜群
ツアーシェルケース2へパッキング 角まで使える四角クッカー
キャンプツーリングで使う時、特に便利なのがこの収納性。
四角いのでバッグの角にすっぽり収まるので、非常にパッキングしやすいんです。ボディが丈夫なので詰め込んでも壊れる心配なし。
上の写真はタナックスのツアーシェルケース2へパッキングした例ですが、テトリスのごとく面白いように収納が決まります。

料理で使う上で角型クッカーの良いところは、角でお湯を注ぎやすいところ。
鍋から溢れにくいし、チョロチョロ注げるのでドリップコーヒーを上手く淹れることも出来ますね。
角型の鍋って家庭でもあまり見かけませんが、実は結構便利なんですよ。
メーカーの受け売りそのまんまですが、四角い袋ラーメンが割らずにそのままIN出来るのも便利ポイント。
袋型のレトルト食品や、四角いパックご飯も湯煎しやすいですよ。四角クッカー、便利すぎるぜ!
スタッキングもしやすい!
鍋(小)へのスタッキング カトラリーやツール系を収納
収納時、鍋(小)の中に道具を入れることで荷物量を圧縮(スタッキング)することができます。
四角形状なので、いろんなものが入ります。私はカトラリーやツールなどの小物を入れて行くことが多いですね。
ポケットストーブ、固形燃料、お米の炊飯セットを入れておくのも良いですね。
その他にもアルコールストーブやOD缶用のバーナーなど、小物なら結構なんでも入ってしまいます。
ST-310は鍋(大)に入る
SOTOのST-310は、鍋(大)であれば収まります。
一緒に鍋(小)を持っていけなくなりますが、それでも鍋+フタとフライパンの2クッカーなので十分使えます。
ミニマルクッカーとほぼ同じ形状・サイズですが、あちらは鍋1つで5,000円します。値段とセット内容を考えると、山クッカー角型3の方がお得感があると思います。
ミニマルクッカーについてはこちら(公式サイト)
気になる所は2点
取っ手で火傷に注意

加熱していると取っ手が熱くなるので、素手で持つと火傷します。軍手は必須です。
焚き火料理にも使える様にとの配慮なんでしょうが、個人的には取っ手にシリコンカバーが欲しかったですね。
セリアのシリコンカバーで解決!
セリアで売っているスキレットカバーが取っ手にジャストフィットすることが分かりました。
幅・長さともぴったりで、まるで専用品。これで火傷するリスクも無くなりますね!
鍋にもフッ素樹脂加工をしてほしい!!
気になる点というより、強~い要望が一つあります。
フッ素樹脂加工を鍋にもしてくれ!!
フライパンには焦げ付きにくいフッ素樹脂加工がされていますが、大鍋・小鍋にはされておりません。
ご飯を炊いた後のこびりつきを簡単に落とすためにも、ぜひフッ素加工をしておいてほしいんです。
もっと炊飯が美味い人ならこうはならないのかもしれませんが、私の腕ではどうしても焦げ付きやお米のネバネバが残ってしまいます。
お湯や洗剤、スポンジの環境が整った自宅ならまだしも、キャンプ場の炊事場で毎回これを落とすなんて・・・私は面倒なので嫌ですw
クッキングシートを使った炊飯で解決!
クッキングシートを使った炊飯で、全く汚れがこびり付かないことが確認できました。革新すぎる!
もうこれで山クッカーを使わない理由は無いですよね。詳しくは↓こちら。
各バーナーとの相性
ST-310とフライパン ST-320と鍋(小)
SOTOのバーナーであれば、ST-310(左)よりもST-320(右)と相性が良く、使いやすいです。
サイズ感がピッタリで、鍋を載せたときの安定感も優れていますね。
キャンプツーリングであれば、ST-320+山クッカー角型3のセットが最適解かな、と個人的に思っています。
どちらも四角型で収納しやすく、丈夫なボディなので安心してパッキングできます。
詳しくはST-320の記事でも紹介しています↓
ポケットストーブ ヘキサゴンウッドストーブ
エスビットのポケットストーブ、またはVARGOのヘキサゴンウッストーブが固形燃料用の五徳として使えます。
固形燃料で自動炊飯が出来れば、その間にガスバーナーでおかず料理を同時進行で作ることが出来るので時短になります。
湯切りが出来るオプションパーツ
いつの間にか、マルチボードという専用のオプションパーツが発売されていました。フタにして湯切りしたり、ミニまな板として使うことが出来るみたいですね。
鍋と一緒に収納できるし、お値段も高くはないので1枚あると何かと便利そうです。

ギアツールBOXという名の新製品も2021年に発売予定だそうです。
見た感じ、クッカーを収納するポーチのように見えますが、「小物ギアをまとめて収納」とあるのでなにか工夫があるんでしょうかね。
バーナーパットや折り畳みのカトラリーを収納するポケットが付いているとか?
山クッカー愛用者としては、こちらも今後チェックしていきます!
まとめ
ソロキャンプ向けクッカーはたくさんあれど、一歩抜きんでているのがこのクッカー。
使えばわかる、四角の便利さと丈夫さ。
ちょっと高いけど、クッカー選びで迷ったらこれを選んでおけば間違いなし!初めてからベテランまで、ずっと使える頼もしい道具の1つになりますよ。
定価は7,500円ですが、人気商品ゆえにお値段高騰中。
キャンプシーズン前になると、大体売り切れで手に入らなくなります。ご検討中の方はお早めに。
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