ユニフレームの大人気クッカー、「山クッカー角型3」をレビューいたします。
軽量で収納性に優れていながら、鍋が3セットになっていて使いやすさ抜群!
これ1つあれば他の鍋買う必要なしのオールインワンセット。
「結構値段高いけど、それだけの価値あるの?」
「四角い鍋って何が良いの?」
「どんな料理に使える?使う上での注意点は?」
といった点についても解説していきます。
ソロキャンプから3人くらいまでの料理なら、これ1つで対応可能ですよ!
※購入後8年経過しており、記事内の写真には汚れなどありますが、機能面は全く問題ありません。耐久性にも注目してみてね!
四角い鍋ってこんなに使いやすいんだ!ってことをお伝えします。
【基本情報】とにかく丈夫な四角い鍋の3セット
鍋(大) | 12.7×12.7×7.45cm 容量1L 蓋付き |
鍋(小) | 10.8×10.8.x6.4cm 容量0.6L 蓋付き |
フライパン | 13x13x3.4cm フッ素樹脂加工 |
材質 | アルミ |
重量 | 449g |
山クッカー角型3は、重ねてコンパクトに収納できる鍋3つのセット。
鍋(大・小)は蓋付きなので炊飯や鍋料理に、フライパンはフッ素加工でこびりつきにくく、炒め物に最適です。
(左)鍋(大)は容量1L。インスタントの袋麺や鍋料理などを作るのに余裕のある大きさ。
(右)鍋(小)は容量0.6L。湯沸かしや1合炊飯にちょうどよいサイズ。どちらも蓋付きです。
取手は折りたたむことが出来るので、収納時もコンパクト。
フライパンは鍋(大)よりわずかに大きく、食パンも焼けるくらいのサイズ。
フッ素樹脂加工でこびりつきにくく、炒めものなどをするのに最適です。
フライパンの取っ手は折りたたんで収納することが出来ます。
金具をスライドさせることでロック/解除ができ、安全面もしっかり考えられています。
フライパン→鍋(大)→鍋(小)の順に重ねれば、1つにまとめることが出来ます。
この時、鍋(小)の蓋は裏向きにする必要があります。
また、フライパンのフッ素樹脂加工を保護するために、間になにか敷物をしておくと安心です。
オレンジのメッシュ収納袋が付属します。
全体的に作りはとても頑丈で、購入から8年経過しても故障やガタツキは一切なし。
お鍋いっぱいに水を入れても歪む感じがなく、とても安心して使えます。
厚みがある作りで剛性感がありますが、アルミ製なのでとても軽いです。
さすがユニフレーム、メイドインジャパンなだけあって作りは本当に良いです。信頼性は間違いなし!
【良い所1】角型は収納も使い勝手も抜群!
キャンプツーリングで使う時、特に便利なのがこの収納性。
四角いのでパッキングしやすく、バッグの角にすっぽり収まります。ボディが丈夫なので詰め込んでも壊れる心配なし。
上の写真はタナックスのツアーシェルケース2へパッキングした例ですが、テトリスのごとく面白いように収納が決まります。
角型クッカーの良いところは、角でお湯を注ぎやすいところ。
角を使えばチョロチョロ注げるので、ドリップコーヒー淹れる時もドバッ!と出ません。
角型の鍋って家庭でもあまり見かけませんが、実は結構便利なんですよね。
メーカーの受け売りそのまんまですが、四角い袋ラーメンが割らずにそのまま入るのも便利ポイント。
袋状のレトルト食品や、四角いパックご飯も湯煎しやすいですよ。四角クッカー、便利すぎるぜ!
【良い所2】四角はスタッキングしやすい!
鍋の中に小物を入れてスタッキング(荷物圧縮)は定番のテクニック。
山クッカー角型3は四角形なので、いろんな道具を入れることが出来ます。
私はカトラリーやマルチツール、ナイフなどの小物を入れて行くことが多いですね。
ポケットストーブ、固形燃料、お米の炊飯セットを入れておくのも良いですね。
その他にもアルコールストーブやOD缶用のバーナーなど、小物なら結構なんでも入ってしまいます。
ST-310は鍋(大)に入る
鍋(大)にはSOTOのST-310が収まります。
中に鍋(小)は入らなくなりますが、それでも鍋とフライパンの2クッカーなので十分使えます。
後から出たSOTOのミニマルクッカーは、鍋(大)とほぼ同じ形状・サイズですから、間違いなくこのクッカーを参考にしているでしょうね!
【気になる所1】取っ手でやけどに注意
加熱していると取っ手が熱くなるので、素手で持つと火傷します。軍手は必須です。
焚き火料理にも使える様にとの配慮なんでしょうが、個人的には取っ手にシリコンカバーが欲しかったですね。
(対策)セリアのシリコンカバーで解決!
これは大した問題ではなく、簡単に解決します。
セリアで売っているスキレットカバーが取っ手にジャストフィットします。
幅・長さともぴったりで、まるで専用品。これで火傷するリスクも無くなりますね!
クッカーの中にカバーを入れておこう!
【気になる所2】鍋にもフッ素樹脂加工をがほしい
気になる点というより、強~い要望が一つあります。
フッ素樹脂加工が鍋にも欲しい!!
フライパンには焦げ付きにくいフッ素樹脂加工がされていますが、大鍋・小鍋にはされておりません。
ご飯を炊いた後のこびりつきを簡単に落とすためにも、ぜひ鍋にもフッ素加工が欲しいです。
もっと炊飯が美味い人ならこうはならないのかもしれませんが、私の腕ではどうしても焦げ付きやお米のネバネバが残ってしまいます。
お湯や洗剤、スポンジの環境が整った自宅ならまだしも、キャンプ場の炊事場で毎回これを落とすのは、正直面倒です。
(対策)クッキングシートを使った炊飯で解決!
クッキングシートを使った炊飯なら、鍋を汚すこと無くお米が炊けます。
100円ショップでも売っているので、購入して何枚か用意しておけばキャンプでの手間が省けます。
もうこれで山クッカーを使わない理由は無いですよね。詳しくは↓こちら。
【SOTO】ST-310、ST-320との相性
SOTOのバーナーで使う場合、(左)のST-310よりも(右)のST-320(右)との相性が良く使いやすいです。
サイズ感がピッタリで、鍋を載せたときの安定感も優れていますね。
キャンプツーリングであれば、ST-320+山クッカー角型3の組み合わせが一番オススメです。
詳しくはST-320の記事でも紹介しています↓
エスビットのポケットストーブや、VARGOのヘキサゴンウッストーブとの組み合わせ。
どちらも固形燃料を使った自動炊飯でよく使われる五徳ですが、問題なくフィットします。
固形燃料で自動炊飯が出来れば、その間にガスバーナーでおかず料理を同時進行で作ることが出来るので時短になります。
【オプション】湯切りが出来るまな板、収納ケース
マルチボードという専用のオプションパーツが発売されていました。
フタにして湯切りしたり、ミニまな板として使うことが出来ます。
鍋と一緒に収納できるし、お値段も高くはないので1枚あると何かと便利そう。
ギアツールBOXという収納ケースも新たに登場。
山クッカー角型3、CB缶1本、シングルバーナーなどが入るほか、蓋のメッシュポケットにカトラリーなどの小物を収納できます。
四角形の収納性を損なわず、利便性も向上するので結構人気があるようです。
オプションパーツが出るということは、人気製品の証!
【まとめ】長く使える機能性・信頼性抜群のッカーセット
ソロキャンプ向けクッカーはたくさんあれど、一歩抜きんでているのがこのクッカー。
使えばわかる、四角の便利さと丈夫さ。
ちょっと高いけど、クッカー選びで迷ったらこれを選んでおけば間違いなし!初めてからベテランまで、ずっと使える頼もしい道具の1つになりますよ。
定価は7,920円ですが、人気ゆえにキャンプシーズン前はお値段高騰したり売り切れになりやすいです。
購入時は価格をチェックし、定価以下ならお早めの購入をおすすめします。
山クッカー角型3 エントリーセットはおすすめしない
クッカーにマルチボードとカトラリー3種がセットになった「エントリーセット」が23年限定で登場しました。
が、個人的にはオススメしません。
理由は、金属のクッカーに金属のカトラリーを使うのが嫌いだからです。
スプーンやフォークはチタン製ですので、鍋にカツッ!と当たってしまいます。
この金属同士が擦れる音、苦手な人にとってはめっちゃ苦痛なんです。
家庭で金属の食器と金属のカトラリーを使う人は少ないと思うので、これに気づかない人も多いかも知れません。
そんな人にオススメなのが、同じユニフレームのFDシリコンスプーン。
先端がシリコンなので擦れる音が出ず、鍋に付いた汚れなどを掻き取るにも便利です。
またフライパンのフッ素樹脂コーティングを傷つけないので、鍋の耐久性も損ないません。
いろんなカラーバリエーションもあるので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
それでは!
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