キャンプ道具を揃えたら、次にぶつかるのが「どうやってバイクに積むか」という壁。
車のようにトランクがあるわけでもないので、バイクの積載は工夫と経験がモノを言う世界です。
積み方が甘いと、走行中にバッグがズレたり、最悪落下してしまうこともあり得ます。
そんなトラブルを防ぐには、「バッグ選び」「荷造り」「固定」の3つの基本をしっかり押さえることが大切です。
本記事では、常にかっこよく使いやすい積載方法を追求している「積載マニア」のヒスケが、6つのポイントに分けて解説します。
・バイク特有の積載ルール(法令)
・キャンプ向けのバッグ選び
・荷造りと荷物整頓のコツ
・バッグの固定と注意点
・雨対策
・バッグに入りきらない時は…
このページを読んで、荷物の運び方に不安をなくし、安全で快適なキャンプツーリングを実現しましょう!

ガンガン走っても落ちないように、しっかり固定なきゃね!
積載の基本ルール(法令)
キャンプ道具をバイクに積むときに、忘れてはいけないのが「道路交通法で定められた積載ルール」です。
知らずに違反してしまうと、最悪の場合は取り締まりや罰則の対象になります。
ちょっと小難しい話になりますが、要は「荷物がはみ出すぎるとダメ!」ってことです。
二輪車(普通自動二輪)の積載ルールは以下の通り。
| 幅 | 乗車装置or積載装置から15㎝以内 |
| 長さ | 車両後端から30㎝以内 |
| 高さ | 地面から2m以内 |
| 重さ | 60㎏以内 ※50㏄は30㎏以内 |
特に引っ掛かりやすいのが左右のはみ出し幅。
車体(正確には乗車装置or積載装置)からそれぞれ15㎝以内のはみ出しに抑えなければいけません。


車体からたった15㎝!?もっとはみ出してる人いるけど、あれは違反なの?
確かに、バイクから大きくはみ出した積載をしている人もいますよね。
あれらはすべて違反となる訳ではなく、大きな荷物でも合法的にバイクに積載する方法があるんです。
詳しくは↓以下の記事で解説していますので、是非一読ください。
これを読めば、「自分のバイクにどれだけ大きな荷物が載せられるか」が分かるようになります。
次のステップでは実際にバッグ選びについて解説していきますので、早めに読んでおきましょう!
キャンプ用バッグの選び方
積載ルールを確認したら、いよいよバッグを選んでいきましょう。
バッグであればなんでも良いのですが、強度や取り付けやすさ、雨対策などを考えるとバイク専用品がおすすめです。
それも、キャンプで使うことを想定した大容量で使い勝手の優れた製品を選びましょう。

各種メーカーからキャンプでも使える大型バッグが発売されています。
種類も結構多いので、その中から選ぶ時は、以下の条件を満たすものを選びましょう。
・容量50L以上(初心者は荷物がかさばりがち。できれば70Lほどあると安心)
・固定しやすい付属品や工夫がある(自分のバイクに取付できるか?をイメージ)
・雨対策されている(バイク専用品であれば、大抵レインカバーが付属するはず)
・使いやすい工夫がある(仕切りやポケットの有無。荷物の出し入れする時を想像する)
正直、バイク専用品であれば製品は似たようなものが多いです。
どれもバイクで使うことを想定しているので、機能性や使い勝手などはほとんど同じなんですよね。

ここから選べば失敗は無し!中でもタナックスは一歩抜きんでているね。
さらに詳しい選び方や、おすすめのバッグを知りたい方は↓の記事をご覧くださいませ。
荷造り(パッキング)のコツ
バッグを選んだら、次はその中にどうやって荷物を詰め込むか=パッキングが重要です。
適当に突っ込むと、キャンプ場で必要な物がすぐ取り出せなかったり、バイクの走行バランスが悪くなるなどの危険にもつながります。

荷造り(パッキング)で大事なことは、以下の3点。
・スタッキング(荷物の圧縮や隙間を埋める工夫)で小さくまとめる
・重量バランスを意識する(重い物は下・左右の中心へ配置する)
・取り出す順番を考慮する(すぐ欲しい物、先に取り出したい物を優先する)
これが、いざやってみるとなかなか難しく、センスが問われる作業になってきます。
テントはどこに入れよう、一緒に使うペグやハンマーもここ、カッパはすぐ出せるところに…等。
キャンプシーンを想像しながら、荷物を出したり入れたり。その「準備」や「工夫」も楽しみの一つです!

本番よりも準備の方が楽しかったりするよ!遠足と同じだね~
ちなみに…
「荷物が入りきらない!もっと小さい道具を選べば良かった…」
「新しいキャンプ道具を買ったのに持って行けない!」
「もっとたくさん入るバッグを買えばよかった…」
こういった話はキャンツー経験者なら誰もが通る道なので、安心してくださいw
キャンプをするごとに新しい道具が増える、コンパクトな道具が欲しくなる。これが「キャンプ道具沼」なのです…。
↑少しでも上手く荷造りが出来るように、私なりのアイデアや工夫ポイントをまとめました。
良ければご覧ください!
固定のコツと注意点
当然ですが、バッグはガッチリと固定されていなければいけません。
走行中は加減速Gや走行風などを受けてズレやすいので、バイクと一体になるぐらい堅固に縛るようにしましょう。
その基準は「バッグを揺らすとバイクが一緒に揺れるくらい」と言われています。
(参考:タナックスのX投稿)
特に、減速Gによる前ズレに注意。背中に当たり、ライディングの妨げになります。
これが結構バカにできなくて、背中に当たってるだけなのに腰が痛くなってくるんで、すごく不快なんですよね。
ベルトを追加して、後ろへ引っ張るなどの工夫をしておくと、快適に走れますよ。

その他にも、バッグの固定に関する注意点がいくつかあり
・バッグやベルトでテールランプが隠れないようにする(めちゃ危険!)
・余ったベルトが垂れて、タイヤに巻き込まないように処理する。
・走り出して30分ほどしたら一度点検する。休憩ごとに緩んでいないか確認する。
などに気を付けましょう。
バイクでの荷物落下や荷崩れは、事故やトラブルに直結します。
自分だけでなく、対向車や後続車にも損害を与える可能性があるので、積み荷は確実に固定し、マメにチェックする癖をつけましょう!

私は、走行中にサイドパニアの蓋が空いて、荷物をばら撒いたことがあります…
積み荷の雨対策
バイクと雨は切っても切れない関係。
天気予報をチェックしていても、山間部や海沿いでは突然の雨に遭遇することも珍しくありません。
キャンプツーリングでは荷物の量も多く、しかも寝袋や着替えなど「絶対に濡らしたくない物」もあるので、しっかりとした雨対策が必要不可欠です。

バイク用のバッグであれば、ほとんどは専用のレインカバーが付属してきます。
上から被せるだけで濡れから守ることができるので、降り始めたらサッとかけられるようにしておきましょう。
基本的には、雨対策はこれでOK。

ターポリン素材などの防水性能の高いバッグを使えば、レインカバーを使わずとも雨を完全シャットアウトしてくれます。
いちいちカバーをかけるのが面倒ですし、高速道路を走行中ですぐ止まれない場合などもありますので、初めからこういった物を選ぶのも一つの手ですね。
参考:WILD HEARTの大容量防水バッグ!結局使いやすいのはシンプルな物。

私はどっちかというと防水バッグ派!


着替えや寝袋、食料など絶対に濡れては困るものは、ビニール袋やスタッフバッグなどで包んでおくのもおすすめです。
衣類圧縮袋などを使えば、防水と荷物の圧縮が出来て一石二鳥。
アウトドアメーカーからも破れにくい物が出ていたりするので、探してみてはいかがでしょうか?
他にも、シングルバーナーなどのガス機器や、蚊取り線香、モバイルバッテリーなどの電子機器など、濡らしたくない荷物って結構あります。
雨が降ってから出来る対策にも限りがあるので、荷造りの段階で雨を想定した防御策を施しておくことが重要です。

なんせ私はよく雨に降られる「雨男」。何度も痛い目に遭ってきました…。
まとめ:積載は安全・快適な旅の土台になるもの。
ここまで、キャンプツーリングにおける積載術について、以下のポイントを解説してきました。
今回の内容を簡単におさらいすると…
・荷物はみ出しに注意。15㎝以上の場合は法令を要チェック!
・バッグは専用品が圧倒的におすすめ。
・荷造りは重量バランスと使う順番を意識する。
・確実な固定とこまめなチェックを忘れずに
・雨対策は必須。荷造りの段階で工夫しておこう。
いかにコンパクトかつバランスよく使いやすく、安定して積み込むか。
これが難しくもあり楽しくもる、バイクキャンプ特有のテーマですね。

「積載を見れば熟練度が分かる」とよく言います。
荷物の積み方を見れば、それまでの経験や苦労が見えてきますし、考え抜かれた積載はどれもかっこいいんです。
是非、いろんな先輩方の積載も見て参考にしながら、理想の積載術を身につけましょう!






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