鳥羽キャンツーでは、ポップアップテントであるクイックアップドームWも持って行きました。
テント自体は非常にバイクキャンプ向きで良いのですが、積載が難しいという課題があります。
今回どのようにして持ち運んだのか、そして見えてきた課題を振り返ってみようと思います。
今回はこう載せました
テントをシートバッグの上に載せるスタイルです。
この載せ方のメリットは
・キャンプ場に着いたら、すぐテントが降ろせる → すぐ設営できる!
・撤収時、テントを最後に載せることが出来る → 片付けやすく、乾燥時間を長く取れる
といった点があります。
秒速設営・撤収が長所でもあるこのテントを活かすには、この形が一番だと思うんです。
特に雨の日だと、出来るだけ速く、かつ他の道具を出すことなくテントが設営出来れば、荷物を濡らすリスクが減らせます。
撤収も同様で、テント内でぎりぎりまで荷物まとめておいて、最後にテント畳んでボン!と載せればよいのです。
一方でデメリット、というか課題もありまして。
・テントの収納袋に固定箇所が無い → ベルトなどで強く締め付ける必要がある
・テント自体が変形するので、強く固定できない。そのためズレやすい → 固定方法に工夫が必要
・直径60cmのテントを置く場所が必要 → 積載場所や条件が限られてくる
・見た目がなんかダサいw → 諦めましょう( ˘ω˘ )
など、主に積載方法の制約が多いことが挙げられます。
それでは、今回の積載の詳細と、その対策をご紹介します。
積載の詳細と課題

横から見た図。
リアシートにはかさ上げ用の背の低いホムセン箱、その上に防水バッグを置いています。
テントはその上に載せています。それだけでははみ出るので、リアボックスにもまたがる様に設置しています。
固定は黄色のゴムロープだけ。



非常にシンプルな積載で、特にテントの積み下ろしはロープをずらすかフックを外すだけなのですごく簡単。
見た目はダサい・・・とは言いつつも、横から見ても後ろから見ても案外テントの存在感はありません。
(いや・・・あるんだけど・・・気にしてないフリをしてるだけw)
この積載の課題は、とにかくテントがズレやすい事。
ゴムロープなのでガッツリ固定できているわけではなく、抑えているに過ぎないのでブレーキを掛けると前にズレてきます。
背中にモノが干渉し続けるというのは非常に不快です。
あまりにも邪魔なので、道中でホームセンターに寄り、ズレ防止のゴムシートを購入してテントの下に敷いてみました。
ただ、このシートの効果はさほどなかったかな。またすぐズレてきました。
次に、ゴムロープを固定している場所を変更して、テントを強く抑えられるようにしました。
私のCBはフルパニア化してあるので、そこら中にフレームが走っています。
ゴムロープを掛ける場所はたくさんあるので、どうにでも調整できるわけです。
こちらはそこそこ効果があったようで、走行中のズレ量が抑えられたように感じました。
ズレることへの対策としては、ゴムロープを使うよりは幅の広い調整式ベルトで抑えた方が良いと思います。
ゴムロープは負荷がかかるとどうしても伸びちゃいますからね。
テントに負荷がかからない程度で、きっちりとベルトで抑えて保持してやればズレにくくなると思います。
まとめ

ということで、今回クイックアップドームをバイクに積んで持って行ったレポートでした。
これまではバイクにポップアップテントは非現実的かなぁと思っていましたが、今回の実験でかなり現実的になったと感じました。
おさらいとして
・テントを平面的に置けるように、バッグの高さを工夫する
・ゴムロープではなくベルトできっちり固定する
であれば、バイクでポップアップテントを持ち出すことはそう難しくないと考えます。
ポップアップテントは圧倒的な設営の簡単さが魅力。
特に移動とキャンプを繰り返すような移動型キャンプツーリングでは、この簡単さの重要性が身に染みるはず。
夕方や夜にキャンプ場に着いて、ササッと設営出来れば次の行動(お風呂や買い出し、料理など)にすぐ移ることが出来ます。
それは、現地でゆっくり過ごす時間、休息の時間が長く取れるということ。
あわただしいキャンプの連続では疲れも取れません。
だからこそ、秒速設営のポップアップテントはバイクに向いている!と考えるわけです。
クイックアップドーム以外だと、ケシュアの2セカンドもポップアップですぐ設営できますよね。
いつか、ポップアップテントブーム来て欲しいな!
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