キャンプツーリングを始めたい!というあなたへ、バイクキャンプ歴8年、合計80泊以上の「自称そこそこキャンパー」のヒスケが、マットの選び方とその理由を解説します。
マットは睡眠に関わる特に重要な道具です。選び方・使い方を間違えると高価なものでも役に立ちません。
値段やスペックばかりではなく、正しい選び方・使い方を知ることが失敗しないマット選びのポイントです。
クローズドセルマットの特徴:気軽に使える

軽量のフォーム素材で出来た、シンプルなマットです。
安くてシンプルなものから、断熱性の高いハイスペックなものまで、幅広いラインナップがあります。
メリット 広げるだけで使える手軽さと、雑に扱っても壊れる心配がない。
デメリット 厚みは薄目なので寝心地はいまひとつ、小さく収納することが出来ないので嵩張る。
おすすめのクローズドセルマット
キャンパー人気が特に高い定番モデルが、このサーマレストのZライト ソル。アコーディオンのようにパタパタと広げるだけで使えるので、準備も片付けもめちゃくちゃ速くて楽です。
地面からの冷えをブロックするだけでなく、アルミが体の熱を反射するので背中が暖かい!春・秋もキャンプするなら絶対に持っておくべき神アイテム。
サーマレストはちょっと高いよ・・・
って人は、Soomloomのマットがオススメ。
ほとんど同じ作りでありながら半額以下なので、とても買いやすいお値段。
昔は選択肢が無くてサーマレスト一強だったけど、今から買うなら安いSoomloomでも十分使えます。
サーマレストと格安アルミマットの比較は↓の記事からどうぞ。
エアーマットの特徴:寝心地と収納サイズ

空気で膨らませるタイプのマット。口で膨らませるのはもう古い!イマドキはポンプ付きが当たり前です。
扱いには注意と慣れが必要ですが、うまく使いこなすとかなり便利です。最近のイチ押し。
メリット 厚みがあるので寝心地が良い。収納サイズがめちゃくちゃ小さい。安いモデルが増えた。
デメリット 断熱性が無いので寒い時期は単体で使えない。通気性が無いので背中が蒸れる。穴が空くと使い物にならなくなる。
おすすめのエアーマット
ポンプバッグで空気を入れるタイプなので、組み立てがめっちゃ速くて楽にできるモデル。
厚さ7cmで寝心地も抜群。枕も付いているのに収納は8x27cmと超コンパクト。
冬キャンプでのエアマットの底冷え問題と対策については↓の記事で紹介しています。
コットの特徴とおすすめ商品

キャンプ用の組み立て式ベッドをコットと言います。高いイメージがありますが。5千円くらいから買えます。
快適度は爆上がり間違いなしの逸品。私はコット使い始めて「キャンプで昼寝」が恒例になりましたw
メリット 極上の寝心地(自宅ベッドより良い)。夏は背中が蒸れないし、冬の土間スタイルに使える。
デメリット 収納サイズが大きく、重い。組立の手間がかかる。バイクにはちょっと贅沢品。
おすすめのコット
収納サイズと値段のバランスが良い、バイクでも使いやすいコット。シンプル構造なので、初めてでも迷わず組立出来ます(約1分)。その分少し力が要りますが、コツを掴めば大丈夫。
コットを使って気付いた、嬉しい予想外が床下収納という裏技。↓こちらから詳細をどうぞ。
マット使い分け:クローズドセル+エアーが無敵です
ここまで各種のマットをご紹介してきましたが、本当にどれも捨てがたい長所があります。
どれかひとつを選べ、と言われても私は無理です!w
なので、私がおすすめのマットの運用をご紹介します。
スバリ「クローズドセル+エアーのダブル持ち」です。
マットを2つ持って行く理由
私は元々(左)クローズドセルマットでキャンプツーリングをしてきました。
しかし、キャンプで快眠できると翌日に疲れが全く残らないことを感じ、(右)エアーマットを追加で持って行くようになりました。
エアーマットはコンパクトに収まるので、追加で持って行っても荷物になりませんからね。
マットの使い分け
(左)地面が硬い、寝心地が悪いと感じる時:エアーマット単体で展開。(クローズドセルマットは座布団として使用)
(右)気温が低く底冷えするなと感じる時:エアーマットの下にクローズドセルマットを敷いて断熱。

エアーマットは背中が蒸れるな、と感じるほど暑い時:クローズドセルマット単体で寝る。(アルミは地面側に向ける)
万が一、エアーマットがパンクしてしまった時:クローズドセルマットがあるので、最低限の寝心地は確保。
こんな感じで使い分けています。
エアーマットもクローズドセルマットも3,000円ほどで買えるので、合わせても6,000円ほどで真似出来ます。
アレコレいろんなマットを買って試してきた、私なりの正解というか結論です。
まとめ:エアーマットが安価で買える時代に感謝
ということで、マットの選び方と私なりの結論をご紹介してきました。
マットの選択肢も様々ですが、最近ではエアーマットの海外製品が多く出回り、安く買えるようになったのが大きいですね。
気軽に試せるようになり、もしダメになっても買い換えやすい環境になったと思います。
私がキャンプ始めたころは、エアーマットというと1万円近いし空気入れるのも大変だしで、高いわりにいい印象がありませんでした。
しかも、取り扱いを間違えてお高いモンベルのエアマットをダメにしてしまったという痛い過去もあります。悲しい経験談は↓こちら。
この記事をご覧の皆様は、同じミスをしてしまわぬようご注意くださいませ。。。
ということで以上、キャンプツーリングにおすすめのマット紹介でした。
なお、こちらで紹介しているのはあくまで春・夏・秋にキャンプするための道具であり、真冬には通用しない場合があります。
(真冬はバイク走行が危険なので、キャンプツーリングはおすすめしません)
かなりポイントを絞った紹介となりましたので、もし分からないことがあればコメントやお問い合わせから質問頂ければお答えいたします!
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